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色と物質
色は何故あるのでしょうか?
答えはシンプルで、光は波長によって人間が色と認識する範囲があり、これを「可視光」と言います。
光が物質に当たると、例えば緑の葉っぱに当たると、緑色の波長の光のみが主に反射されて、それを私たちの肉眼は捉えて「緑色」を認識します。
今では誰でも知っているこの仕組み、しかしそんなに甘くはありません。
だって緑色以外の光は、いったいどうやって物質に吸収されたの?
それとも拡散されたの?エネルギーに変換されたの?
なんで特定の波長のみ反射するの?
答えはさっぱりわかりません。
それはさておき、物質のほうを見てみましょう。
昔は「物質は原子で出来ている」が、回答でした。
しかしやはり、そんなに甘くはありません。
原子をさらに分解していくと最終的に素粒子というとんでもない小ささの「何か」になるのですが、その素粒子の中にもクウォークとかいう更に小さい「何か」になり、さらにその先があるようで。
さらにさらに最近は超弦理論とやらで、最終的に「小さなエネルギーの紐」のようなものがある、という考え方になっています。
この小さな紐が様々に振動して物質を成しているとのことらしいのですが、とにかくとんでもない小ささのため、その結果分かってきたのは「原子は実はスカスカ」であるということです。
そんなにスカスカの原子なのに、私たちはそれら物質を掴んでも、手が物質にめり込んだり融合したりしないですよね?
何故かと言うと、物質には電磁気力という力が働いていて、まるでリニアモーターカーが浮遊するように、別々の物質が反発しあっているからなんですね。要約すると、実は我々はモノに触れていないのです。
だからスカスカの原子で構成された自分の手を、スカスカの原子で構成された鉄の上に置いても、めり込まないのです。
壁を通り抜けることはできないのです。なんじゃそりゃー!!
しかし本題はここからです。
ここからは私の予測です。
この世界は必ず陰と陽があり、プラスとマイナスがあり、正と反があります。必ず反対の性質を持ったものが存在していて、例えば物質にも反物質があります。
ではもし、上記で述べた色や電磁気力とが反対になったもの、つまり光を当てても全く反応せず、電磁気力を一切持たない物質があったらどうなるでしょうか。
それはきっとあなたの目の前にあっても見ることが出来ず、電磁気力の影響を受けないので触ることもできないモノになるわけです。
誰も認識できないモノ。
これって何かを思いつきませんか。
そう、「魂」です。
または「幽霊」だったり、もしくは「精霊」だったり、最終的には「神様」かも知れず、いやいや「悪霊」かも知れません。
昔ならつまらないオカルトだと一蹴されたものが、実は科学の発達によってその存在を完全に否定できなくなりつつあります。
もしも我々の宇宙よりも高次元に存在するものが、この性質を持ち、私たちの魂が高次元とリンクしていたら?
もしも眉間にホントに第3の目がセンサーとして存在し、この見えないモノを感知する能力を備えていたら?
電磁気力の影響を受けないなら「魂」は私たちの体に重複して存在することが可能で、器となる体が死を迎えたときに魂だけが残って分離するのかもしれません。
この世界の理が「人型」に何らかの理由で魂が入り込むという仕組みであれば、古来より行われてきた陰陽師などシャーマンの儀式にも一理あり、間違って人形などへ魂が入ってしまうこともあるのかもしれません。それはさすがにこわい~。
いやそもそも物には魂が宿ると、昔から言いますよね。
不思議ですね。
世界は不思議だらけです。
ただ言えることは、物理学者や科学者が突き詰めて新たに発見した仕組みは、いつも太古から言われてきたことを証明することになっていて、いつも古代の哲学者や宗教家と同じ方向を何故か向いているということです。
科学が発展して謎を解き明かすほど、昔から言われていたことが全て事実になりつつあるのです。
この複雑で不思議で謎だらけの世界にいつもわくわくしながら世界を旅し、写真を撮っています。
世界は不思議だらけ。ホントに不思議がいっぱいです。
この壮大な世界を作った神様に、とても感謝しています。
[ おしまい ]
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