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【伴走スタッフ日誌8】シングルマザーズデジタルキャンプ・インテンシブコース2期実施レポート:親子キャンプ①

「自分らしく働く」を目指し、6カ月間じっくり取り組む就労支援プログラム「シングルマザーズデジタルキャンプ インテンシブ(集中)コース第2期」。

伴走スタッフの檸檬です。今回は、本プログラムのハイライトである「親子キャンプ」について、スタッフ目線での気づきや感じたことをお伝えしていきます。

大自然の中で自分と向き合う2日間



大自然の中で自分と向き合う2日間

9月14日(土)~15日(日)の1泊2日で、シングルマザーズデジタルキャンプ インテンシブコースのリアル親子キャンプを実施しました。

貸切のキャンプ場で2日間を過ごす

これまで受講生たちは、集合研修やグループリフレクションなどオンラインのプログラムで、画面上での交流を深めてきました。

すでにお互いのことを知り合い、応援し合う仲になっていたものの、リアルで会うのは初めて。緊張と照れくささが混じった対面でした。

就労支援プログラムで親子キャンプ???

就労支援プログラムで親子キャンプをおこなう目的は、親だけでなく子どもも一緒にエンパワーされる経験を持ってもらうことです。

ひとり親家庭の子どもたちは、時に差別や偏見にさらされ、心ない言葉を受けとる経験があります。いじめや不登校に悩むシングルマザーの方も少なくありません。

こうした子どもの心配ごとがあると、ひとり親が自分のキャリアに集中することが難しいことは、想像に難くないでしょう。

子どもたちの心を安定させることは、シングルマザーがキャリアに集中できる環境を整えることでもあります。

こういった観点から、シングルマザーズデジタルキャンプでは、親子キャンプをプログラムに組み込んでいます。

健全な母子分離

親子キャンプでは、食事の時間は全員で一緒に楽しみますが、それ以外の時間は親と子が別々の活動を行います。同じキャンプ場の中で、お互いの存在を感じながら過ごします。

大人はバンガローへ、子どもたちは川へ向かう

子どもたちはボランティアの大学生のお兄さんやお姉さん、そしてキャンプスタッフと一緒に自然の中で思いっきり遊びます。

大学生のお兄さんがライフジャケットを着るのを手伝う様子

一方、親は大人向けのプログラムに取り組む時間を持ちます。

大人はワークに取り組む

このように、親子が安心感を抱きつつ、お互いの時間を尊重して過ごすことで、親子キャンプならではの貴重な経験を得ることができました。

日常では取れない特別な時間

親子キャンプでは、キャンプスタッフや大学生ボランティアさんが、新鮮で美味しい食事を用意してくださいました。

明治大学の学生さんがお手伝いに来てくれました。
夜のバーベキューの仕込み

ひとり親は、仕事・家庭・子育てと忙しい日々を送っており、日常生活の中で自分のことに集中できる時間は非常に限られています。

でもこのキャンプでは、次の食事の準備の心配をすることなく、自分の心身と向き合い、キャリアを見つめなおすワークにじっくりと取り組むことができたのです。

自然体験のプロの指導のもと川遊びの準備をする子どもたち

次回は、今回の記事の後編として、親子キャンプで実施した「自分と向き合うプログラム」についてご紹介します。お楽しみに!

文責:檸檬(伴走スタッフ)


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