【 落語の雑則 32】 細か過ぎていい
二つの言葉を思い出す
一つは放送大学
特別講義の
ある詩人のインタビューで
「詩とは出来るだけ詳細に
事実を伝えることです」
もう一つは
ディズニーランドの
ドキュメンタリーで
パレードのメンバーに
振り付け指導している先生が
「笑顔はね、
自分でおかしいんじゃないかと
思っちゃうくらいで
やっと伝わるものなんです」
落語は
様々な制約の中で
情動を状況で伝えるもの
その工夫は
詩と同じではないか
その工夫は
振り付けと同じではないか
細かな描写が
お客の中に残り
いつか微笑みを生む
そんな落語を追求したい
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落語を考える事は限りなく深い森の姿を探求する旅のようなものです。森の中にいる私には、森の外から見ての意見で、見えないものが見えてくると思います。そして、一人より二人、二人より三人と、誰かと一緒に考えて行きたいです。スキ、コメント、サポート、みんな大歓迎です。よろしくお願いします。