Mille Miglia 2024の旅行計画
Mille Miglia 2024の開催概要が発表されました。
https://1000miglia.it/en/events/1000-miglia/1000-miglia-2024/
年に一度のクラシックカーが集うイベントで、世界で最も美しいレースと言われるミッレミレア。
ミッレミリアの意味は「1000マイル」ということで、イタリア各地を1600キロ走るイベント。
通常はイタリア北部の町、ブレシアを出発し時計回りにローマまで行ってから戻るコースを辿りますが、来年は時計回りとは逆回りとなりました。
具体的には1日目はブレシアを出発してトリノへ。2日目は初めてジェノバの町を通過して地中海に面した海岸線を走りヴィアレッジォまで。3目目はそこからローマへ。4日目はローマからイタリア半島内陸部を走りシエナを経由してボローニャまて。最終の5日目はボローニャからブレシアへ戻るコースです。
昨年と一昨年、2年続けてこのイベントをカメラに収めるためにイタリア旅行したので、来年はちょっと無理。
でも、もしも私が旅行するとしたらどんな旅行が考えられるかと思い、プランを作ってみました。
フライトプラン
まずは名古屋からはイタリア直行便がないので、どこを経由し、どの航空会社を利用するか。
2023年11月24日現在、TRIP.COMで行きは『6月8日名古屋発ミラノ行き、帰りは6月16日ミラノ発名古屋行き』で調べてみると、エコノミークラスで、中華国際航空の北京経由便が往復12万円以下でダントツに安かったですね。中華国際航空以外では17万円台から25万円くらい。
中華国際航空の金額はちょっと安過ぎて心配。
またシンガポール航空はシンガポールでの乗り継ぎが行きは7時間、帰りは17時間あるので、シンガポールも少し楽しみたいと思う方にはいいかも。
私の考えとしては時間がかかるけどシンガポールも観てみたいのでシンガポール航空を選択かな。
イタリア周遊Mille Miglia追っかけプラン
イタリア観光はほとんどせず、Mille Migliaの追っかけで、5日間みっちり各地を巡る欲張りプラン。イタリア滞在7泊8日の行程を考えました。
6月9日からブレシア2泊
6月11日 トリノ1泊
6月12日 ジェノバ1泊
6月13日 グロッセート1泊
6月14日 ボローニャ1泊
6月15日 ミラノ・マルペンサ国際空港周辺ホテル1泊
6月16日 ミラノから帰国フライトへ
まずはブレシア編にて
6月9日、ミラノマルペンサ国際空港到着。
シャトルバスでミラノ中央駅へ向かいます。もちろんマルペンサエクスプレスという列車でも行けますが、バスの方が安いし頻繁に運行しているため。
ミラノ中央駅からは私鉄のITALOに乗り、ブレシアに向かいます。
なお、国鉄のトレンタリアの高速鉄道もありますが、早めに予約すあればITALOの方が断然割引価格で利用でします。
https://www.italotreno.it/e
ちなみにイタリアの鉄道座席は固定していて、日本のように座席を反転することができません。
また、ターミナル駅では進行方向が逆転し、予約についても進行方向の指定ができないです。
グループでの予約なら、列車中央部分にある向き合った席がいいと思います ね。
ブレシアのヴェネチア通りがはMille Migliaのスタートとゴール地点となります。
ブレシアではMille Miglia開催の前々日から2泊しますプランです。
なお、Mille Miglia開催のため、ブレシアのホテルは早くから予約が必要となります。
あまり、こだわらないのであれば、郊外のB&Bタイプが良いと思いますが、6月11日のMille Miglia開催後、その日のうちに、トリノまで行きたいので、駅前近くのホテルでチェックアウト後も荷物を預かってもらう形を考えました。
ちなみにBooking.comでみたら普通のビジネスタイプのダブルルームで一人3万円以上しました。ほんと高いの思い立ったら、後から無料でキャンセルができる場所を確保することをお奨めします。
なお、前々日から2泊するのは、2日前から参加車両が検査のため「Brixia Forum」という場所に集結するのですが、ブレシア旧市街のあちこちでも参加車両を見ることができます。
なお、「Brixia Forum」は関係者やメディア以外許可がないと入ることができませんので、建物の外で入退場する様子を見学するなら可能かも。
また、ヴィットリア広場では、最終的に参加車両のハンドルにlは刻印の付いたチェーンを付けるシーリングセレモニーが行われますので、そちらも外から見学することできます。
シーリングセレモニーは開催当日の午前中まで行われますので、ヴィットリア広場を中心にロッジア広場やブレシアドゥオモも前の広場など、旧市街を散策するだけでも十分楽しめます。
ブレシアからトリノへ
6月11日夕方、ITALOに乗ってミラノへ向かいます。
途中、ミラノ中央駅でトリノ行きに乗り換え。
ITALOはブレシア=ミラノ間36分、ミラノ=トリノ間60分。
トリノへはトリノ・ポルタ・ヌオーヴァ駅に到着するので、その周辺のホテルがベストかな。
ちなみに私が5年前にスターホテルズ マジェスティック
(Starhotels Majestic)に宿泊しましたが、トリノはとても上品な感じのまちでしたね。
Mille Migliaの1日目の目的地はトリノで、詳細は1ヶ月前くらいにならないと案内されませんが、たぶん参加車両は夜9時くらいまでには、トリノ市内に到着する予定で、トリノ王宮前広場やコルソ・レジーナ・マルゲリータ通り周辺に集結するのではないかと思われます(あくまでも憶測ですが)。
そして6月12日早朝、たぶん午前7時前後からジェノバを経由して地中海に面した町、ヴィアレッジオに向かうのではないかと想定しています。
トリノ滞在では早朝、参加車両が出発するのを見送り、ジェノバに向け鉄道に乗ります。
ローカル電車で2時間ちょっとほどで、ジェノバまで行けます。インターシティの特急もありますが、ローカル電車でのんびり行くのも楽しいかと思います。
https://www.trenitalia.com/en.html
10:30 Torino Porta Nuova =RV2123= 12:35 Genova Piazza Principe
ちなみに9時台は電車がないようで、参加車両を少し見送ってから、08:30のローカル電車で向かう方が良いかしれませんね。
ジェノバからグロッセートへ
6月13日昼過ぎにトリノからジェノバに到着することとなります。
Mille Migliaではジェノバは初めての通過点となり、参加者の方々の2日目昼食場所となる予定です。
詳細が分かってからの話しになるかと思いますが、まずは駅周辺のホテルに荷物を預けて、参加車両の昼食場所に向かいます。
参加車両を見送った後、ジェノバでプチ観光も楽しみながら、ホテルで宿泊し、翌日朝、グロッセート(Grosseto)に向けて出発します。
07:12 Genova Brignole =FR8605= 10:30 Grosseto
グロッセートへは特急で3時間18分です。
グロッセートはトスカーナ州南部の人口8万人ほどの小さな町。
なぜ、この町を選んだかというとMille Migliaの参加者たちの昼食場所が、グロッセートの手前、地中海に面したカスティリオーネ・デッラ・ペスカーイア(Castiglione della Pescaia)で、午後ゆっくりとグロッセートの旧市街を通過することを想定して、この小さな町をのんびりと観光する時間もあるかと思いました。
そして、グロッセートの町で一泊し、次の訪問地シエナへもバスで1時間15分ほどで行けるからでした。
ちなみにグロッセートで泊まるとしたら駅前の「Hotel Nuova Grosseto」でしょうか。まずはホテルでチェックイン前に荷物だけを預けることもできるしね。
https://www.hotelnuovagrosseto.com/en/
グロッセートからシエナを経由して夜ボローニャへ
Mille Miglia 4日目。
この日は参加車両はローマから途中サロメオ(SaIomeo)でランチ休憩してからシエナを通過し、ボローニャを目指すことになります。
6月14日朝、グロッセート駅前にあるバス停からシエナへと向かいます。
08:45 GROSSETO F.S.Stop =Bus Regionali 51G=10:00 SIENA-VIA TOZZI
シエナのバスターミナル「ヴィア・トッジ」の広場地下には券売所や荷物の一時預り窓口があるので、そちらで荷物を預けてシエナ旧市街に向かいます。
午後、Mille Migliaの参加車両が来る前に、フェラーリ・トリビュートの車両なども通過するので、カンポ広場で待機して観戦するのもいいかと思います。
すべての通過車両を見るにはとても時間がかかるので、午後6時くらいのバスでフィレンツェへ向かいます。
フィレンツェへはバスで1時間15分くらい、そしてフィレンツェ・サンタ・ノヴェーラ駅からITALOに乗り、ボローニャ中央駅へと向かいます。
18:20 SIENA-VIA TOZZI =Bus Regionali 131R =
19:35 FIRENZE AUTOSTAZIONE stop
20:05 Firenze Santa Maria Novella =ITALO 8966= 20:43 Bologna
ボローニャの滞在先は中央駅周辺か、旧市街に入ってところくらいいいのですが、B&Bで良ければ中央駅北側のデ・カッラチー通り側でも良いかと思います。
たぶん、過去のMille Migliaを参考に考えると、参加車両のボローニャ到着は午後9時過ぎ、マジョーレ広場からインディペンデンツァ通りを通って、郊外の宿泊場所に向かうのではないかと思います。
どうであろうと、夜のボローニャはMille Migliaを見る人たちで賑わいをみせることでしょうね。
ボローニャからミラノ・マルペンサ国際空港へ
6月15日、Mille Miglia は最後の5日目となります。
参加車両はボローニャからブレシアへと向かい、ゴールとなります。
ただし日程も限られているので、この旅行プランではブレシアには向かわず、ボローニャ旧市街を散策し、午後3時過ぎにミラノ中央駅へと向かいます。
15:06 Bologna Centrale =ITALO= 16:20 Milano Centrale
ちなみに、せっかく旅行するならMille Migliaのゴールシーンも楽しみたいと思われる方は、ボローニャから特急でブレシアに行き、ブレシアで1泊することもアリですね。
それはさておき、イタリア滞在最後の夜をミラノで過ごすことも良いかと思いますが、この時期のミラノのホテルもとても高いと思われるので、ミラノからシャトルバスでマルペンサ国際空港へと向かいます。
マルペンサでのお奨めホテルはHotel Villa Malpensa。
空港からシャトルバスも出ているので、ちょっと空港内で夜、軽く夕食を取ってからホテルへと向かいます。
https://hotelvillamalpensa.it/
もちろん、最後の夜はちょっと豪華にという方であれば、ホテル内でのディナーも良いかもしれませんね。
費用概算
イタリア周遊Mille Miglia追っかけプランの費用概算です。
これはあくまでも一人旅を想定した概算額。
私の場合、Booking.comのGeniusレベル3会員なので、割引が使えることを想定しています。
宿泊先:
ブレシア2泊:Hotel Igea(ここが一番高く、2泊で5万円強)
トリノ1泊:Ellen's apartment(B&Bタイプ)
ジェノバ1泊:B&B Hotel Genova
グロッセート1泊:Hotel Nuova Grosseto
ボローニャ1泊:BB Veronesi
ミラノ・マルペンサ1泊:Hotel Villa Malpensa
宿泊費合計:760€
ユーロの為替レートを1€=165円で計算すると125,400円。
交通費:
シンガポール航空利用名古屋=ミラノ往復 186,000円。
鉄道・バス等運賃 210€=36,650円
(これは現時点の早期ネット予約割引で)
滞在費:1日100€×7日間=115,000円
合計概算費用:463,050円也
これはあくまでも2023年11月現在の概算費用です。
ホテル代はグレードアップすればもっとかかるし、鉄道料金も早割を想定しているので、仮に直前に変更となればその分追加となります。
また、中華国際航空利用なら400,000円以内に費用を抑えることも可能かもしれませんね。
ご参考までに。
今回のプランは、これから年金生活になる身としては実現しない机上の計画となりますが、こうやって旅行プランを考えるだけで、もう行った気分にもなるので、次はどんなプランを考えようかな。
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