日本での愛犬との暮らしは
冒頭の写真は、イタリアのフィレンツェでの公園でのスナップ。
一般の人も散歩する公園内、柵もない広々とした芝生で、犬たちはノーリードで走り回っている姿は日常のこと。
もちろん、犬同士がちょっと組み合う状態になれば、飼い主は声で制止させたり、呼び戻ししたり。
日本では屋外で散歩させるときはもちろんのこと、ドッグランを除き、誰も居ない広い公園、そして海岸や河川敷など屋外において、現在は犬のノーリードは許されないです。
『動物の愛護及び管理に関する法律(いわゆる「動物愛護法」)』により、動物の所有者又は占有者は、「動物が人の生命,身体若しくは財産に害を加え,又は人に迷惑を及ぼすことのないように努めなければならない」(同法7条1項)と規定されています。
また、当該動物の保管方法の基準については、環境大臣に制定を委ねていて、「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」で、犬の放し飼いについての規制をしています。
我が家の場合、愛犬がジャーマンシェパードだったので、普段から基本的な服従訓練を行い、散歩するときはリードを短く持ち、脚側歩行。
ちなみに、いつも散歩で出会う小型犬の飼い主ですら、私のことを警察関係者だと思っていたようでした(笑)。
さて、このところ連載で、ずっと以前に撮影した愛犬の写真集を紹介しております。
海岸や河川敷でノーリードの、今では撮ることができない写真の数々。
本来は、飼い主は自己責任として、しっかりと愛犬をしつけることができれば、法律や規則などでとにかく何でも制限しようとするやり方を変えることができるとは思うですが・・・。
日本での愛犬との暮らしは、ほんと堅苦しいですね。