
彼との出会い、一度目の別れ①
出会い
彼は職場の同僚でした。4月の異動で彼が来て、最初はお互い何も感じていなかったと思います。徐々に仕事の話をするようになり、話しやすい人だな、考え方似てるなぁと思っていました。
距離が近くなったのは夏の飲み会の時。彼が隣にきて、「不倫したことある?」と聞かれたところから、お互いの不倫の話題に。
彼は実は2回目の結婚で、1度目の結婚の時は何度も不倫していたそうです。その時の話をしてくれていました。かなり年上の方だったりとか、職場でしたこともあるとか・・・。この頃彼はまだ再婚して1年も経っていない頃かな。
私も不倫した経験がありましたが、前回の不倫でもう不倫は嫌だなと思っていたので、自分のことは曖昧に流していました。「ライン交換しよ」と言われたので交換しましたが、お互いメッセージを送ることはありませんでした。
その4・5ヶ月後。忘年会がありました。
始まり
忘年会で若手が出し物をする。よくある行事です。
彼はかなり目立つ人だったので、中心となって準備をしていました。
当日の出し物が一番目立っていたのが彼でした。仕事中には見たことない姿にギャップを感じて、とても興味が湧いたのを覚えています。
これまでの不倫の話を共有したこと、ラインを交換したことで、お互いが少し意識していたこともあると思います。
当日、忘年会での出し物が終わり2次会に行ったとき、彼が私の隣に座りました。カラオケスナックで騒がしく、会話をするために自然と距離も近くなります。
「出し物すごかったですね。」すごく彼に惹かれている自分がいました。
そして彼からまた不倫の話に。今回は、不倫するなら?という話でした。
「私、体の関係だけじゃなくてちゃんと恋人みたいに大切にしてもらえないと無理なんです。」
「あーそれ分かる。2人でおる時は恋愛したいよね。」
(あー、この流れ、関係始まるやつかもしれない、どうしよう。。。)と思いながらもどんどん話は進んでいきます。
「ちなみに俺何点?」
点数つけるの難しいな・・・。「私、全然ありですよ。」
(言ってしまった〜)
「じゃあ、よろしくお願いします。」
2次会の後、もう少し話をしたいね。ということでみんながお店から出る流れで2人でしれーっと抜け出しました。
みんなの姿が見えなくなって、すぐに彼からキスが。
「我慢できなかった。」と笑う彼。
一気に私の心を開きました。
その後はどちらともなく手を繋いで公園へ。
お互い服が好きということが分かり、今日の服を褒めあったりして。
会話をしながらも「ごめん、我慢できない。」と言って
彼の唇が重なります。
どんどん激しくなっていくキス。
彼の手が私の体をなぞります。
優しい触り方に(もっと・・・)と思いながらも、公園だったのと
お互い家庭があって短時間しかいられないという話もしていたので
1時間ほどで解散することに。
彼がタクシーを拾ってくれて
「今日はありがとう。これ、タクシー代」とお金を渡そうとしてくれました。
彼の方が3つ年上でしたが、お互い社会人だし対等な関係でいたかったので
「ありがとうございます。」と言って受け取りませんでした。
話をしたり、キスをしたり、タクシー拾ってお金まで出そうとしてくれたり
何から何まで『うまいなぁ、慣れてるなぁ』という感じで。
そこから2人で沼にハマるまで時間はかかりませんでした。
錯覚
毎日毎日連絡を取り、時間があれば車や我が家で密会を繰り返す日々。
幸せを感じているように錯覚する日々。
私は知っていました。
不倫相手にはとてもヤキモチを焼くし、連絡がないと不安になるし、携帯も手放せなくなる。
連絡を取ったり会っている時は幸せ。
でも離れると不安と寂しさでいっぱいになる。
愛されていると、幸せだと錯覚し、自分で自分を追い詰めてしまうのです。
全て自分の弱さ、嫌われる恐怖、歪んだ認知が原因です。