【体験談】コーチングを受けてみた。③
こんばんは!ページにお越しいただき、ありがとうございます。もへ子です!
本日はコーチング3回目。
前回の宿題は、「人生で納得できずにいること、消化できずに残っていることを10個」。
夫の実家に帰省していた私は、行きと帰りの移動時間でウンウンうなりながら、スマホのメモに書き留めてその後コーチング前にLINEで送った。
まずコーチング冒頭、送った内容を手書きしたか訊かれた。
移動中に考えたので、スマホにメモしたことを伝えると、ぜひ手書きで書き出してみてほしいと言われた。手で書くほうが脳が動くかららしい。確かに日頃日記を書いたり、気持ちを整理するときに紙に書き出すので、その点は共感だった。
そして肝心の中身。
正直、あまり過去を振り返らないタイプの私。(というか引きずるのが怖い。根がネガティブなので抜け出せなくなるのが見えており。)
なかなか10個も出てこなかったが、強いて言えば・・・という感じで絞り出した10個だった。
その中のひとつであり一番インパクトの大きいであろう、「両親の離婚」。
そこを掘り下げたいとHiroさんは言ってくださった。
どんな状況だったか、その時どんな気持ちだったか。一つ一つ丁寧に聞いてくれた。
私は当時のことを思い出しながら淡々と答えた。どこか他人の話をしている気持ちだった。
その部分をすぐにHiroさんは気づいた。
「あまり感情が動いていないですね?」
そのとおりだった。実はこのときに限らず、Hiroさんは私が心からそう言っていないときはすぐに気づいて指摘してくれていた。
なぜ感情が動かなかったか?
確かに父親が家を出たときはショックだったが、それは過去の話だし、そこについて振り返ってもあまり感情はない。
引っかかっているのは、両親が自分たち(子供)に向き合ってくれなかったこと、謝ってくれなかったことだと思う。
実は未だに離婚の直接の原因は聞けていない。勇気を持って聞いたこともあったが濁されたままだった。離婚当時、私は中学生。一番多感な時期に、自分の存在の根幹を揺るがされた事態を起こされたにも関わらず、両親はそのことをまるでなかったことのように接してくる。地元を離れて働く(親元のそばにいない)私を責めることもある。本当に納得がいっていないのはそこだった。
ということを語っていてその日は時間が来てしまった。
これはあくまで私が感じたことだけれど、同じ体験をしていない場合、どこかで思い込み(「きっと離婚したことで喪失感やさみしい思いがあったはず」)でヒアリングを進めてしまうことがあるのかな?ということだった。
なんとなく、そういう気持ちを引き出そうとして聞いてくれている気がしていて、でもそんな気持ちは持っていなかったので淡々と話してしまったように思う。
私自身、傾聴から始まる仕事であり、気をつけないといけないなと感じた点でもある。
実際のところ、当時も寂しかったとか、喪失感ではなくて、むしろ「不安」や「恐れ」「劣等感」が大きかった。
これから自分はどうなるんだろう、もう友人とは違う生活を歩まなければ行けないんだという不安。友人が持っている「両親がいる生活」「明日のことに不安を感じなくていい生活」を自分は持てない。
そして離婚する理由について聞きたいし、止めたいけど、踏み込むのが怖い。
今起こっている現実を受け止める事ができない。
そんな感情だったと思う。
翌日送ってもらったセッションの振り返りシートで、今回のワークの意図について、
「過去の辛かったできごとを思い出し感じることで、フタをしていたネガティブ感情を消化&昇華させること」との記載があった。
確かにヒアリングは途中までずれていたけれど、離婚したときのことを誰かに詳しく話したり、その時の感情を話したのは生まれてはじめてで(夫にも詳しくは語ってない)、すでに一種のカタルシスがあった。
また同じく振り返りシートの中で、
「親子関係は私の他人との付き合い方の土台であり、親子関係の解けない感情を癒やすことができれば、人間関係の問題は解消する」とも。
私が想像していたコーチングは、もっと
「目標しっかり定めて、それを実践している人をロールモデルにしてその人の行動をモデリングしましょう!」みたいなものをイメージしていたので(※周囲の数名の体験談から)
どっちかというと一昔前に流行った鏡の法則みたいだな…と感じた。
Hiroさんは私のセンシティブな過去に土足で踏み込んだようなことをしたことを詫びてくれて、その上で真剣に向き合うと言ってくれた。
その言葉はとても嬉しかったけれど、両親への思いを解くということ自体、心が拒否反応を示しているのも感じ取った。
そして、次回やること
・今回の宿題(納得できずにいること、10個)を手書きで書き出す
・その一つを選んで次回は回想し、感情を感じ取ることをしていく
さて、どんな結果になったか・・
また次回!