仕事始めに気をつけたい心の整え方
こんにちは。しんしん心理研究所の心理師Shingo(しんしん)です。
今日から仕事始めの人も多いのではないでしょうか?年末年始の休暇が終わり、新しい年が始まるとともに仕事も再開します。この時期、多くの人が休暇明けの憂鬱やストレスを感じることがあります。長い休暇を過ごした後、仕事モードに切り替えるのは簡単ではありません。今回の記事では、仕事始めに気をつけたい心の整え方についてご紹介します。
自分の感情を認識する
まず大切なのは、自分がどのような感情を抱いているのかを認識することです。休暇明けの憂鬱感や不安感を否定せず、「今、自分は少し不安を感じている」と素直に受け止めましょう。その上で、その感情に対処する方法を考えます。
例えば、“仕事が山積みになっているのでは?”“上司や同僚とのコミュニケーションがうまくいくだろうか?”など、具体的な不安要因を洗い出してみてください。不安を漠然と感じているだけではなく、その原因を明確にすることで、対策を考えやすくなります。
また、不安や憂鬱感を他人と共有することで軽減されることもあります。同僚や家族、友人と話すことで、共感や具体的なアドバイスを得られるかもしれません。時には自分自身へのメモを書くことで、感情を整理するのも効果的です。
スモールステップで始める
休暇中のリズムから仕事のリズムに急に切り替えるのは大変です。そのため、スモールステップで物事を進めることが重要です。
まずは机周りを整える。
メールを確認し、優先度の高いものをピックアップする。
1日のタスクを小分けにして、取り組みやすいところから手をつける。
これらの小さな行動が、気持ちの負担を軽減し、スムーズに仕事に戻る助けになります。また、休暇中に持ち帰ったポジティブなエネルギーを活用し、休暇中の出来事を同僚と共有することで、リラックスした雰囲気で仕事を再開することも可能です。
休息を適切に取る
仕事始めの数日は、無理をせずに適度に休息を取ることも大切です。特に、“休暇明けは頑張らなくては”というプレッシャーを感じやすい人ほど、自分に優しくする意識が必要です。
例えば、昼休みを利用してリラックスできる音楽を聴く、軽いストレッチをする、深呼吸をするなど、短時間でできるリフレッシュ方法を取り入れてみてください。また、夜は早めに就寝し、十分な睡眠を確保しましょう。
さらに、週の途中に意識的に早めに退勤し、家でのんびり過ごす時間を作るのも良いでしょう。仕事以外の活動や趣味に時間を割くことで、気分転換が図れます。
自分にご褒美を与える
モチベーションを高めるために、自分に小さなご褒美を用意するのも効果的です。
仕事が終わったらお気に入りのカフェでリラックスする。
ずっと気になっていた本を購入して読む。
自分への励ましとして好きなスイーツを楽しむ。
こうしたご褒美を設定することで、仕事への取り組みが前向きなものになります。また、週末にちょっとした旅行や、気の合う友人との会食を計画することで、さらにメリハリのある生活を送ることができます。
ポジティブな目標を設定する
新しい年のスタートに合わせて、ポジティブな目標を設定するのも良いでしょう。
自分のスキルを向上させるために学びたいことをリストアップする。
健康管理のために毎日10分間の運動を習慣化する。
職場での人間関係をより良くするために、感謝の気持ちを伝える習慣をつける。
目標は大きすぎず、実現可能な範囲で設定するのがポイントです。達成感を得ることで、仕事への意欲も高まります。
さらに、目標を定期的に見直し、必要に応じて修正することで、柔軟に対応することも大切です。目標達成に向けた進捗を記録することで、自分の成長を実感しやすくなります。
サポートを求める
一人で抱え込むのではなく、周りの人にサポートを求めることも大切です。同僚や上司、家族や友人に、自分の気持ちを共有してみてください。また、心の負担が大きい場合には、専門家のカウンセリングを受けるのも一つの手段です。
社内の相談窓口や外部の専門機関を利用することも視野に入れてください。また、オンラインで利用できるメンタルヘルスサポートサービスも増えているため、気軽にアクセスしてみるのも良い方法です。
自分を責めない
仕事始めがうまくいかなくても、自分を責めすぎないことが重要です。休暇明けにペースが戻るのは時間がかかるものです。完璧を目指さず、自分のペースで進めることを大切にしてください。
時には小さな失敗を受け入れ、それを改善の糧にすることで、前向きな気持ちを保つことができます。また、自分ができたことに目を向け、ポジティブな側面にフォーカスする習慣をつけると、気持ちが楽になります。
まとめ
仕事始めは、心身ともに負担がかかりやすい時期です。しかし、少しの工夫でその負担を軽減し、スムーズに新しい年をスタートさせることができます。例えば、日々のスケジュールをあらかじめゆとりのあるものに設定したり、仕事以外の時間を自分のリラックスや趣味に充てることで、バランスを取ることが可能です。
さらに、仕事の合間に短時間でも深呼吸や瞑想を取り入れると、気持ちを落ち着ける効果が期待できます。自分自身に対して優しく接することは、長期的な心身の健康を保つ上でも非常に重要です。無理のない範囲で行動を始め、少しずつ新しいリズムに慣れていくことを意識しましょう。今年が素晴らしい一年になることを心から願っています。
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