寄付月間2022が始まります。今年の私たちのテーマはTurn lemons into lemonade.
寄付月間2022が始まります
この投稿の音読はこちら。お忙しい方は何かしながらお耳でお聴きください。こんにちは。シングルマザーズシスターフッド代表の吉岡マコです。本日から寄付月間(Giving December)が始まりました。
寄付月間とは、「欲しい未来へ、寄付を贈ろう」を合言葉に毎年12月の1か月間、全国規模で行われる啓発キャンペーンです。シングルマザーズシスターフッドは寄付月間のアンバサダーにもなっています。昨年は、私たちのキャンペーンが賛同パートナー賞をいただきました。
私たちのキャンペーン
シングルマザーズシスターフッドでは5月と12月に啓発と寄付のキャンペーンを実施しています。生き方の多様性、家族の多様性を啓発するとともに、ひとり親支援への寄付を募るというものです。有志のシングルマザーがチームを結成して、エッセイを制作・発表するという取り組みで、同時に、応援してくださる方々に寄付を呼びかけています。このキャンペーンは2021の5月にスタートして、今回は4回目となります。
今年のエッセイのテーマは「Turn lemons into lemonade.(試練を転機に=レモンをレモネードに)」
人生がレモンをよこしてきたら、レモネードに変えてしまおう。When life gives you lemons, make lemonade.という英語の格言があります。
今年のキャンペーンでは、19人のシングルマザーが試練を転機に変えたエピソードをエッセイにして発表します。それぞれのかけがえのない物語を通して、人生を前向きに進める一人ひとりのシングルマザーの生き方を祝福します。
なぜエッセイ?
自分の経験をエッセイにして物語ることには、癒しと、自己の回復、他者との関係性の回復という効果があります。私たちは、これを「表現による自己の回復プログラム」と呼んで、一つのエンパワメントプログラムとして確立させました。
エッセイという一つの作品にまで仕上げるために、チームでの校正作業をおこないます。その過程で、仲間からの問いかけ、励まし、表現や言い回しの検討、といったやりとりの中で、力強い連帯(シスターフッド)が生まれ、そこからまた生きる力を与え合うという現象が起きています。
誰かに代弁された言葉ではなく、ほかでもない自分自身の言葉でつづられたストーリーであるこれらのエッセイを読み合う過程で、執筆者への共感と、尊敬と、なんとも愛おしい気持ちが湧いてくるのです。
作られた「ひとり親のイメージ」ではなく、一人ひとりの多様性を大切にしたい
執筆されたエッセイを読んでいくと、シングルマザーという共通点はあっても、ひとりひとりにそれぞれのバックグラウンドがあることがわかります。
こうしたストーリーに触れることによって、作られたひとり親像とは違った、多様性があることを再確認させてくれます。そして、「ひとり親」というイメージが、いかに画一化されてしまっているかに気づくのではないかと思います。
シングルマザーが執筆した、試練を転機に変えた一人ひとりのストーリーを読むと、かわいそうな社会的弱者、パートナーシップに失敗した残念な人、といったありがちなシングルマザー像がいかに陳腐なイメージであるかがわかります。
読む者に力を与えてくれるストーリー
試練を転機に変えた物語は、どんな人にも力を与えてくれる普遍的な力を持っています。そんな大切なことを思い出させてくれる、そして、読む者に力を与えてくれる、かけがえのないエッセイたちを、ぜひひとりでも多くの方に読んでいただきたいです。明日から毎日、発信していきますので、ぜひご覧いただければ幸いです。
そして、このような支援プログラムに共感していただけましたら、ご寄付をいただければ幸いです。こちらから受け付けています。
https://congrant.com/project/sisterhood/5833