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イスタンブールとイタリア周遊2023(5)
2023年6月、初めてのトルコ、イスタンブールに滞在した後、イタリアの3都市を周遊しながらミッレミリアを楽しむ、シニア夫婦の自由旅。
フィレンツェから最後の目的地ミラノ編となります。
フィレンツェ、朝散歩
6月16日(金)
この日はフィレンツェからミラノへ。
前日、ピストイアでの撮影旅行でちょっと疲れていたので、朝はゆっくり。
とは言っても、夕方には、ミラノのドゥオモ広場前で、Mille Migliaに参加している日本人の方を待ち受ける計画で、この日も忙しかったですね。
さて、まずはホテルでの朝食後、荷物をパッキングしてから、外出。
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ポルタ・ロマーナ広場前にあった屋台の八百屋さんで、ブラックチェリーを購入し、スクデリエ・レアリ庭園(Giardino delle Scuderie Reali)の中でちょっとチェリーを頬張りながら、のんびり散策。
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公園ではわんこたちがノーリードで楽しく群れて走り回っていましたね~。
でも、飼い主さんが呼び戻しのコマンドでちゃんと従い、飼い主さんの下へ走って戻っていく姿を微笑ましく、私たちは眺めていました。
日本では、公共の場所などでは必ずリードを付けて散歩させなければないないことになっていますが、そもそも飼い主とアイコンタクトも出来ず、わんこに引きづられるような散歩というか、わんこが自由に前を歩いて飼い主が従われるままに歩いている光景がほとんどで、なんだか情けない感じ。
やはり、こんな風に飼い主とわんこたちとの信頼関係があって、公園などでも自由に、そして一緒に楽しく散歩できるのって、ほんと素敵なことなんですよね。
フィレンツェからミラノへ
午前10時過ぎ。
ホテルをチェックアウトし、フロントでタクシーを呼んでもらい、フィレンツェSMN駅へ。
午前11時25分発のイタロ9920号でミラノ中央駅へ。
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Primaクラスの2号車、革製シートは心地よく、約2時間の鉄道旅はほんと快適でしたね~。
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ちなみに私はITALOのHPで直接チケットを購入しましたが、フィレンツェ=ミラノ間はイタリア国鉄のTrenitaliaもあるので、いろいろ比較しながら安い運賃で行ける方法を選ぶと良いかと思います。
駅ちかの隠れ家的アパートメント
ミラノの宿泊先は中央駅から歩いて2ブロックほどのところにあるアパートメント「Vitruvio42 Apartments」。
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週末の金曜と土曜、ミラノでのホテル宿泊は本当に価格が吊り上がるので、私たちはミラノの宿泊先については早い段階から探し始め、このアパートメントに決めました。
午後1時20分過ぎ、私たちの乗ったイタロはほぼ定刻にミラノ中央駅に到着。
アパートのチェックインは正午からOKだったので、まずはアパートへ。
ここでもセルフ・チェックイン。
事前にメールのやり取りをして、まず身分証明用に写メで撮影したパスポート写真を送り、オーナーからは鍵の受取りの案内をもらいました。
アパートのある建物の大きな門扉を入り、守衛室にいた守衛のおばちゃんに教えてもらいながら鍵を受取り、中庭を通って私たちが借りた部屋へ。
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ちなみにリビングテーブル横のスタンドライトが球切れしているようだったので、オーナーにメール連絡。
私たちがこの日、夜まで出かけていた間に球替えしてくれていました。
さて、スーツケースから荷物を取り出して、少し落ち着いてから、中央駅の地下のスーパーへ出かけて、食料品の買い出し。
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イタリアでお奨め、トルコB級グルメ
スーパーで買い出しし、いったんアパートに戻ってから、いざ昼食へ。
アパート周辺は移民の人たちが住む場所も近いのか、トルコ料理や中華料理をはじめ、多国籍な料理のお店が多くありました。
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私たちが入ったのはケバブ屋さん。
妻は薄いナン生地のケバブで、私はパニーニのケバブ。
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イタリアで食べるトルコのファストフードは、ほんとお手頃で本場トルコで食べるものよりも、ずっと美味しいのではないかと思います。
イタリア旅行される方で、ピザやパスタばかりで飽きたという人には、トルコのB級グルメをお奨めしたいですね。
地下鉄でドゥオモ広場へ
ミッレミリア4日目。
パルマを早朝出発した参加車両は、パディバ(Padiva)、アレッサンドリア(Alessandria)、そしてノヴァーラ(Novara)を経由してミラノへと到着します。
そしてミラノではドゥオモ広場の前を通過するとのことで、私が撮影する待ち受け場所として、ドゥオモ周辺で考えていました。
また、この日と翌日はミラノ・モンツァ・モーターショウ(MIMO)が開催され、ドゥオモ広場ではモーターショウの車両も展示されるとのこと。
まずはミラノ中央駅前「Centrale FS」駅から地下鉄3号線に乗って「Duomo」駅へ。
ちなみに地下鉄の乗車券は駅のTabacchi(キヨスク)で1日券を購入。
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もちろん乗車券は、地下鉄改札前の切符販売機で買えるのですが、やはり慣れない販売機で買う旅行者、特に日本人をターゲットにスリや詐欺が近づいてくる危険性が高いと思います。
なので、最初からそんなリスクを避けたいですよね。
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久しぶりのドゥオモ
ミラノのドゥオモ広場に来るのは6年ぶり。
雲ひとつない青空の下、威風堂々とそびえたつミラノのDoumo(大聖堂)。やはりこの姿には感動しますよね。
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広場ではミラノ・モンツァ・モータショウの車両が展示されていましたが、金曜日の午後5時としては観光客が少ない感じ。
でも、広場隣りのヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアに入ると、そこは人でいっぱい。
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そう、ほとんどの人は、強い初夏の日差しを避けていたんですよね。
また、日陰となる建物の影や街路樹の下でのんびりたたずむ人たちもいて、この街の雰囲気を楽しんでいるようでしたね。
そして、私たちもドゥオモ周辺を散策。
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ちょっと歩き疲れたので、妻がジェラート屋さんを見つけて休憩。
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フェラーリ・トリビュート
そして午後5時半過ぎ。
突然、通りに轟音が響き渡り、Ferrari Tributeのクルマたちが登場です。
なお、Ferrari TributeはMille Migliaのイベントに連動して、同じようなコースをMille Migliaに先立って走ります。
ここ、ミラノでもドゥオモ広場前を通過。
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一般の観光客は「Ferrari Tribute」のことは全く知らないので、続々と通りを駆け抜けていくフェラーリにびっくり。
立ち止まって携帯のカメラで撮影する人たちや、通りに座りこんで見ている人たちも。
通り過ぎるフェラーリを見て、「いったい何事?」とカメラを構えた私に声を掛けてきたカップルがいたので、Ferrari Tributeというイベントで130台余りのフェラーリが来るよと伝えると、「オーマイガー!」とビックリ。
聞けば、そのカップル、ミラノ・ファッション・ウィークでアメリカから来ていたそうで、フェラーリのあとにMille Migliaというイベントがあって、400台以上のクラシックカーがここを通過することも教えてあげました。
もちろん、「オーマイガー!」の連呼でしたね。
それから私は場所を変えて、ドゥオモ広場の方へ行き、ドゥオモをバックにフェラーリ撮影。
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ちなみによく聞くのが、「イタリアへ旅行したんだけどフェラーリやランボルギーニなどは走っているのを見たことがない」とか。
そうゆう方には是非、Ferrari Tributeなどのイベントがある時期に訪れてみてもらいたいと思いますね!
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さて、次はミッレミリア
さて、午後7時ちょっと前。
やっとミッレミリアの参加車両が続々とドゥオモ広場へと到着です。
実はミッレミリアに参加していたKさんから連絡があり、1日目のヴェローナを通過した直後にクルマが故障し、そのままリタイアとのこと。
それでも、サポートカーに乗ってコースをめぐるとのことで、ミラノのドゥオモ広場で会うことができればと思っていました。
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再び、ドゥオモをバックに撮影できる場所に移動。
ちなみに、妻は知り合いになったアメリカ女性と通りの石段に座ってクルマを眺めて待っていてくれました。ほんとありがとうございます。
ドゥオモ広場に日が陰るまでは、なんとか綺麗に写真が撮れましたが、撮りづらくなったので妻の待つ場所へ移動。
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なおMille Migliaについて。
最初の到着車両が午後7時少し前で、参加車両は400台くらいなので、最後の車両到着は順調に行って午後9時半過ぎ。
さすがに、そこまで待つのは大変なので、そろそろ帰ろうとドゥオモ広場へ行ったところ、運よくKさんたちにも会うことができました。
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そして、他の日本人の参加車両を撮って、この日は観戦終了。
でも、午後9時になっても、まだまだ空が明かるかったですね。
ミラノで日本食
地下鉄でミラノ中央駅まで戻り、妻がどうしてもここで食べたい!と希望したところは・・・。
そのお店は、中央駅からアパートに向かうときに見つけた「サガミ」。
中央駅正面を出て、駅前の広場を左側の、マクドナルドの横に「サガミ」はありました。
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実は「サガミ」に入ったら、店長はシンガポール系、店員は中華系、そしてお客は韓国系と中華系の人が多く、日本人は私たちだけでした。
ちなみに料理の味は、まあまあのレベルでしたが、やはり旅行中に日本食のなじみのある名前を見たら、食べたくなりますよね!
イスタンブールとイタリア周遊の旅。
書き始めたら、なんだかとても長くなってしまいました。
次が最終編にしたいと思いま~す。