ハヤオ定食「君たちはどう生きるか」
〇児童向けアニメ作家でありたいとする自我(一方、前作、今作では必ずしもそうではない矛盾をはらんだ自我)
〇アニメーターとしての他の追随を許さない動きのクオリティが支える自我
〇職業監督として自腹でなくご賛同頂ける企業様からのご支援で必要な製作費が十分賄える実績、立場が支える自我
〇それでいて自身の主義、思想をぼやかしながらも表現に織り込み主張できる技量を誇る自我
〇自身の主義、思想に自信があり、大枠で理解が得られてきたという手ごたえを感じつつ、現実は必ずしもその方向に向かわない事を諦観する自我
〇こんな事をこれまでのキャリアの中で全て同時に実現してきたとする唯一無二の存在たる自我
〇年齢を理由に自分の立場を脅かす後輩たちに対し、卓越した意思の力により創作の手は緩めないぞと誓う自我
〇家族や近しいスタッフ達への感謝と気遣い、今の自分があるのは自分ひとりの力では無い事を忘れない自我
〇自身の寿命が尽きる未来を前に「残る仕事」を一つでも増やしていこうとする自我
※樋口真嗣監督のいうパンツ理論を拝借して自分があてはめると(樋口真嗣監督ではなくあくまで自分の表現で樋口真嗣監督が言っている訳ではない)、「世界最高峰の鏡面加工ボディペインティングを施された全裸」で映っているのは観客の深層心理だったりするので評価が2分するのでしょうか?
樋口真嗣監督はどう表現するか聞いてみたいですね。
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