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マルチストリートのエクスプロイトについて考えてみた(AKQゲームの2ストリート版での分析)
問題意識エクスプロイトを考える時は、通常ソルバーのnodelockを使いますが、この機能はlockしたストリート以降は最適に行動するという特徴があります。(その後のストリートも落ちるカードごとに設定していけば、複数ストリートのnodelockはできますが、なかなか手間がかかります。)
これだと、フロップで間違えるけどターンやリバーは間違えない相手への戦略は分かるのですが、逆にターンやリバーで間違
Solverは何のためにあるのか?
GTO Wizardでできない事?Twitter上でついこんな発言をしたら、思ったよりもいいねがついてしまったので記事書いてみようと思います。と言ってもそんなに大した記事ではないです。しばらく記事を書いていないのでリハビリ用記事くらいに思ってください。
大前提として、GTO Wizardはできない事があるからダメ、ではなく目的や解決したい課題によってツールを変えてくださいという主張です。GTO
元ゲーム理論専攻の自分がGTOを説明してみる(Part3)
導入前回から大分時間が空いてしまいましたが、仕事がちょっと忙しかっただけでまだまだ書く気は衰えていません。
前回は、リバーのAKQゲームについて説明しましたが、今回はそのマルチストリート版です。実戦ではフロップ、ターン、リバーと3つのストリートがあるわけなので、ストリートが増えると何が起きるのかを考察していきます。
モデル1 ターンとリバーのAKQゲームまずは、ベット機会がターン・リバーと2回に
ポーカーが強くなるためのちょっとしたコツ~ポーカーの複雑さに立ち向かう~
ポーカーはどうやったら強くなるのか?結論を言います、実戦と座学をひたすら繰り返しましょう。
一日に、100NLを7時間、その反省と座学を3時間という生活を、一か月したら誰でも強くなれます。
・・・
それは確かにそうなんです。一か月で○○ハンド打ったやら、△△ハンドチャレンジなんてものを見ると、これだけ打ったら強くなるよなーと、リーマンプレイヤーから見ると羨ましくなります。でも!工夫次第で強くな
元ゲーム理論専攻の自分がGTOを説明してみる(Part2・補講)~バリューブラフ比とMDF~
補講の内容Part2では、AKQゲームの話をしましたが、バリューブラフ比とMDFについて計算式は書いているものの、少し飛ばした説明になってましたので補足します。
ニキさんのこの記事を見て、補足したくなりました。
https://note.com/mianiki/n/nb0a1c5a9c75f
バリューブラフ比(ブラフ比率)バリューブラフ比は、均衡上ではどのようなバリューとブラフの比率になるか、と
元ゲーム理論専攻の自分がGTOを説明してみる(Part2)
モデル分析の意味とポーカーにおける複雑化のパターンこのシリーズでは、ツールを使ったGTOの分析ではなく、モデルを使った分析でポーカーというゲームがどんなゲームなのかを解説しようと思います。
経済学では(他の学問でも)、現実を抽象化したモデルで理解しようと試みます。そして、簡易なモデルから徐々に複雑化させ、理解を深めます。
ポーカーにおいては、最も簡易なモデルが後述するAKQゲームであり、そこから
元ゲーム理論専攻の自分がGTOを説明してみる(Part1)
書こうとしている事どうもしののです。
AKQゲームのような簡単なモデルと実際のゲームをどう接続するか、
という観点からの分析を書こうと思っています。
明日から使える戦略論というよりは、もっと基礎的な考え方です。
座学中の座学みたいな感じで、つまらない人にはつまらないですが、ゲームの構造を理解するという意味では、結構重要だと思うのです。
AKQゲームの応用は、各種ブログ・Noteだったり、
複数