高校生向け講演会
進路相談室・丸山です。
月の1/3から半分くらいはあちこちの高校で講演をやったり
文章の書き方講座をやったりということをしています。
そこで思うのは、
みんな、こんなおじさんの話をよく聞いてるなぁ・・ということ。
しっかりメモを取って
体育館とかだと、寒かったり暑かったりするけど
みんな真剣
講演の内容は進路全般のこと(昨今の受験情勢とか、
入試別の対策とか)や分野別・学部系統別の内容、大学と専門学校の違い、
面接対策、就職対策・・と多岐に渡ります。
時に模擬面接をやったりすることもあります。
あとは文章指導かな・・・添削もやったり。
年間、120~150本くらいやってるのですが、
正直、そこまで進学校・・いわゆる「トップ校」ではなく、
中堅から”進路多様校“と言ったところがほとんど。
でもね、ほんとみんなもがいてる感じが伝わってくるんですよ。
どうにかしたい、けれども、なんか気持ちも体も動かない・・
そんな感じ。
これはあくまで印象でしかないんだけど、
彼ら、漠然とした疑問の渦の中にいる気がするんです。
「この勉強って何に使えるのか」
好きな勉強、興味のある楽しい科目については、
無条件で勉強する。
でも、その他の科目は「やらなくていい理由」を探しているんですよね。
(いや、自分もそうだったけど)
だから、簡単な例で「こんな場面で使えるよ」というだけで、
結構興味持ってくれて、目の輝きがリアルに変わったりする。
もちろん、その生徒が一生使わない勉強もあるかもしれない。
でも、必ずこう言うんです。
「将来、学校の勉強で使わない事も沢山出てくるだろうけど、思ってもみなかったことで使うかもしれないんだよ。自分は高校まで数学が苦手で、大学では国文学。全く数学とは無縁になりたくてそうしてたけど、まさか自分が仕事でCGに触れることなんて想像もしなかったし、エンジンの構造を知らないといけなくなるなんて思ってもみなかった。高校の時に逃げずにやっておけばよかった、と何度思ったことか」と。
高校までの勉強はすべてにおいて基礎。
「基礎」って「それを知らないとすべての事が出来ない最低限度の覚えるべきこと」なんですよね。四則計算と九九が出来なければ、その先の計算ができないようなもの。
そういうこと話してあげるだけで、ほんとにその場の空気変わりますよ。
今の子たちって(Z世代、とまとめる気はないけど)、情報はいっぱい入ってくる。けれど、肝心の自分の求める答えがなかなかみつからないんだと思う。
だから、そこを話すようにしてます。
それ、高校なり中学が教えるべきことでしょ?という人がいます。
うん、そうなんですよ。
でもね、先生方、忙しすぎる。高校の先生方を見ててつくづく思う。
忙しすぎます。
働きを鑑みると給料も見合ってないし。
だからせめて
高校の授業、将来役に立つからじっくり聞いてみな。
自分の講演がそんなお手伝いになれば
いいなぁ・・と思いながらやってます。
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