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予定や記録はアナログかデジタルか

毎年、今ごろになると書店に来年の手帳が並ぶ。その中で高橋の手帳を買っている。

喫茶店でのある日の光景。友人二人とコーヒーを飲みながら、次回の約束をした。友人たちはスマホのカレンダーアプリを使い、約束の日に会う時間と場所を入れている。私は、手帳を取り出して、カレンダーに記入する。今どき手帳を使うなんて少数派だとは気づいているが、それをやめられない。たまにスマホのカレンダーを使うこともあるが、手帳にも書きこむ二度手間をしてしまう。

日々の予定や記録には、アナログとデジタルのどちらが良いのだろう。

スマホの利点は、
ペンや紙を持たなくても良い。予定時刻になると、通知で知らせてくれる。
だからと言って、入力は書くより面倒だ。機種交換をすると昔の記録はなくなる。要するに日記には使えない。あくまで予定メモである。

高橋の手帳は、十年以上使っている。毎月ごとにカレンダーがあり、次の頁に週7日ごとのメモ欄がある。カレンダーには予定を、週7日表には記録を書いている。予定表にも日記帳にもなるのでやめられない。捨てないでいるので、過去の出来事を引っ張りだすには便利だ。これと写真があれば、かなり詳細な記録になる。誰々といつ何処であったか等は覚えていられない。ちょっとしたメモがあるとかなり思い出されるものだということは何度も経験した。

記録にはデータベースが一番効果的であるが、これを維持するのはかなり大変である。アクセスというソフトで日々の出来事を記録したことがあったが、一度やめたら、1年以上立つと後で入力するのは大変である。遡って手帳を見ながら入力するのは、いつが未入力の日なのか分からなくなり、重複データになったりとよろしくないことが起きる。
ソフトも一度OSに合わせて買い換えたが、幸いその後はOSがバージョンが変わっても動いていて、過去のデータは見られる。検索機能も便利である。
難点は毎日入力の手間と、OSのバージョンアップでデータが見られなくなるおそれはある。

私見だが、各長所短所をまとめると、
スマホ
長所  これだけでオッケー。入力は意外に面倒。
短所  予定には使えるが、記録には使いにくい。機種変更でデータが消えるリスク。

手帳
長所  予定と記録に使える。日記帳に比べてコンパクトである。ちょい書きができる。
短所  手帳が増えると場所はくう。

データベース
長所  データが増えると威力を発揮し、検索が有効になる。
短所  予定表には使えない。あくまで記録。OSが変わり、ソフトが動作しなくなり、データが読めなくなるリスク。

多分、こんなに理由から、長いこと、手帳を使い続けている。そろそろ、書店で来年の手帳が置かれる季節だ。買いに行こうか。

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