「リスクの芽」を摘み取る
おつかれさまです
なかなか花粉がきびしい今日この頃
どうも・しののめです
さてさて
組織のエンゲージメントを向上させるうえでかかせないのが
「リスクの芽」を摘み取る、というのがあります。これは会話をしていての「違和感」に現れます
人間、誰しも対人関係のトラブルは嫌なものです。また、そのトラブルを回避する行動も避けたいものです。会話中に何か違和感があっても、「どうしたの?」「なんかあった?」と聞いてしまった、「実は・・」とトラブルが出てくるのを嫌います。スルーして「気のせい」で済んだり、見えないところで解決されるのを望んでしまいます。ですが、「リスクの芽」は摘み取らないと一気に成長した時、それこそ厄介なものとなります。表面化すると組織エンゲージメントは低下の道を歩みます。以前のお話でも書きましたが人間は自身をなかなかしっかり見れません。モチベーションが下がっていたり、気になることがあったり、否定的なものやストレスがあっても「社会人たろう」として無理をします。心に隠そうとするのですが、隠しきれないものが表層に「芽」として出てきます。
例えば代表的なものが「生返事」。
「そうですねー」「はいー」「いや、別にー」とか。内心は意見を言いたい、でも言えない、でも、嘘もつけない。出てくるものがこれです。
あるいは「愛想笑い」「苦笑い」。
これも構造は同じです。選択がこれしかないのです。取り繕うという意識が最優先されるわけです
また「話が飛ぶ」「話が急に表れる」というのもあります。通常ですと話題を変えるのは気を使うものなので「そういえば」「ところで」とかワンクッション入ります。それが自分の問いかけに対して「あ、電車って何時でしたっけ」とか急なさえぎりがはいったり、はたまた脈絡もなく「部長って会議のことなんか言ってました?」とか。これはだいぶ「芽」が大きくなっている状態。無理にでも場面を変えたい意識が働いています
それ以外にも視線であったり、しぐさや動作であったり。「芽」はいろいろ出てきます。
ので。
単純なことなんですが「会話は相手としているもの」としっかり認識を。「自分の意見を伝える」のであって「意見を発する」に気が行き過ぎないように。そうすることで「芽」が発見できます
そして「芽のうちに摘み取る」こと。違和感は信頼できます。たとえ気にしすぎであったとしてもアクションをすることは損にはなりません。「なんか今日は機嫌悪いんだろう」とおいておくと厄介なことになりまねません。
対人関係はある日突然に悪くなりません。積み重なって徐々に変化します。
とくに昨今はSNSが浸透しています。短い文字です。いろんなすれちがいや勘違い、思い違いがおこるものです
違和感を感じたら、是非、早めの直接会話を。
違和感はリスクの芽。リスクの芽は早期に摘み取る
これが大事です
一昔前の組織ならば「飲みにイコカ!」で摘み取っていたのですがね。
このご時世なかなかむつかしく。
ので余計こと注視を。
ではでは