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父子家庭支援について:貧困について

働き方の貧困が子どもの貧困に紐付くことについて。

働き方の貧困とは何か?

それは、ひとり仕事を抱え込んでしまうことを指す。

1人で仕事を抱え込んでしまうと家庭の事情で仕事を休んでしまうと業務がストップしてしまうリスクが生まれてしまう。

生産性と効率を考えた時にメリットは何も無い
しかし今もなお、そうした働き方の職場が大多数をしめている。

父子家庭になると仕事をとるか子育てをとるかの選択を迫られる。

働き方を変えるか、職種を変えるかを問われるのだ。

しかしここで、父子家庭ならではの障壁が存在する。それは債務を負ってひとり親家庭になってしまうということだ。

当然、収入が無いと支払いは出来なくなる。
結果、仕事を選択して子ども達を児童相談所に預ける選択をする父子家庭のパパさんを多く見て来た。

くどいようだが子育ては期間限定だ。

子ども達の育ちの時間は有限であり、部活動や地域との繋がり、親子の体験の喪失が生まれ、子どもの貧困問題に直結する。

そうした子ども達は、自己肯定感が著しく低く、学習意欲や習慣も根付かない。
場合によっては愛着障害を背負う場合もある。

また子ども達が少し大きかったとしても、ヤングケアラー状態になり、有限な子ども時代の遊びの体験を喪失することになる。

つまり何が言いたいかと言うと労働環境や働き方の多様性が土壌にないことで、結果的に子育てにおいて環境整備が出来ないことをいいたいのだ。

収入を確保しながら、子育てをする。
子育ちに合わせた働き方を選択する。

今社会に問われている社会生活とは理想なのだろうか、私は誰もが望む理想だと考える。

その様な父子家庭に支援、援助できる方策は施策上には存在しない。

実現させていくためには企業努力が必要なのだ。そしてそうしたとりくみを進める国の援助が必要なのだ。

重ねて父子家庭になる、パパ達の働き方のマインドのアップデートが必要だ。

子育ても仕事も手にして生きる道を自らの職場で先駆的に作り上げる必要がある。

異次元の子育て支援にこの視点は無い。
しかし働き方改革の促進には僅かな希望が見え隠れしている。

どうか、誰も犠牲にしない働き方が実現する時代が訪れる事を願わざるにはいられない。

この無理ゲーを頑張るパパさん達も多数存在するが、殆どと言っていい程、メンタルに疾患を患ってる方々がいらっしゃる。

母子家庭と比べて確かに父子家庭は収入は高い。それは事実だ。がしかし平穏な生活を送っているわけでは無いことは理解頂きたい。

本日の備忘録はここまで。
今日は23:00に相談アポイントが入っている。
どこまで力になれるかわからないが、寄り添って行きたいと思う。

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