酒蔵めぐりを楽しむ~兵庫姫路の旅編
10月27日(日)、酒蔵めぐりを楽しむ旅も後半戦となりました。
23日(水)に愛知県を出発し、三重県、滋賀県、福井県、京都府、兵庫県、鳥取県そして島根県とクルマを走らせ、この日は岡山県を経由して兵庫県姫路市へと向かうこととなります。
蒜山高原SAにて
マリンタラソ出雲を出発し、山陰自動車道から中国横断自動車道を経由して岡山自動車道でいったん倉敷へと向かいました。
途中、蒜山高原のサービスエリアでひと休み。
蒜山(ひるぜん)と言ったら、「蒜山焼きそば」。
本当は蒜山焼きそばを食べようと、サービルエリアに立ち寄ったのですが、建物前にある焼きそばの出店は時間が早かったため、準備中で食べられず。仕方がないので建物内のフードコートでそばと鳥丼セットを二人でシェアしました。
キムラヤのバナナクリーム
そして、姫路へ向かう前に、岡山県倉敷市へ。
目的は、岡山県のパン屋さん「キムラヤ」へ行き、バナナクリームを買うこと。
実は妻が10代の頃、バナナ風味のマーガリンが美味しかった思い出があり、どこかにそんな風味のものがないと探していて、たまたま岡山のパン屋さん「キムラヤ」でバナナクリームが販売されているのを知り、是非とも買って食べてみたいとのことで、今回の旅でバナナクリームを買うことが目的のひとつとなりました。
なお、キムラヤの店舗は岡山県内と広島県福山市にしかなく、倉敷幸町店で買い物し、運河沿いの倉敷美観地区でプチ観光しようと計画。
そして、キムラヤの倉敷幸町店で、無事バナナクリームをゲット(それも4つ)できましたが、実際に味わってみたら、昔好きだったバナナ風味のマーガリン味とは違っていて、妻はちょっとガッカリだったみたい。
日本酒発祥の地・宍粟(しそう)
我が家の、旅行あるある。
それは当日の急遽行き先変更。
キムラヤのバナナクリームを購入後、倉敷美観地区に立ち寄って、運河沿いの歴史的建造物周辺をゆったり散策するつもりでしたが、妻が「倉敷には何度も訪れたことがあるので今回は行かないで良い」と言い出し、そのまま姫路方面へクルマを走らせることに・・・。
ということで、翌日訪れるつもりだった日本酒発祥の地・宍粟市にある酒蔵へ向かいことにしました~。
山陽盃酒造 播州一献醸造元
倉敷から1時間半。
まず到着した酒蔵は、山陽盃酒造さん。
天保8年(1837年)創業の老舗の酒蔵ですが、現在では新しい取り組みも行っていて、ちょっとお洒落な雰囲気でしたね。
ここでは宍粟市限定販売の「播州一献・三笑」という伝統的な生酛(きもと)作りを購入。
老松酒造
もうひとつ、宍粟市山崎にある酒蔵「老松酒造」も訪問。
老松酒造は明和5年(1768年)創業の、昔ながらの酒蔵の佇まいが心地よく感じられ、とてもリラックスできる空間。
ここでも妻が試飲。
優しそうな蔵人さんの説明を受けながら、飲むお酒「老松」は飾り気もない、とても美味しかったとのこと。
ここでは宍粟限定のブランド「三笑の」一升瓶と、伝統的なお酒・スエヒロ老松の360mlを購入。
私にとっては自宅へ戻って、飲むのがとても楽しみですね。
コンフォートホテル姫路
さて、この日の宿泊先は姫路駅からも近い「コンフォートホテル姫路」。
実はこのホテルに2泊することとしました。
2泊する理由は、ここまでの5日間で1200キロほど走行することとなるので、長距離運転はひと休みしたかったことと、妻が以前、姫路に住んでいたので丸一日ゆったりと過ごそうと考えたため。
コンフォートホテルはAPAやドーミーインのように大浴場はありませんが、機能的でお手軽なホテルだと思います。
家族ユースというよりも、単身者向けのビジネスユースという感じでしょうね。
姫路の夜
駅前近くのビジネスホテルに泊まったので、駅前周辺を散策して晩酌がてらの夕食を楽しむことに。
1軒目は姫路駅前のみゆき通りのアーケードを入ったすぐの地下にあったお店(名前は忘れました)。
時間が早いせいか(午後4時半前)、お客は私たち夫婦だけ。
とりあえず、日本酒1合と焼き鳥1人前を注文したのですが、何やら店員の女性がゴホゴホと咳をしている様子。
お通しに出されたきんぴらゴボウもなんか美味しくなかったので、日本酒を飲み干して、すぐにお店を出ました(お通し450円は高すぎ!!)。
気を取り直して、地下街のグランフェスタ6番街にあった「地酒と海鮮料理 きりん」へ。
ここも午後5時前だとメインの海鮮メニューの注文ができないとのことだったので、まずは生ビールにタコのから揚げとフライドポテトを注文。
そして、5時を過ぎてから、刺身3種盛りとおまかせカマ焼き、そして地元のお酒「灘菊」を注文。
「地酒と海鮮料理 きりん」の料理は確かに美味しかったですが、値段は割とお高目な感じで、個人的にはまた立ち寄りたいというお店ではないかなって思いましたね。
そして、最後はB級グルメ。
これも駅地下にある、たこ焼き屋「姫路タコピィ」さん。
明石焼き風たこ焼きを、ソースに付けてからダシにもつける「ザ・姫路流」のスタイル。
ちなみに妻はソース派、私はダシ派で美味しくいただきましたが、それに加えて日本酒「龍力」もググっと飲み干しました~。
姫路の夜グルメは、ほんとたくさんのお店があって、どこへ入ったら良いのか迷いますが、どちらかと言えばB級グルメ狙いが私は良いかなって思いました。
そして、おまけ。
人気店、鯛焼本舗「遊示堂」にて、たい焼きを購入し、ホテルで夜食として楽しみました~。
コンフォートの朝
10月28日(月)、コンフォートの朝食は午前6時半からオープン。
早起きな私たちもその時間に合わせて、フロント横にある食事コーナーへ行ったのですが、既に多くの人たちが朝食ビュッフェに来ていました。
ビジネス客が多い、コンフォートホテル。
特に月曜日の朝は、早めに朝食を摂って仕事へ出かける人が多いんでしょうね。
ちなみにコンフォートホテルの朝食は栄養バランスもよく考えられていて、普段飲まないスムージーも数種類あり、結構お奨めですね。
書寫山圓教寺(しょしゃざんえんぎょうじ)
今回の姫路滞在で妻が行きたいと言った場所は、天禄元年(970年)に創建された天台宗の古刹「圓教寺」。
一般的に姫路と言ったら、世界遺産に登録された姫路城なのですが、夫婦で以前観光したこともあるので、今回はまだ一緒に出かけたことがない書寫山へ行くこととなりました。
この日は未明から朝方にかけて雨が降ったようで足元が心配でしたが、ロープウェイで上がったときには、ほんのちょっとだけ霧のような雨。
足元もちょっと滑りやすいところもありましたが、その分、訪れる人も少なく、じっくり見るにはとても良い日でしたね。
書寫山圓教寺では、古くはハリウッド映画「ラストサムライ」、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」、そして現在上映中の「八犬伝」などのロケ地として利用されていて、その荘厳な雰囲気には圧倒されましたね。
広大な圓教寺の敷地内は、ほんとパワースポットいっぱい。
また、雨上がりの深い緑から、マイナスイオンをたっぷりもらえた気がします。
壺坂酒造
この日の酒造めぐり先は、姫路市夢前(ゆめさき)町にある「壺坂酒造」。
寛永6年(1629年)に姫路市香寺町中寺にて創業した酒蔵で、文化2年(1805年)に現在の地に移り、酒造りを続けているとのこと。
気さくなおばさんが応対してくれましたが、自然環境に恵まれた播州地方の内陸部で生まれた日本酒はとてもすっきりとした口当たりとのこと。
ラーメンたろう姫路中地店
姫路でのランチ。
妻のアドバイスで、神戸を中心に店舗展開するラーメンチェーン「ラーメンたろう」へ行くこととしました。
妻はトマトラーメンを、そして私はチャーシューあっさりラーメンを注文。
それぞれ味わいの深いラーメンでしたね。
播磨屋本店
そして、姫路でちょっと手土産と言ったら播磨屋のおせんべい。
同じようなおせんべいは他にもたくさんあるかと思いますが、手土産として結構喜ばれるので、お奨めかな。
コンフォートでの晩酌
コンフォートホテルに戻り、ショッピングモールで買い出った総菜を肴に、壺坂酒造で買った生酒「雪彦山SHOZO」で晩酌。
「雪彦山SHOZO」は壺坂酒造の13代目壺坂正蔵が愛した昭和初期のお米「辨慶」を令和仕込みで復活させた生酒。
この日の夜は、夫婦ふたり、旅を振り返りながら楽しく晩酌ができましたね。
いよいよ次回は、酒蔵めぐりの旅の最後となります。