独身男、家を建てる。③
前提条件である①から見て頂ければ幸いです。
<土地選び>
私も実家も土地持ちではないので、土地選びからスタートしました。
建築会社選びは2社に絞ったものの、両者土地選びにも協力してくれている感じです。
地域、面積、立地、そして建物そのものの構成によってさまざまでしょうけど、私の場合は全体金額の30%~40%が土地の値段となりました。
予算の算出について詳しくは次回④で計算方法も記したいと思います。
とりあえず今回は土地選び。
<重要なのは現地を見ること>
土地選びの条件は人それぞれですので、言及しません。
駅近くがいいだとか、古い住宅街は嫌だとか、川近くは避けたいだとか、方角が気になるだとか、そういう地図上で判断できることは誰でもできるのです。
重要なのは、条件が合致した土地を実際に見に行って、周囲の雰囲気を確認することです。
近隣工場の音がうるさい(騒音)
ゴミステーションが汚れている(自治体が維持していない?)
近所にバラック小屋のような家がある(変な人が住んでるんじゃないの?)
隣りの家の木が生い茂っている(風雨で影響受けそう)
上空に高圧線が張っている(ノイズがうるさい)
現地で初めて気が付くことはたくさんあります。
建物はまだ修正が利きますし、将来増改築して変更することもできますが、土地だけは容易に変更することはできません。
それこそ建物よりも長い付き合いになるはずです。
ぜひ現地に足を運んでください。
<方角は気にしなくてよい>
一般的には「南正面」がよいとされています。
その分同じ分譲地エリアであっても値段が張ります。
当然南面のほうが日当たりがいいから人気な方角なんですが、実際に建物を建てて住むことを想像してみてください。
南面に窓の大きなリビングを置いて、目線の先にはお庭、その先には道路です。往来から丸見えになるリビング。どうでしょう?
背の高い植栽で目隠ししたり、カーテンで目隠ししたのでは、せっかくのリビングの窓は台無しになります。
実際、私の実家の和室とリビングは南向きでしたが、常にカーテンや障子で塞いでいました。
もちろん南正面がNGというわけではないのですが、住宅の実運用まで視野に入れて、比較して安い北正面方向の土地を買って、予算を建物や外構に回すのも一手であることをお伝えしておきたいと思います。
<土地を決めた>
ここからは個人的な判断の基決めた事柄ですので、読み飛ばしてもOKです。
主な条件は、
ローカル私鉄含む駅沿線で、徒歩が許容できる圏内(10分)
今の所在地↔会社の距離の圏内(これ以上通勤が長くならない)
隣県本社への出張に苦にならない距離
水害ハザードマップでリスクが低い
とても一般的な条件です。
ここに土地が安くなる事由が2つ入っています。
北西正面であること
ガラの悪い土地の境界近くであること
方角については上記のとおりなのと、西面の土地が近い将来は建物が建たないであろうことが想定できたので、安くて開放的な土地が買えました。
ガラが悪い、というのは要はヤの字が居るということです。
ただ、その地名からは離れていることと、たとえ学区が同じだとしても未婚である私には関係のないことですし。
悪いとされる条件であっても、人によって、見方によっては許容できるということです。
【続】