【伴走スタッフ日誌3】シングルマザーズデジタルキャンプ・プチコース2期実施レポート:受け入れ面談
シングルマザーが「自分らしくはたらく」を目指す就労支援プログラム「シングルマザーズデジタルキャンプ」。
伴走スタッフの檸檬です。スタッフの目線から気づいたことや感じたことをご報告します。
今回は参加者の受け入れ面談について。
受け入れ面談の前にフォームに入力
応募の順に、伴走スタッフが受け入れ面談をおこなっています。「オンライン」「20分」という短時間で、応募者のお人柄や個性を大切にしながらご本人の意欲を伺うため、応募者に「面談準備フォーム」に事前に入力してから面談に臨んでいただくなど、面談を有意義なものにするための工夫をしています。
問いかけの工夫
応募者が事前面談フォームで入力した内容をもとに、伴走スタッフが下記のように「グループリフレクション」プログラムでも推奨されているフィードバックの手法に沿って質問をしていきます。
①視野を広げる質問
「 〇〇に携わって、感じた面白さを3つ挙げるとしたらどんなことですか?」
②小さなゴールを意識した質問
「〇〇さんがなりたい自分のために、まずできそうなことは何がありそうですか?」
③気持ちを掘り下げる質問
「〇〇さんはどうして〇〇をやってみたいと思ったのですか?」
④なりたい自分に気づく質問
「〇〇さんのデジタルの苦手意識を取り除いたら、どんな自分になれそうですか?」
すでに事前面談フォームの入力で、ある程度は整理されていますが、このような踏み込んだ問いかけにより「自分はどうなりたいか、それはなぜか」を考え、あらためて言葉にする機会が持てます。
共通の葛藤
皆さんと面談をする中で、共通の葛藤が見えてきました。
シングルマザーとして一人で家計の責任を負っているため、経済的な安定の重要度が高く、自身の心身の健康は後回しになりがちでなこと。つい頑張りすぎて健康を損なってしまったという方も多くいました。
「このままでいいのかな」「現状を変えたいけど希望が漠然としていて…」という焦りも伝わってきました。
魅力と、期待と
それでも!
一人ひとり、丁寧にお話を伺っていると、さまざまな困難や課題を抱えていても「本当に素敵なものを持ってるなぁ!」とその人の魅力を感じました。
このシングルマザーズデジタルキャンプへの参加を通じて、自分自身に変化を起こすことに期待が高まっていることも伝わってきます。
「自分らしく働きたい」はわがままじゃない
自分の望み、好きなこと、得意なこと、答えは本当に人それぞれです。
子どもを精いっぱいの愛情で育てたいからこそ、仕事と家庭、キャリア形成に悩む私たちシングルマザー。子育てと仕事に追われ、時計と睨めっこの日々。
キャリアも現状もさまざまですが、まずは「自分らしく働く」に向けて一歩踏み出したその勇気と行動に拍手を送りたいです!
「自分らしく働く」を望むのは決してわがままではありません。
子育てしながら元気に働き続けるために必要なこと。
3カ月後に「シングルマザーズデジタルキャンプに参加して本当に良かった!」という声を聞けるよう、わたしたちもさまざまな工夫して伴走をしていきたいと思います!
次回のレポートもお楽しみに!
文責:檸檬(伴走スタッフ)