寄付月間2021キャンペーン始めます。
こんにちは。シングルマザーズシスターフッドの吉岡マコです。今月は「寄付月間」キャンペーンを実施します。
シングルマザーズシスターフッド1周年
「シングルマザーのセルフケア講座」を認定NPO法人マドレボニータから受け継ぎ、NPO法人シングルマザーズシスターフッドとして活動をスタートしてもうすぐ1年になります。
さまざまな要素が絡み合うシングルマザーの困難
さまざまな背景を持つシングルマザーの皆さんと接する日々の中で、シングルマザーの困難は、経済的困難だけでなく、精神的な不安、身体的疲弊、孤独、ひとり親に向けられる偏見・差別など、さまざまな要素が絡み合っていることを実感します。
シングルマザーズシスターフッドの取り組み
そんな中、シングルマザーズシスターフッドでは、精神的・身体的な健やかさを保つ支援をしていく中で、シングルマザー同士が繋がり、励まし合えるような場をオンラインで用意してきました。
さらには、シングルマザーのクオリティオブライフがより良くなるように、コミュニケーション、マネーリテラシー、リーダーシップ、ICTスキルなどを学べる機会を通して「エンパワメント」に力を入れてきました。
シングルマザーズシスターフッドの啓発キャンペーン
NPO法人シングルマザーズシスターフッドを立ち上げるときに書いた事業計画書に、年に2回、啓発のキャンペーンを行うと書きました。
1回目は、5月に実施したMother's Dayキャンペーン。シングルマザーが自らのストーリーをエッセイに綴るという初めての試みに挑戦しました。
シングルマザーの多様性を祝福するキャンペーンです。
「シングルマザー」という属性のレッテルや偏見で人を見るのではなく、一人ひとりの美しい個性に注目してもらいたい、という思いで実施しました。
シングルマザーは「支援を受ける」側になることが多いと思いますが、「受ける側」にとどまるだけでなく、エッセイを執筆する、キャンペーンのスタッフとして協力する、など、こうして支援活動に「参画する」こともできる、ということを実感したキャンペーンでした。この手応えをもって、冬のキャンペーンもこのスタイルで行こう!と決めました。
シングルマザーの有志のスタッフが結集
このキャンペーンは、エッセイの執筆者、そのエッセイを校正して仕上げる校正チーム、仕上がったエッセイを発表し広報する広報チームによって実現しました。シングルマザーのセルフケア講座に参加してくれていたシングルマザーに呼びかけ、自発的に集まってくれた有志のメンバーです。
このご時世ですし、住むところもバラバラだから、顔を合わせて集まったことはありません。ドキュメントやスプレッドシートは全てクラウドで共有してやりとりし、ミーティングはオンライン会議システムで実施。皆さん仕事と育児で忙しいけれど、早朝の時間などを使ってミーティングをしたり作業をしたり、それぞれが持てる力を発揮してくれました。
オンライン会議の様子
発揮される個々のリーダーシップ
そして、この冬のキャンペーンも、同じように、執筆者、校正チーム、広報チームが、12月の寄付月間のキャンペーンを推進してくれています。それぞれが、勇気をもってリーダーシップを発揮し、初めてのことにもあえて挑戦し、それが自信にも繋がっていく様子は、本当に元気をもらえます。そしてこれが実現しているのは、メンバー全員で、一人ひとりが安心して力を発揮できるよう、安全な場を意識的に作っているからだと思います。
エッセイの投稿は12/16木から
#12月は寄付月間 ということで、今回のエッセイのテーマは「マネーリテラシーと私の大切にしたい価値観」です。
ひとり親の貧困の問題が叫ばれて久しいですが、お金の問題は「お金がない」ことではなく「お金とのつき合い方を知らず翻弄されること」だと、マネーリテラシー講座の先生がおっしゃいました。実際、シングルマザーのためのマネーリテラシー講座を始めて開いたときには、家計簿をつけて自らの家計の収支や資産を把握している人はたったの4%でした。
シングルマザーズシスターフッドでは2021年の秋からシングルマザーのためのマネーリテラシー講座を実施し、お金に向き合い、管理・運用していくための「きっかけ」を手渡してきました。「家計簿をつけていない」という人が大半だった受講生が、講座を経て行動を起こし、どんどん希望に向かっていく様子を見てきました。
この冬のキャンペーンでは、シングルマザーひとり一人が、お金に向き合い、自らの人生を切り開いていく力を応援したい。マネーリテラシーの重要性を呼びかけます。
シングルマザーがお金に真剣に向き合う、その経験をエッセイに綴る、という取り組みをみて、マネーリテラシーを向上させるアクションを起こすシングルマザーが一人でも増えたら、という思いを持ってこのキャンペーンを企画しました。ぜひ応援してください。
よろしければサポートお願いします。いただいたサポートはひとり親の心身のセルフケアとエンパワメントの支援活動に使わせていただきます。