20140320 戦友
相談を受けた子に、
「私は、君の味方だよ」というのが、なんかしっくり来なかった。
「私は、○○さんよりも貴方の方が良い」と言うのも少し違う気がした。
色々考えて、直感的に出てきた言葉が、
「君の戦友で居たい。」という言葉だった。
何でも認めるだけの味方で居たいわけじゃない。
承認と受容だけしたいわけじゃない。そうして欲しいわけでもない。
一緒に歩いて欲しいし、一緒に歩きたい。
それぞれに足りないものを、足りているもので補完し合いたい。
役割や興味が変わったらきちんとさよならしたい。
しばらくして重なるものがあるならその時はまた一緒にやりたい。
戦友を英語辞書や国語辞書で引いてみた。
>「comrade(カムラッド)」(苦楽をともにする)戦友・仲間・同志・同僚
そうか。
苦楽を共にしたいんだな。
楽しさだけ一緒に味わうようなのはもう飽きているんだ。
ともにするったって、空間的物理的に一緒にいる必要もない。
出来ないなら別れればいいだけ。
いつまでも戦友で居続けるのは相当まれ。
相手だって進んでいくし、私だって進んでいきたい。
でも、何らか一緒にできる時があればそれは本当に奇跡だと思う。
たとえ一瞬であったとしても。
その奇跡を楽しみたい。
本気で苦楽を共にする気がある時だけ出来る奇跡を。
(引用)ヴィンランド・サガ14巻>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
クヌート王
「・・・余は今まで・・・
余と一緒に戦うものはそなたしかおらぬと思っていた。
だが、今日新たな仲間を得た
異なる道で同じ目標を目指す仲間を」
「良い気分だ。」
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