なんか違う…と思った時のあなた

私は外食が大好き。
ひとりでも複数人でも、その道のプロが出す料理を味わいながらワイワイするのが大好き!
そして、この出汁は何を使ってあるのか、具材をいれたタイミングは、どんなだったか
この野菜のこの大きさはどこ産か…思いを巡らせる。
一緒に食べている人が料理をする人だったらさらに話は盛り上がる。

だけど、時々、あれ?なんか違うな、おいしくないな?っておもう料理に当たることがある。

先日、1年近くぶりに会う大好きな人と、水炊きを食べに行った。

我々が思い描く水炊きは、長時間かけられて白濁したスープに、下茹でされた野菜を投入して
鶏の出汁やべぇ!!と歓喜する!
あれ。

だけど、やってきたのはコンソメスープのような薬味の香りの黄金色のスープ。
小さな湯呑みでスープだけ先にいただく博多水炊きのスタイルを一応…
2人とも、白目になる。

ちがう。
我々が求めていた水炊きでは断じてない!

バスや新幹線を乗り継いで博多まで来た友は、激怒するか!?と思ったら

「まぁ、味変ね、いつもとちがう変化球」とニコニコしている。
ああ、この人素晴らしいな。

ここで、蘊蓄をたれたり、非難をしたり、オラついたりする人でなくてよかった!

その後、雑に胡麻調味料がぶっかけられたゴマ鯖、ゴマアジにも憤慨することなかった穏やかな友を
あらためてまぶしく思ったのでした。

私は、怒りを露わにする人は、甘えていると思っています。
だから、ニコニコ楽しく対応して、まぁいいか!と思える人をみたらうれしくなります。

もちろん私だって、料理に文句なんか言わないよ。
でも文句言うどころか面白がった友がとても愛しくなった、という話でした?

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