■自衛隊と父子家庭:社内風土が離婚の未然防止に繋がっていく件について
自衛隊勤務の労働環境で父子家庭になってしまうとキャリアパスに傷が付くと上長から言われたと自衛隊で内勤勤務の父子家庭のパパさんより悩みを打ち明けらた。
本来であれば泊りも伴う部隊での訓練にも参加する必要があるのだが、子育てを理由に部隊移動をし現職についている。
転職も考えるも自衛隊並みの給与は期待出来ないとハローワークに行って現実を突きつけらる。
子育てを取るか、仕事を取るかの二者択一プラス介護が必要な両親の面倒も見なくては、ならない。
極論、子どもの育ちとお金を天秤にかけると両親の面倒をみることを放棄せざる得ない選択も迫られていた。
自衛隊のワークライフバランスの取り組みが必要だ。
部隊の中での離婚率は高く、帰ってこない夫と妻は不和になり母子家庭となるケースも珍しくないと自衛隊父子家庭のパパさんより聞いた。
まるで長距離ドライバーの離婚率が高い状況と同じではないか。
夫婦の時間を削ってまで、職務を全うすることを選択しなくてはならない男性性界の強迫観念のようなものを目の当たりに改めて突き付けられたような気分になった。
収入が低くなっても、笑っているパパの道を選択するか。
収入が高くなって、笑えないパパの道を選択するか。
結局、電話相談では答えは見つけられなかった。
キャリア形成を援助するシステムは存在するも、福祉業界に特化しているハローワークの職業訓練やパソコンスクール程度しか代案はなく、後の就活に至る道筋はか細いものだ。
40代で転職するリスクとメリットを考えれば仕事を選択せざる得ないのだろう
私はどんな苦境に至ろうとも、常に笑っているパパを演じてくださいとしかアドバイスをすることが出来なかった。
親は時として役者になることを求められる。
笑いたくても笑えない状況かあっても、堂々と父子家庭の道を進む覚悟も必要なのだ。
堂々と生き様を、仕事でも、私生活でも声高らかに笑いに満ち溢れた日々を送ってくれることを願わずにはいられない。
夫婦関係のコミュニケーション不全は夫婦2人だけの問題では無い。
労働環境や職場の社内風土によって、コミュニケーション不全のきっかけが生まれる事を企業家やあらゆる業種の方々は肝に命じなくてはならないと思う。
備忘録まで