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マクドナルドと高齢者


1 マクドナルドがデジタル化されていた

マクドナルドで子どもと入って、ビッグマック食べた。久しぶりのマクドナルド。入ると大きなオーダーパネルがあり、それで注文と支払いをする。最近はどの飲食店に入ってもタッチパネルが導入されていて、使い方は慣れているつもりだが、どんなバーガーがあるかとついつい長く見てしまう。以前コロッケバーガーがあったが、今はないようだ。ハンバーガーより、コロッケ、エビカツ、トンカツのバーガーが好きなのだが、結局、子どもが注文したダブルチーズバーガーにつられて、ビッグマックを注文した。

「店内か、持ち帰りか」の選択画面の次は、「カウンターに取りに来るか、テーブルに運んでもらうか」の選択がある。持って来てくれるのなら持って来てもらおう。「テーブルに運んでもらう」を選んだら、「テーブル番号を入力しろ」との指示があり、置いてあるテーブル番号札に気づいて、番号を入力した。最後に支払いになり、コード決済を選択した。実は今日は、現金を持っていない。財布の中は空っぽ。スマホひとつで堂々と飲食店に入れる時代になるとは、スマホ決済がなかった数年前(知らなかっただけなのかも知れないが)には考えられないことだ。確実に進展しているデジタル化の波に何とか乗り遅れないでいる自分がいる。新しい動きについて行けることが、生きる自信につながっている。そんな気がしている。

以前に「これからデジタル化が進むと利益を受ける人と受けられない人との格差が広がるのが気がかりだ」と言ったら、ある若い人から「だから、みんな乗り遅れないように頑張って努力している」と言われたことがあった。そうか、高齢者だけでなく、若者たちも急速に進むデジタル化には努力しているのか、われわれ高齢者と同じだな。「自分はアナログ人間だから」と虚勢を張って、デジタル化から目をそらしていてはいけないのだ。

今のマクドナルド店では、客は口をきかないでもよいようだ。だが、やはり話しかけてしまう。テーブル番号札を持って、2階に上がろうとしたが、どうして客の居場所が分かるのだろうと思っていたところ、ちょうどすれ違った店員に「札を持って2階に行っても大丈夫か」ときいたら、先方はこちらの意を察して、「大丈夫です。センサーがついてますから」と答えてくれた。テーブル番号札から位置情報が発信されて分かるようだ。

2  ビッグマックを1枚ずつ食べた

テーブル席で待っていたら、それほど待つこともなく、注文したものを持って来てくれた。子どもの注文したダブルチーズバーガーも大きいが、箱に入ったビッグマックも大きい。写真では分かりにくいが、バンズが三層になっていて、その間にパテがあり、分厚い。前歯が仮歯の自分には、がぶりと噛みつけるものではない。
どうしたものか・・・・

バンズを1枚ずつはがして、半分に折って食べた。パテも半分に折ったので、厚さはダブルだ。だいぶ細くなったので、仮歯を避けて、奥歯まで押し込むことができた。これはこれでなかなか美味しい。 

2枚目のパンズは、柔らかい。これも2つに折って食べた。挟むものはサラダとセットで頼んだエンドウ豆だ。ちょっとヘルシーなサンドイッチが出来上がった。ドレッシングが違うのか1枚目とは味に違いがある。

3枚目のバンズの上には、パテとチーズが乗っている。2つに折ったら、ダブルチーズバーガーになった。チーズがあるので、また味が違う。

何とか仮歯に負担を掛けずにすべて食べられた。ダブルチーズバーガーをかぶりついていた子どもは、すでに食べ終わっている。

3 ビッグマックの容器を展開した

食べ終わったビッグマックの空箱を見ていたら、展開したくなった。どんな形になるのだろう。シンプルに四角形になるといいな。
接着している箇所を剥がして、展開したら、A4版より少し長さはあるが、写真のような形になった。1枚の紙から1箱が作られている。エコだな。ストローもカップも紙製だった。エコだな。

マクドナルド店には、デジタル化とSDGsがあり、また、歯に負担をかけまいと、食べやすい方法で好き勝手に食べる高齢者がいた。



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