第4回緊急事態宣言を受けて。
こんにちは。飲食店2店舗経営、個人事業主はるです!
色々あって、だいぶ久しぶりになっちゃいましたが、先日の4回目の緊急事態宣言を受けまして、久々に少し自分の考え、思ってることを書こうと思います。
去年初めての緊急事態宣言の時、自分は『出来る限り営業する』ということを書きました。はるばる・晴次郎を愛して下さるお客様、関連業者様、スタッフ、家族、色んなことを考えてその結論に至ったのですが、この一年、その信念のもと営業を続けてきました。
時短を守り、席間を空けて満席率を下げ、灼熱のような厨房内でもマスクを着用し、国や都が定めたルールを守りながらスタッフ一同営業を続けてきました。
全ては「お店を潰さないため」でした。
怒られるかも知れませんが、ルールを守っていた理由の一番は、協力金をもらい、スタッフや家族の生活を守るためというものです。決して感染拡大防止に協力しようというものが一番ではありませんでした。
そしてその上で出来る限り営業する意味は、
売上げを立てる=業者さんから仕入れが出来る
店が開いている=お客様に喜んでもらえる
日々の仕事がある=スタッフの生きる活力に貢献出来る
でした。
自分の中には明確に“救うべき順番”があり、そのことだけを考えて全ての決断をしてきました。ハッキリ書いちゃうと①家族②スタッフ(ある意味家族と思ってる)③業者様④お客様の順番です。(③と④はほぼイコールです。お店を存続させる為の順番でもあります)
時に、もう認識されている方も多いと思いますが、自分ぐらいの規模感の飲食店なら、現状協力金や助成金をもらっていればまず潰れることがありません。(協力金はリアルタイムで入ってこないので、目の前をやり過ごせる現金があればですが・・・もちろん自分はその為に去年分不相応な借入をしています)
ちょっと計算すれば分かります。
つまり、ルールを守って協力金をもらっている以上①と②は守り続けることが出来ると分かりました。
ですので、自分の命題的には今までルール遵守は前提でした。
その上で可能な限り③も④も守る!ということです。
自分の様に小さな人間、力を持たない人間にとって全てを平等に守ることは叶うはずもなく、驕らずに、とにかく近いものから守っていく覚悟でやってきました。
だったのですが・・・・・
今回の緊急事態宣言による再度の禁酒や、西村さんの訳の分からない発言(酒販店の飲食店への酒出しNGや金融機関へのコメント)で考えが変わりそうです。
いや、考えが変わりそうなんじゃなくて、怒りが今までの決意を上回っちゃいそうというのが正しいかも。
自分は普段あまり怒らないので、結構珍しいと思いますw
多くの方が感じてると思いますが、本当に何言ってるのか分かりませんでしたよね。
酒販店さんに十分な補償もなく、飲食店に酒出すなって・・・?
銀行に飲食店に対して注意しろって・・・・?
やるわけないでしょ(;’∀’)
現に即、酒販組合も銀行も苦言を呈してましたね。
ふざけるのもいい加減にしろ!
安易に発言するのもいい加減にしろ!ですよ。
というわけで、正直もう“普通に商売しよう”という思いが強くなってしまっています。
もう初期からそう主張している飲食経営者の方も沢山いらっしゃいますが、今まさに自分も同じ境地になっている気がします。
今まで多少納得がいかなくても、大切なものを守るためにお金の入りどころなんて気にしないようにしてきました。
でも、いくら協力金で大切なものが守れるといっても、ここまで来るとこんな自分でも考えちゃいます。
今更ですが、大切なものを守るためとはいえ、若干「こいつらからお金もらいたくないなぁ」(ちょっと語弊があるかもしれませんが)ってレベルになってます。(とはいえ、絶対に守りたいものは守れると思う選択を取りますが)
これが今の自分の率直な気持ちと考えです。
ただ、実際に店舗での動きとしては、「すぐにじゃあもう全て無視してお酒アリの営業しよう!」ではないんですけど💧
流石に禁酒期間は今回が最後だと思っています。
ですので、先日10周年を迎えた店舗の店内改装をこの間にやってしまおうと思いました。
また、ついでにこの先を考えた新たな取り組みに対してガッツリ時間を使おうと思っています。
なので、一旦7月12日から店舗は再び休業という形を取らさせて頂きますが、準備が整い次第、再スタートさせて頂こうと思います。
自分は今回こんなことを書きましたが、1年以上前に書いた通り、正解はないと思っています。各自が自分で情報を収集し、しっかり嚙み砕き、出した結論を正解にするために精進するしかないと思ってます。
自分もそうですが、今回のコロナで莫大な借入をしています。
本当の勝負は協力金がなくなり、返済が本格的に始まる来年や再来年だと思います。
全てはその時に生き残れるかどうかです。
長くなりましたが、自分も本当に大切なものを見失わず、どんな状況でもその大切なものを守り抜いていけるように、日々考え続け決断し、実行していきたいと思います。
皆様もどうぞご自身と、大切なものを守り通せるよう、共に頑張っていきましょう!
ではまた!