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3月になりました。

暖かい日が続いています。
宮崎は本州と比較してプラス3℃ほど気温が高いだけなのですが、とにかく日差しが強い。
朝晩はまだ寒いのに日中は暑く、すでに本州5月中旬レベルの日差しです。

そんな中、少しばかりぶらりと出かけてきました。

まずは宮崎から西に向かい、都城みやこのじょうへ。
都城は日本有数の霧の都です。早朝に訪れて霧が無かったことがほとんどありません。
もともと都城の年間降水量が多い上に、盆地中央を一級河川の大淀川が貫いており、霧島連山からの豊富な水資源や、耕地からの水蒸気によって、かなりの霧やモヤが出ます。
この日は少ないほうでしたが、霧やモヤが晴れ始めたところを撮影。

OLYMPUS OM-D E-M5
M.ZUIKO DIGITAL 17mm/F2.8

都城からは南下して志布志しぶしへ。
ここでも海霧が晴れつつある志布志湾を眺めます。
志布志湾の向こうには大隅半島が見え、雄大で幻想的。

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
LUMIX G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6
OLYMPUS OM-D E-M5
M.ZUIKO DIGITAL 17mm/F2.8

ここから東進して串間くしま

志布志や串間は、恐らく本州の人にとって最も辿り着くことが困難な場所のひとつでしょう。
私も出身地の岡山にいたころ九州を何度も訪れましたが、志布志や串間へ辿り着くのは極めて難易度が高いと感じていました。

僻地と言えば、例えば北海道の根室であったり稚内わっかないといった場所が思い浮かびますが、北海道は全域が観光化されていて到達難度はそれほど高くない印象です。
本州からだと、志布志や串間へ到達するほうが遥かに難しい。

私はこの串間の雰囲気が大好きです。
到達難度の話をしましたが、そのお陰で古き良き日本の文化がしっかりと残っていて、とても味わいのある小さな街です。
海もあり山もあり、丘もあり、そういった懐かしくなるような要素がコンパクトに詰め込まれていて、ほっとするような空間が形成されています。
是非、チャンスがあれば訪れてみてください。
観光的にはほとんど何もないかも知れませんが、旅をするには素晴らしい場所だと感じています。

串間の街並み
OLYMPUS OM-D E-M5
M.ZUIKO DIGITAL 17mm/F2.8

今回は2種類のレンズを持ち出しています。

一つ目がLUMIX G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6。
この望遠レンズは、他社マウントも含めて全ての望遠レンズの中で最も優れたレンズのひとつだと認識しています。
フルサイズ換算200mm-600mmで、とても明るく、そしてなんと520gしかない。とんでもないレンズです。
軽量のお陰で使用感が普通の標準レンズと変わらず、自由自在に振り回すことが可能で一日中構えていても疲れません。
カメラ本体がせいぜい500gなのでレンズとセットで1kg。重心がレンズ側に取られることもほとんどなく、その一体感が完ぺきで、まるで標準レンズで撮影しているかのようなスーパーレンズです。

持ち出したもう一本はM.ZUIKO DIGITAL 17mm/F2.8、キットレンズです。
しかしこのレンズは最強のリアリティを生み出す単焦点キットレンズで、兄貴分にM.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8というレンズがありますが、私は写りのリアリティという側面から、こちらのキットレンズの方が遥かに優れていると思っています。ヌケの良さも半端ないです。
決して手放してはいけないレンズだと思って、今もバリバリ現役で使い続けています。

今回も期待通り、リアリティの高い風景写真を撮影できました。

串間からは海沿いを北上して宮崎へ。
とても暖かく、楽しいチョイ旅でした。

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
LUMIX G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
LUMIX G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6

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