面談を有意義なものにするための工夫
2月から始まる就労支援プログラム「シングルマザーズデジタルキャンプ」、先週の応募受付開始から順調に応募いただき、伴走スタッフが順番に面談を進めています。
「ひとり親」「無職」などの属性だけで見るのではなく、お一人お一人とお話しして、その人の個性を理解した上で伴走することを大切にしています。
初回面談は20分間。たったの20分でもその人の人柄や意欲を感じられる有意義な時間になるのは、事前に「面談準備フォーム」を記入してもらっているから。
面談準備フォームでは、睡眠、食事、運動習慣など、健康に関わること、平日、休日の時間の使い方、プログラムへの参加姿勢について、デジタルデバイスの有無や使えるツールの確認、今後のキャリアについての希望、ご自身の強み、これからのビジョンなどを記入していただいています。
事前に書くことで本人にも気づきがあるし、私たちも参加者を理解する助けになる。手ぶらで20分の面談に臨むよりも、事前にフォームに記入することで、自分のことを整理できます。
正式に本プログラムに参加が決まると、次はキャリアコンサルタントによる50分間のキャリア面談があります。
3か月という短期間で自分のキャリアに向き合おうとしている参加者の皆さんに、キャリア面談の時間を最大限に活かしてもらうため、面談の前に書き込む「キャリア面談準備&伴走シート」に記入してもらっています。同じ50分でも手ぶらで行くのと、準備していくのとでは得るものは全然違うから。
キャリア面談準備&伴走シートには
1)自分の軸を振り返るための16の質問
2)過去に経験したお仕事の棚卸し
3)面談予約フォームの下書き
4)面談の記録
を書き込めるようになっていて、それを書いていくことで、自分の悩みや希望について、より解像度高く自己理解できるようになり、他者に対しても表現して伝えられるようになります。面談での気づきもすぐにそこに書き込んで、短期・中期目標を立てる助けになります。
悩みや希望がぼんやりしたまま面談に臨んでも、50分の相談時間が、それを聞き出してもらうだけで終わってしまう。事前に自分で言語化して具体的に表現できる状態にしてから相談に臨むと、50分の面談が、ネクストアクションに繋がる有意義な時間になります。
こんなふうに、シングルマザーズデジタルキャンプでは、参加者の皆さんが、自分らしく、自分の力を発揮して、自分らしいキャリアを築いていけるよう、さまざまな工夫をしながら伴走していきます。
みなさんの身近に、このようなプログラムを必要としている方がいらしたらぜひご紹介ください。
我こそは、という方はぜひご応募お待ちしております。締切は来週月曜日2/5です。