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ラワンブキのおかか和え

 先週、仕事帰りに立ち寄ったスーパーで北海道産のラワンブキを見つけた。
 北海道の十勝地方、足寄町に自生するラワンブキは通常のフキより太くて大きく、「日本一大きなフキ」とも言われている。

 足寄町の道の駅などでは長さ1メートル以上、直径10センチ近くのものが販売されているのを見たことがあるが、今回購入したのは直径5センチほどで、長さ50センチほどにカットされた状態で販売されていた。ラワンぶきとしてはやや小ぶりだが、それでも一般的なフキよりはるかに大きい。
 そのままでは我が家の一番大きなフライパンにも入らないので、まずはさっと洗って三等分。
 まな板の上で粗塩を振り板ずりしてから、沸騰した鍋に入れて5分茹でる。

菜箸で転がしながら茹でる

 茹で上がったら冷水に取り、粗熱が取れたところですじを取る。
 すじの先に2~3ミリ包丁を入れると、あとは手で簡単に取れる。きぬさやのスジ取りより簡単。スナップエンドウと同じくらい簡単な上に、スナップエンドウより長くてしゅるるるんっと取れるのが楽しい。

 心の中でわーいと喜びながらしゅるしゅるぴろぴろスジ取りしていたら、そういえば子供の頃はこれが楽しくて喜んで手伝っていたなぁと思い出した。
 子供の頃は、フキそのものの味よりも、下処理のすじ取りが好きだったような気もする。
 懐かしい思い出。

 ・・・そんな思い出に浸る間もなく、あっさりと下処理完了。

下処理済のラワンぶき この時点でもう香りが良い

 ここまで終えたらタッパーに入れ、浸るくらいの水を注ぎ冷蔵庫でひと晩置く。
 これであく抜きは完璧。
 長期保存するなら塩水に漬けるけれど、今回は数日で食べきる量なので、この状態で空気に触れないよう冷蔵庫保存。

キレイ


 翌日。
 水から取り出したラワンぶきを輪切りにして油で炒め、おかか和えにする。

めっちゃキレイ


 温めたフライパンにサラダ油を引き、切ったラワンぶきを入れて菜箸でさっとかき混ぜる。

油はね注意


 全体に油が馴染んだところでかつお節をたっぷりひと握り入れ、醤油をさっと回しかければ出来上がり。

 お酒のつまみはもちろん、お弁当のおかず用の常備菜にもなる一品。

お弁当にも合う美味しさ
日本酒との相性は言うまでもなく抜群



 ラワンぶき、おススメです。



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