あぁ寒いの嫌だな
あぁもうすぐ今年が終わる。師走が近づくにつれ日に日に寒くなっていくにつれて気分が下がっていく。僕のこの気分の低下は気温の低下とともに毎年恒例になりつつ、かといって慣れるというわけでもなく、いや、鳥取で冬を過ごした二年間で少しは慣れただろうか?とにかく冬になると僕は人間なのに動物みたいに冬眠をしたくなるのである。
かといって冬眠するのは世間が許してくれるというわけでもなく、「こうやって文章を好きなときに書きながら、お金まで入ってこないかなー」などと変な妄想を繰り返したり、現実と向き合ったり、これといった変化という変化はなく今年も過ぎ去っていくのを痛切に感じているところだ。
文章を書いてお金を貰う、もちろんこのノートだって有料記事にしたり様々な方法があるだろう。しかしそうするつもりはこれっぽっちもさらさらない。
お金のために文章を書くのは嫌だ。最近、投稿する記事が、自分の本当の気持ちを投げ出すために書くというよりは読者にどう見られるかを意識しすぎて書いていたかのように、書いた記事を読み返すと思ってしまう。
なんか文章下手になってない?自分。
テンポもリズムも良くない読みにくい文章を書いてしまってるなあ。
フォロワーも最近は少しづつだが増えてきてSNSっぽくなっていかないか不安だ。
最近は少しのことで満たされることも多くなってしまって、文章を書くという行為を蔑ろにしつつあるのがそれ以上に不安。
書きたいときに書けばいいと思うし、もっとフランクに気負いせずに今日みたいな日記みたいに文章を書いてみてもいいのかもしれない。
だけど、だけど、書きたいことが出てこない。
これも全部、全部、寒さのせいだ!
取り乱してしまった、、
音楽を聴きながら写真のフォルダを見返していると鳥取での生活を思い出して泣いてしまった。
楽しかったな。鳥取。また住もうと思ったことは2、3回くらいしかないけど。我ながらたくさん写真撮ってたなーって感じ。そりゃ腐っても二年だもん。愛着は少しは湧くよ。思い返すと思い出はいつだって感傷的に僕を刺してくる。思い出で生きられるなら本望。いい思い出なんて一つもないんだけどそれでも生きていて良かったと最後に思えるような、いや甘いか。でもそうでないとバッドエンドすぎて鬱。
「おやすみプンプン」くらいの憂鬱感が、「死にたくなったら電話して」くらいの退廃感が、心地よいと感じていたあの頃と今は何が違うんだろう。満たされてしまうのは怖い。何も書きたいことがなくなって、書けなくなってしまうのは嫌だ。
声に出すことで、書き出すことで、磨かれる言葉もあれば、沈黙によって磨かれる言葉もある。
少しの間、沈黙が必要な時期に入ったのかもしれない。まあどうせすぐに書きたくなるでしょ。そうやって俺は書いて生きてきたんだから。