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【神様との思い出⑩】覚醒への誘い「ヤマトタケル、覚醒の湧き水」前編

神様との思い出を
これまで書いてきましたが
このシリーズも10回目になりました。

これまでの思い出はこちら


神様が見せてくれる景色は
風が吹いたとか、気になって進んでいくと
大事な神社があったとかでしたが、

2016年頃から、
もう少し目に見える形になってきて
だんだん日本昔話に出てくるような
おとぎ話のような体験になっていきました


そのような体験を通じて
神様は何を伝えようとされているのか
当時、わからないまま体験していたというのが
正直なところです。


でも後から
点が線になって
線が面になっていくように
だんだん、それが何を意味していたのか
わかるようになったことが多かったです。


「実際に体験することの大切さ」

本で読む知識以上の
実際に見る事によって
この世界が本当は何かを
気づき始めるきっかけになったのです



でも、有難かったのは
多くの体験が、1人の時ではなく
誰かと一緒だったことが
ありがたかった。


なぜかというと、一つは、
友人と同じ体験・同じものを見る事で
夢でも見たかなとか
幻覚だったかな疑問を持つことなく
実際に目の前に起きていることだと
理解するのに十分でした


もう一つは、
友人と、その体験が何だったのか
何を見せられたのか
その後で話し合う事で
その体験の意味をより深く
理解することができたからです。


その中でも
もし覚醒体験というものがあるとすれば
同時期に体験した
2つの体験は、この学びの旅の
ある意味始まりになりました。



今回はそのうちの一つ
「ヤマトタケル、覚醒の湧き水」
について書き残してみようと思います。



今回は長文です。本記事は
興味がある方だけ読んでください。



覚醒への誘い
「ヤマトタケル、覚醒の湧き水」前編


2016年頃、
僕の周りで急に増えてきた言葉。
それは「覚醒」という言葉でした。


そしてこの頃から、
不思議な体験が次々と起こり、
僕の認識していた世界が
大きく揺らぎ始めたのです。


現実と思っていたものが、
実は何だったのか。
そんな疑問が頭をよぎる日々でした。


2016年8月。


僕はS先生の講演に同行するため、
友人のRさんとS先生、
3人で車に乗っていました。


講演は無事に終わり、
帰り道、夜も遅くなった頃。
「どこかでご飯でも食べようか」
という話になったのです。


通りがかった醒ヶ井という町で、
祭りらしい賑やかな提灯が見え、
人も多く集まっていました。

「ここで食べようか」

と決まり、
車を停めて町に足を踏み入れました。


しかし、その瞬間――
何かが変わったのです。


祭りの賑わいの中、
不思議な感覚が体を包み込みました。

それは
「千と千尋の神隠し」のトンネルを
通った家族のように、
別の世界に迷い込んだような感覚だったのです



一見、普通の祭りの光景。
けれど違和感がありました。


「わかった」

歩いている人たちに、
「生気」を感じないのです。

「生きていない……?」

そう思った瞬間、
背筋がゾクッとしました。


幽霊のような怖さはありません。
むしろ神聖な雰囲気すら漂い、
子どもたちが楽しそうに笑い、
家族連れが仲良く話している――。


でも確かに、
この人たちは僕らとは
違う世界にいると感じました。


僕はRさんに思わず話しかけました


「生きてない、、、よね」


Rさんも答えました


「そうだね・・・」



Rさんも同じように感じていたみたいで
そう言いました。



ふとS先生を見ると、
先生はどんどん先へ進んでいきます。
88歳の先生は、
この状況に気づいているのだろうか――。


さらに歩いていくと、
町の風景が
どこか懐かしいような、
古い時代のものだと気づきました。


昭和初期か、
いや、大正時代?


まるで「三丁目の夕日」の
映画の中に迷い込んだようだ


そして、その時
驚くべきことが起こったのです


町の電信柱に設置された
スピーカーが突然、
「ガ、ガガ……」と音を立て、
大音量で何かを流し始めました。

何と
スピーカーから流れてきたのは
お坊さんの唱える「般若心経」
でした。

木魚の音が響き、
「ポクポク、チーン」という音と共に、
町中にお経が流れ渡ります。


「なんだ、これ……」


Rさんと顔を見合わせ、
周りを見渡しましたが、
町の人々は誰一人、
驚く素振りを見せません。


まるでこれが
当たり前の日常であるかのように。



「帰ろう。」
僕は強い口調で言いました。


ここに長くいるのは危険だ。
そう直感しました。


今ならまだ戻れる――。
でも、これ以上ここにいると、
戻れなくなる気がする。



Rさんも頷き、
「そうだね、早く戻ろう。」

しかし、その時、
S先生が道端のベンチに腰を下ろしたのです。

そして先生は言いました

「僕はもう疲れた。
君たちでご飯屋さんを
もう少し探してきてくれ。」

先生は穏やかにそう言いました。

「先生……大丈夫ですか?」


S先生は疲れて
動けない感じだったので

結局、
Rさんと2人で先を探しに行くことになりました

でも心の中では、
先生を置いて行くことに
強い不安を感じていました。


「先生、すぐ戻りますから!」
そう伝え、

僕たちは暗い道を
さらに進んでいきました。




覚醒への誘い
「ヤマトタケル、覚醒の湧き水」

後半に続く



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