コロナと生活のバランスを
現在、メディアで「新型コロナウイルス感染者数が増加」、「本日の陽性者数は東京で〇〇人」といった報道が連日なされ、いささか不安をおをりすぎているように思えて仕方がない。
もちろん感染すると影響が大きいので、警戒をするべきだが、メディアは感染者数ばかりに着目し、経済のことはほとんど触れていないように思う。
帝国データバンクのデータによると、コロナ関連の倒産件数が8月4日の時点で、3月からの累計で408件に上っている。6月末時点での完全失業者数は195万人(独立行政法人 労働政策研究・研修機構)とされている。
読者の中には、コロナ関連で失業し、この先の生活の見通しが全く立たないという人もいらっしゃると思います。帝国データバンクによる業種別の倒産件数は「飲食業」が57件、ホテル・旅館が48件となっている。このコロナショックで、飲食業・観光業へのダメージは非常に深刻だ。
ですから、感染防止策を講じながら、経済を回していくことが大変重要です。東京都の新型コロナの重症患者数は8月4日の時点で22人である(東京都HP)。もちろんこれから増えていく可能性が否定できないが、連日300人以上の感染者が見つかる中で、8月4日時点で22人ですから、無症状・軽症の方がほとんどだということです。
こまめな手洗い、マスクの着用など、最低限の感染防止対策を取ったうえで、経済を回していくことが重要ではないでしょうか?「お盆の帰省は自粛を」などと呼び掛けられていますが、それによって経済活動がストップし、さらなる倒産・失業者の発生につながりかねません。
政府の無策には失望し、「国民の財産・生活を見捨て、自らの保身のために動くのか!」と言いたいところだが、現時点では一人一人が3蜜になるような場所へは行かず、空間の取れるような場所への移動・旅行は積極的に行い、経済を回していくことが大切です。
ただし、3蜜になりやすい場所で働いている人々も生活がありますから、その人の生活を守るために、政府は生活支援・資金援助すべきである。
政府・マスコミともに、ポジティブな情報を積極的に配信し、国民が希望をもって生活ができ、安心感が得られるような政策の決定・情報発信をしてほしい。
安心感が感じられて、はじめて経済が回り始めるのですから。
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