枝が折られた一本の木。
良い森…。でもそんなに頻繁にクマが宴会するわけでもない。
なんとなく好きで、何年も通っている森だ。
梢を見上げていて、ふと思う。
森というのは、見えるもの殆どのものが生命。
身近にあるけど、豊かなんだなと改めて感じ入る。
当たり前という感覚もあるのかもしれないが、
例えば砂漠と較べたらどうだろうか。
いや、僕自身が知らないだけで、あの砂漠にも
小さな生命があふれているのかも知れない。
クマの痕跡が濃厚なミズナラの木を見つけた。
何度か見て回って、この秋、どうもこのエリアのミズナラも
不作であろうという見当はついている。
実っている木を見つけて、夏に飢えていたツキノワグマが
嬉々としてのぼったのだろうか。
この木だけが、徹底的に枝を折られているように感じた。
かなり執拗に食べに来たのだろうか。
彼等の秋はもう始まっている。
※ camera : Olympus TG5
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