FPSを始めよう!VALORANTから学ぶ、奥深いシューティングゲームの世界【SINRA GAMING】
こんにちは!心羅ゲーミングスタッフのよろずです。
このnoteでは、心羅ゲーミングが主に商品展開を行う、「FPS」の世界について紹介します。
現在では日本でもプロスポーツのような規模で大会が開催されることも多いシューティングゲームですが、ただひたすらに「敵を銃で撃つ」ようなゲームだと認識している方も少なく無いはずです。
そのため、若い反射神経が求められ、大人になればなるほど楽しめなくなってしまうジャンルだと勘違いされやすいことも事実です。
今回は、そんなFPSが実は撃ち合いだけではなく、多種多様な楽しみ方を知っていただくために、今回はVALORANTというゲームを用いてシューティングゲームの全てをこの記事で発信したいと思います。
FPSとは?どんなゲームがある?
FPSとは、「First Person Shooter」の略称であり、一人称視点で腕だけが表示されている状態でプレイするシューティングゲームのことを指します。
シューティングゲームには他にも「Third Person Shooter」と呼ばれる三人称視点のゲームも存在し、主にシューティングゲームはFPS・TPSのどちらかで構成されています。
FortniteやApex Legends、OverwatchやVALORANTなど様々なFPS・TPSが存在していますが、そのどれもに共通するのが「銃を構えて敵を撃つ」ということ。
敵よりも早く照準を合わせ、弾を撃つ。
高い反射神経が求められるため、若いゲーマーが特に活躍しやすいゲームジャンルです。
そのため若年層からは圧倒的な人気を誇るFPS・TPSでも、30代・40代のFPSプレイヤーは少なく、ハードルが高いゲームジャンルでもあります。
しかしシューティングゲームは、ただ敵を倒すだけではなく戦術や戦い方、試合中の対応力など経験が求められるため、ただ撃ち合いが強ければ良いというわけではありません。
そんなFPSの「撃ち合いだけではない部分」も、ぜひ知って頂きたいと思います。
FPSの最重要項目「エリア取り」とは?
FPSにおいて撃ち合いは極めて重要な要素ですが、最も重要な要素は「エリア取り」です。
VALORANTでは5vs5で攻守に分かれ、攻撃側は上記画像に黄色で示されている「サイト」
と呼ばれる場所に爆弾を設置し、爆発させるか敵を全滅すれば勝ち。
防衛側は設置された爆弾を解除するか、敵を全滅させれば勝ちとなります。
攻撃側、防衛側お互いに敵がどこにいるか分からないため、まずは敵の位置を探す所からゲームが始まります。
このようにVALORANTではルールがあり、その条件に従った上でゲームをプレイします。
では皆さんがこのゲームの「防衛側」の場合、どのように戦術を組み立てるでしょうか?
・攻撃側はどちらのサイトに攻めてくるか分からない
・敵の数は5人
・試合開始時敵は画像上部のATTACERSIDE SPAWNにいる
このような条件があるVALORANTでは、基礎となる戦術が大きく分けて3つあります。
1つ目は、「2:3で人員を分配する」ということ。
攻撃側の目的は、AかBに爆弾を設置することのみ。
しかし、攻撃側がA、Bどちらに爆弾を設置しに来るかは分かりません。
そうすれば、5人をAとBに2人、3人で分配し、敵の情報をバランス良く集め攻撃側が攻めてきたエリアに素早く味方を寄せることが効率の良い戦い方になります。
FPSでは人数が決まっており、出来ることに限界があるため、最大限の効率を如何に発揮して戦うかが常に求められます。
2つ目は、「エリアを3つに分けて考える」ということ。
マップを三分割すると、左側の①Aサイト、マップ中央の②「ミッド」と呼ばれる箇所、右側の③Bサイトと分けることができます。
攻撃側の目的はAサイトかBサイトに爆弾を設置することなので、守りの重要度は一見①か③、Aサイトの防衛とBサイトの防衛に人員を割くことだと思われがちです。
しかし②のミッドを良く見てみると、通路がAサイトにもBサイトにも繋がっていることが分かります。
AサイトとBサイトだけで防衛を行い、ミッドの情報が分からないまま試合を続けてしまうと、気づけばDEFENDERSIDE SPAWNまで攻め込まれてしまい、サイトを上からも下からも包囲されて、不利な状況で戦う羽目になる、ということも起こり得ます。
自分たちが今どこのエリアが安全か把握していないと、気づけば敵にエリアを奪われてしまい、敵がどこにいるか分からない状態で心理的に追い込まれ、不利な状況で戦いを強いられることもあるのがFPSの難しい部分です。
戦況は常に変化し、新しい作戦や戦術を組み立て、どうすれば有利に撃ち合いを行い敵を倒すことが出来るのか。常に思考を巡らせ戦うためには、経験や冷静な視点が求められるのです。
そして最後3つ目が「エイム(敵に照準を合わせる技術)」です。
ここでようやく撃ち合いが必要になります。
最重要ではないと言いましたが、エリア取りの次に重要なのがエイムであり、有利状況も不利状況も覆せる要素こそが撃ち合いです。
撃ち合いとはつまり、「敵を倒す」ということです。
先述したように、FPSは奥が深く、常にエリアを取るための方法を考えながらゲームをプレイする必要があります。
エリアを取るための作戦を企て、実行し、対決する中で、人員が一人でも欠ければ施行出来ない作戦はFPSには数多く存在します。
しかしそれはあくまでも、施行出来るプレイヤーがいるからであり、倒されてしまうとその作戦は全て白紙と化します。
作戦を壊す手段こそがエイムであり、日々ゲームをプレイすることで技術を磨き、チームに貢献することが出来ます。
作戦が無ければ勝てないし、相手の作戦を壊さなければ勝つことは出来ません。
自分の得意を活かせる奥深いFPS
以上が、FPSの基本的な構造です。
この理論が通用しないFPSは存在せず、優劣はあれどどんなFPSでもエリア取りと撃ち合いが必要です。
どうしても撃ち合いが目立ち、若いプレイヤーが活躍している印象はありますが、世界中のプロの中には30歳、40歳近い年齢で経験を活かした戦略を生み出し、チームを優勝へ導いているプロもいます。
その経験を積むために遅すぎるということはなく、何歳からでもFPSは自分の才能を発揮することが出来るのです。
年齢が障壁に感じ、挑戦出来ずにいる方はぜひこの機会にFPSに触れてほしいと思います。
次の記事では、そんなあなたの才能を遺憾なく発揮できる、「あなたに向いているFPS」を紹介します。
良ければ合わせてご覧ください。