「たくさん読む」よりも「何を読む」の方が10倍重要
皆様はどのように本を選びますか? 特に基準はないという方のほうが多いかと思います。自分もこの本を読むまでは「本を選ぶ基準」は考えずに購入していました。
しかし、樺沢紫苑さんは、タイトルにもある通り、「たくさん読む」よりも「何を読む」の方が10倍重要と述べています。
今回は、どのようにな基準で本を選ぶべきかを、樺沢紫苑さんの著書を読んで知った内容をご紹介させていただきます!
守破離読書術
この見出しの意味は、「本の難易度と自分の知識量を考慮して選ぶ」ということです。例えば、ギターをやったことがない人が、いきなり「ギターの弾き方」についての本を読んでも意味がないのと同じです。まずはギターのコードから覚えることから始めなければ、楽譜を読むことすらできないのです。
自分の知識がどれくらいで、今選ぼうとしている本の難易度はどれくらいなのかを考えて購入しなければ、成長につながらない読書になってしまいます。そのような読書は時間とお金の無駄です。
そこで、樺沢紫苑さんは、本の難易度を「守破離」という表現で伝えています。「守」は基本的な内容。「破」は応用的な内容。「離」は自分の考えを新たに構築する内容と、本の難易度を分けることができます。
ぜひ上記の内容を参考にし、自己成長のための投資を効率的に行いましょう
お勧め読書術
皆様は「この本いまいちだな~」と感じたことはありますでしょうか?自分は何冊かそのような本に出会うことがあります。せっかくお金を払っているので、できるだけ避けたい本ですよね、、、
※ここでは上記のような本を「はずれ本」と表記します。
樺沢紫苑さんは月に30冊も読むため、自分よりも多くの「はずれ本」を読まれるそうです。皆さんも同じ感情を抱いているのではないでしょうか。
そこで、樺沢紫苑さんができるだけ「はずれ本」を読みたくないため、実践している方法を2つ紹介します。
①なりたい人が勧めている本を選ぶ
なりたい人がお勧めしている本は、その人が成長するために必要になった本です。「はずれ本」なわけはありません。
②バックグラウンドを知っている人のお勧めする本を選ぶ
お勧めされた本は、勧めた人の価値観によって変わります。そのため、バックグラウンドを知っている人の方が、どのような性格なのか、どのような環境で育ち、どのような考えを持っているのかがわかります。
例えば、親がどちらとも医師の子がお勧めする、医療についての本であれば、信頼感があるのと同じことです。
①②をまとめると、どのような内容の本がお勧めされているのかよりも、誰が勧めている本なのかの方が重要ということです。
ビジネス書のサマリーを活用する方法
樺沢紫苑さんがお勧めする無料の書評メルマガを紹介します。
藤井孝一さんが発行する「ビジネス選書&サマリー」です。
メルマガをお勧めする理由としては、本のサマリー(要約)を読むだけで「気付き」を得ることができるのです。「もっと深く知りたい」と思ったら購入すれば良いのです。ぜひ試してみてください。
芋ずる式読書術
樺沢紫苑さんは、「もっと深く知りたい」と思った場合は、その本の「参考文献」を読むそうです。そうすることで、自分の興味のある分野をより深く理解することができると述べています。
参考文献を読み進めていくことで、その分野を網羅することができます。 また、上記の方法で読書する場合、短期的に行うことが勧められています。理由は、複数の同じジャンルの本を比較して読むことができるからです。 「あの本は~と書いていたけど、この本は~と書いているな」という具合に。
上記の方法を行うことで、記憶の連結が起こり、圧倒的に記憶に残りやすくなるのです。
最後に
いかがだったでしょうか! 月に30冊もの本を読む方のアドバイスということもあり、説得力があると感じたかと思います。
自分はコーチングについて興味があるため、「芋ずる式読書術」を用いて深ぼっていきたいと思います。他の方法も活用し、読者の皆様も「記憶に残る読書」をしましょう!
他にも、樺沢紫苑さんの「精神科医が教える読んだら忘れない読書術」を読んだ感想や、実践している内容を投稿しているので、ぜひチェックしてみてください!