チラシでオリジナルのブックカバー

 気に入ってる本とか、借りた本とか、絶パンだとかいう本を傷つけたくないよ-。でも、ブックカバー買うのは面倒くさい。自分で作ろう!という特段斬新でもないアイデアだ。目次くんは当ブログ初登場。


大見出しだよっ

 本屋さんで買うと紙のカバーをつけてくれるが、すぐに破れてしまうし読んでいるときに外れると集中して読めなくて悲しい😢。ブックカバーなんて使い捨てだよ!というのもいい。しかし、長く使えた方がいいんじゃないだろうか、という人に向けて書いている。そこで、ブックカバーの材料として映画や劇の分厚くてすこし上質な紙でできたチラシを使うと、とても素敵なものができることに気づいて幸せになったのでインターネットに放り出そう。

閑話休題

 文庫本、新書はA4、ハードカバーにはA3がとってもちょうどいい。ちょうどよさ過ぎて感動したッ。私がカバーをかけたいと思う本は、文庫本とハードカバーくらいなものだ。文庫本、ハードカバーはたいてい小説をその内容に持つので、愛着があるものは見た目も大事にしたい。
 一方、新書はその傾向として「教養」(私、教養という言葉になんとなく抵抗がある。)が中心なのでいくらぼろくてもいいからカバーは要らない、むしろ気軽に読める方がいいと思う。逆に言えば、装丁が傷ついても価値が落ちないということでもある。

作り方

紹介しなくても大丈夫な気がするが一応。
 一、チラシを横長にしたとき、チラシの縦の幅が本のそれよりほんの少し((本だけに))広くなるように上下を折る。上下の折る幅はだいたい同じくらいにしたい。
 一、チラシカバーを本にあてがい、表紙と裏表紙の端っこに沿わせて左右の両端を折る。今度も左右同じ長さで折れるといい。
 一方の折り込む部分(そでと云うらしい――参考文献)が短すぎたり、そでが無かったりするとカバーを本に挟めないのでご注意を!
 一、カバーのそでの上下の折り返されたところに、本の表紙・裏表紙を挟む(差し込むという言い方の方が近いか知らん)。すると本の表紙をがっちり固定できる。
 手順の最初で上下を折る幅のバランスが悪いと固定できない。ご注意を!また、上下を折りすぎると表紙が入らない。折る幅が広すぎると表紙がすっと抜けてしまいやすくなる。試行錯誤を重ねて丁度いい幅を探られよ。

 文庫本は本によって幅がまちまちだから、同じカバーを使おうとすると本を変えるたびにそでを折りなおす必要が生じる。チラシカバーは紙でできているので新しく折るたびに折り目が残る。カバーには、少しずつ皺が蓄積してゆく、人が老いるように。お気に入りのカバーが長く使い込まれ、最早カバーとしての役目を終える時のことを想像する――それは瞬きの間に起こるだろうか、それとも、あくびの様にゆっくりと古びるものなのだろうか。ブックカバーとしての役目を終えたチラシは報われるのか。

 オリジナルカバーって矛盾だ。
 ――素敵なチラシのデザインや手触りを楽しんでください。

参考文献

ブクログ「本の部分の名前https://booklog.jp/reading/parts2024/12/24アクセス


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