【長生きみそ汁】イイとこだけ切り取るひとたち
以前は、麹みそを使っていて。スプーン1杯をすくい、マグカップで溶かして「みそスープ」にしてあったまっていました。
引っ越しして、味噌も買いなおすことだし、どうせなら!ということで、長生きみそしるにチャレンジすることにしました。
ざっくりと、ネットで調べたところ、こんな感じ。
1:赤味噌80g
2:白みそ80g
3:すりおろした玉ねぎ(Mサイズ 約150~200g)
4:りんご酢 大さじ1(=15cc)
全部混ぜ合わせて、製氷器に入れる。冷凍する。
2週間ほどはもつ。
1回1粒。150mlのお湯に溶かして飲む。
野菜をプラスすると、なおよい。
・・・んでね。
わたし、ネットとかテレビの薄い情報はあんまり信用してなくて。コンパクトにわかりやすく伝えようとするあまり、重要なことを削っていることがあることを知っているからです。
というのもね、一時期、腸内環境を整えるためにヨーグルトを食べよう!って、お医者さんの先生方が、おすすめしてた時期に。
ちょうど、大腸に不安を抱えていた母は、せっせと、ヨーグルトを食べていたんです。
フルーツ入りのやつをね。
・・・テレビ見てて、わたし、気づいてたんですよ。
お医者さんの先生方は、みんな「無糖ヨーグルト」を食べてるの。
なのに、オカンは、酸っぱくて食べづらいからとオリジナルアレンジを加えていたわけです。
フルーツ入りなら甘いし、
おやつ代わりになるからと。
・・・それ、単なる、ヨーグルト風味のおやつです(爆)
無糖ヨーグルトがおすすめだと、画面上はそうなってても、テロップには「ヨーグルト」って書いてあるわけですよ。自分の都合で、勝手にミスリードしたわけです。
でも、すでに65歳を超えてる母に、健康のために我慢して「酸っぱいヨーグルトを食べなよ」とは言えませんでした。
死ぬまでの間に、おいしいものだけ食べた方が、幸せじゃないですか?
健康のために、我慢することないし。
なお、その後、検査で大腸ポリープがあることが発覚し、プチッと取ったら、不快さは解消されたそうです。今は、ヨーグルト生活をやめてます。
#ダノンが高いから
んで、長生きみそ汁の話に戻ります。
「合わせみそ」ではなく、あえての
赤味噌、白みそってところが、妙にひっかかりまして。
【疑問その1】赤みそって、結局、何だ?
ネット検索しました。
レビューやコメントに、ちょこっとずつ、情報が載っていました。
赤みそとは、大豆からつくられた「豆みそ」のこと。
普通にスーパーで売っている味噌は、大豆と米から作られているものが多い。すでに、だし入りのものもたくさんある。
発酵した大豆を摂るのが目的なのだから、赤みそだけは、ちゃんとこだわらないといけないのだな、と、わたくし判断しました。
そうして、スーパーで見てみたら、売り場にはいろんな産地のさまざまな味噌が30種類以上あるのに・・・純粋な「大豆と、塩だけ」で作られた味噌が1つしかありませんでした。
それが、こちらの八丁味噌です。
なんだよ、結局、ド・スタンダードじゃないかw
これまで、あんまり気にしてなかったのですが、大豆以外にもさまざまな材料で味噌って作れるんですねぇ・・・勉強になりました。
豆みそと米味噌の合わせ味噌を赤だし味噌といいます。
たぶん、だし入りのものが多いんじゃないかな。
酒精は、発酵が進まないように入っているアルコール成分のコト。
ちゃんと、成分表を見てくださいね。
【疑問その2】じゃ、白みそって、なんだ?
これがねー。検索しても出てこなくて。
業を煮やして、結局、書籍を購入してしまいました。
ほとんど、ネットに公開されてるや~んorz
ともあれ、わかったのは
白みそは、どれでもいいということ。
大豆だけで作られる赤みそに対して、白みそと呼んでるだけで、米と大豆で作られたごく一般的なお味噌のことをいいます。
熟成期間が短いことで(赤味噌よりも)塩分濃度が低く、甘口になる。
【疑問その3】だし入りタイプは?
書籍読んでてわかったんですが、お湯で溶かすだけではなく、
味が足りないひとは「だし」を追加するために、だし汁の作り方やだしの取り方のレシピも紹介されていました。
・みそ玉そのものが旨味が多い(赤味噌だもんね)
・ほかの材料(野菜とか)から出てくる旨味で補完する
つまり、スタンダードはやはり、だし味がついていないもの。
お湯150mlに対して、みそ30gなので、通常よりも濃いめだと思うんですよね。まぁでも、たまねぎ増量分を加味しての数値かな・・・
ここで、「だしの素」をパラッとしたら台無しになってしまいそうw
例に出した、加糖ヨーグルトを食べていた母のように。
個人的には、鰹節をそのままパラっと入れちゃうの、アリじゃないかなぁと思いました。
どんな情報でもそうなんだけど・・・
再現性100%のモノを使わないと、人体実験にすら、ならないじゃん?
どうして、そんなこともわからずに、勝手にオリジナルアレンジを加えようとするひとが多いんだろうか。不思議でならない。
レビュー見ててもびっくりすること書いてることあるよ。断片的な情報を鵜呑みにするの怖いんだけどな・・・わたしだけかな?
先日、NewsPicksのWEEKLY OCHIAIの「母親をアップデートせよ」の回で、「教科書の音読が、親もやる意味がわからずにやらせるのが悩ましい」という母親に対して、高濱さんの答えが秀逸でさ。開始15分あたりです。
文章題を読み落とす子は、漏れたり、言い間違いしたり「てにをは」が抜けたりしている。
集中して読める子は50行のうち5個以内。そういう精読できる子は、トップクラスの成績になる。だから3年生になっても教科書を音読する課題が出されている。ただ、意味をわかってやらせる先生も少ないし、親もそれをやる意味を理解をしていない。
音読は、精読スキルをつけるための大事な練習なんですね。これをね、できないまま大人になったひとがいるわけです。
もちろん、母の場合は、加齢により認知能力が下がっているのかもしれない。そもそも、精読してちゃんと読まないと人生で痛い目を見るっていう経験をしたことがないのかもしれない。深く知ろうとする好奇心がもう、薄いのかもしれない。学習的無力感から、それ以上を学ばない人生を選んでるのかもしれない。
でも、それによって引き起こした事件や事故の責任をとるのは、あくまでも、自分じゃん?
だったら、思い込みによる浅い理解でリスクを負う前に、ちゃんと自分なりに調べて「わかっておく」のが大事なんじゃないかなぁと思うのでありました。
高濱センセも「本当に納得するまで食い下がり、自分で解くことにこだわるしつこさ」が大事だって言ってたしね。子どもに限らないよ。大人もだ。
というわけで、次回は。
料理しない女子が、長生きみそ玉を作るためにかかった経費をお伝えするよ!お楽しみに!!