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無敵の会話術

社会人になると、単に仲のいい人とばかり話せばよいわけではなく、ときには、まったくしゃべりたくない人、普通に生活していれば、全く関わり合うことのないような人とも話さなければならない状況はいくらでもある。

よく、コミュニケーションのセミナーや研修では、「まずは、相手との共通点を探しましょう」などと、言われることが多い。

このようなセミナーや研修では、参加者がだいたい年齢や経歴などが似通った人が多いので、なんとか共通点が探し出せるかもしれないが、例えば、新入社員の男の子、女の子と定年前のおじさん、おばさんの共通点なんて見つけれるのだろうか?

想像しても、全く話題が思いつかない。

そんなわずかな希望を抱いて、「共通点」を探し出すより、むしろ「相違点」を探したほうがよいのではないだろうか?

例えば、あなたが季節で「夏」が好きな場合、相手方に「季節は、どの季節が好きですか?」と話しかけたところ、相手が「冬が好き」と答えたとする。

「共通点」を探していた場合、会話はそこで終了だ。

しかし、「相違点」を探していた場合、「そうなんですね。私は夏が好きなんですが、なんで冬が好きなんですか?夏はこんなところがいいと思うんですが、この点はどう思いますか?むしろ嫌いな原因ですか?」などと、次々と話題があふれてこないだろうか?

「共通点」なんて、あっても数も知れているし、まさかの地元が一緒のような奇跡が起こらない限り、会話が盛り上がることはないだろう。

人は、価値観も違えば、過去の経験も様々です。

つまり、圧倒的に「共通点」より「相違点」のほうが多いのです。

このことを心に会話をすれば、どんな人とも会話をすることができる気がしてこないだろうか?

これが、「無敵の会話術」のきっかけになる気がしますが、そもそも人とお話をしようとする姿勢がある前提でのお話です。。。


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