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小さいころは歌うことが生きることだった。そんなことすっかり忘れて気が付いたら物わかりの…

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小さいころは歌うことが生きることだった。そんなことすっかり忘れて気が付いたら物わかりの良い大人になっていた。普通に進学し社会人になったが幸せでなかった。出産を機に人生を見つめなおし自分を取り戻していく過程で思い出した昔の夢「歌手になること」43歳にして歌手を目指し始める実況記録。

最近の記事

無意識にがまんさせていた歌への気持ち

「歌手になる」とここでは宣言しているものの、ちっとも前に進まなくて、オレオレ詐欺みたいになってるなぁと、noteの更新もままならずになっていました。6月末にレコーディングを終えて、さぁ歌を歌っていくぞ!と意気込んでいた7月。今までやってきた仕事の分野で、立て続けにオファーがあり、歌どころではなくなるほど多忙になってしまい、息切れを起こしながらなんとか走ってきました。歌がやりたい!という気持ちがあるものの、歌に関わる時間をなかなかとることが出来ないジレンマ。そんな中でも、歌が作

    • ”いつか”は一歩踏み出さないとたどり着けない

      気が付けばレコーディングから早3か月になろうとしている。コロナでスケジュールが狂ったと言っても、歌手になると宣言してから積算1年半が経ってしまった。本当は4月に予定していたライブも無期限延期で今後ライブ活動ができるかどうかも分からなくなってしまった。歌手デビューするという夢はまだ夢のままだ。 自信が無いないと言ってはボイトレに励んで発表の機会を先延ばし先延ばしにしてきたんだけども、さすがにもう人前で歌っていかなくちゃなという気持ちにやっとこさなった。本当にのろのろと亀の歩み

      • 始めの一歩。レコーディング終了!

        先週の土曜日、人生で初めての、憧れの歌手としての第一歩として、オリジナル曲のレコーディングが無事終了しました。ここまで来るのに長かった!オリジナル曲を作ってもらってから、もう一年が経っていた。ここまでのんびり歩く人も珍しい。でも私にはそれだけの時間が必要だった。”歌手になりたい!”その想いをまずは受け止めてあげるだけでも精一杯。曲をもらってもうまく歌えない自分に絶望し、なんでこんなこと望んでしまったのだと後悔し、それでもどうにか前に進むことを選んで、ひとつひとつダメな自分も認

        • オリジナル曲づくり

          さて、オーディションに合格し、いよいよ歌手デビューに向けて動き出しました。まずはボイトレのグループレッスンを受けて音域の確認。それからブロデューサーとの面談と進んでいきます。事前にもらっていたヒアリングシートに、どんな曲が歌いたいか、細かく記入する宿題がありました。歌手になりたいと願ったけれども、歌で何を伝えたいのか。自分の向き合いがはじまりました。 何で歌手になりたいと思ったのか。それは生きているうちに体験してみたいことだったから。生きることをもっと感じたかったから。自分

        無意識にがまんさせていた歌への気持ち

          合格。と同時に湧き上がるお金と時間の問題。

          ずいぶんとこの記事を書き進めるのに時間が経ってしまった。タイムラグがあるが、当時の気持ちはありありと思い出せる。自分のために記録を続けていこうと思う。 2次審査は簡単なものだった。これからの流れの説明と、家族の了解があるかどうかの確認。それだけだった。歌のスキルや軸力などは二次審査では問われなかった。これからボイトレがんばっていきましょう、で終わった。あっけなかった。けど、何かが始まる。そんな覚悟でいっぱいだった。 実は家族の同意はとっていなかった。このオーディションは合

          合格。と同時に湧き上がるお金と時間の問題。

          ”にやけ”と”恐れ”と

          3月3日に浮足立って受けた新人歌手オーディション。「審査員の前で歌えた」ということだけでも満足して結果はもうどっちでもいいやと思えた。それでもオーディション次の日のパートの日。食堂のおばちゃんとして働いている平凡な40代の私なのに、テーブルを拭いているときなぜか顔がにやけてしまう。”オーディション通っちゃったらどうしよお♡”と妄想するだけでハッピーな気分になっていることに気づく。いつもと変わらぬ日常。でも心の中はうきうきドキドキ。やりたいことを自分に許してやらせてあげるだけで

          ”にやけ”と”恐れ”と

          人生初のオーディション

          書こう書こうと思っていたのに、この記事を書くのに一年経ってしまった。それほどまでにこの体験を受け入れるのに時間を要したのだ。”私なんて”が強すぎて、今でもまるで夢だったのかと思えるような、相当の勇気を出した体験だった。 ”人生に後悔したくない””何事も体験”だと、オーディションにポチっとスマホで応募した私。すぐにLINEで返事が来て、オーディション日程が決まった。3月3日のひなまつり。その日は子どもを友人宅に一日泊りで預けて、一人高速バスで5時間かけて東京へ向かった。 こ

          人生初のオーディション

          人生で後悔しないために

          人生ってやりたいことをどれだけ実現させていくかゲームなんだと思う。 いっこ”やりたいこと”に挑戦すると、それで終わりではなくて、また新たな”やりたいこと”が湧き出てくる。そう、胸の奥の奥にしまっておいた、大切にしていて開けたくない箱の存在に気づいてしまうのだ。 思えば私の人生はやりたいことちゃんとやれてきたと思っていた。勉強は好きだったし、行きたい学校にも進学できて、希望していた学科でその時その時の興味の赴くままに動いて、卒業後には希望の職について、経歴だけなぞれば順風満

          人生で後悔しないために

          40歳過ぎてから歌手を目指す私の記録

          はじめまして。1976年生まれの43歳。主婦です。 こうして書くと何の特徴もない普通の人ですが、普通でいたくて頑張って生きてきたけれど、普通に生きられない自分を40過ぎてから自覚し、そして今、「歌手になる」という夢に挑戦し始めています。 実はとても怖くてたまりません。私は歌が正直うまいとは思っていません。とてもまだまだ人前に出せるレベルではないと自覚しています。 一人カラオケに行き気持ちよく歌って録音を聴いてみると、なんともお粗末。そのたびに絶望。本当に泣きたくなります

          40歳過ぎてから歌手を目指す私の記録