星野源Pair Dancerの思い出
思い出といっても今後思い出になるであろうことを記録として残しておきたい。
知り合いに新婚夫婦がいる。最近はこの2人の日常を聞くことがルーティンになっている。私の最近の癒しの一つでもある。
自分は旦那さん側の知り合いなので、よく奥さんのエピソードを語ってくれる。自分は奥さんの生き方、過ごし方がとても理想的に感じること。ということもあって、ある時はこっちから奥さん最近は元気?って聞くことさえある。
すると旦那さんは日々の「日常」の2人の会話を話してくれる。それは褒めあったりふざけあったり喧嘩しあったり何気ない会話の一部。沢山のエピソードを聞くたびに2人をとても愛しく思えてきた。
ちょうどそんな時にPOP VIRUSのライブ映像にあるPair Dancerを観た。ダンスメインに繰り広げられ、シンクロし合う2人ペアのダンサーさんにただただ見惚れ、その中で源さんの歌声が響き渡り、サビの歌詞が胸に突き刺さったのだ。
晴れの日にも 病める時も
側にいてよBaby
駄目な時も 悪い人も
置いていけ
笑う君も 怒る君も
側で舞うBaby
間違う隙間に 愛は流れてる
なんてあったかくて
この「病める時も」というフレーズ。結婚式でよく聞く言葉だ。病むって言葉はよく使うし聞くこともある。ただ、会話の中で「病める」という言葉のまま使われないからか、勝手に頭の中ですぐ結婚式の誓いが連想されて幸せな気持ちになった。そして「病む」よりも「病める」の方が情緒みたいなものを感じられる。
健やかなる時も病める時も…
うん、いい。
健やかな時も病む時も…
一気に現実味を増して感じるのは自分だけだろうか。
源さんの歌詞は現実から少し遠ざかった世界へ連れて行ってくれるんだ。そんな気持ちになってあの新婚夫婦が結婚式を挙げたらこんな感じなんだろうなと妄想しているのだ。
そしてサビのラスト。
間違う隙間に 愛は流れてる
間違う隙間ってなんだ?
とても考えさせられて自分の中でまだまだ見いだせてない歌詞。
誰にでも言葉にしなくても心では対立することがあって。全てが同じ考え方の人間なんていないもの。4・5月は完璧な自粛モードだけど、コロナ禍でそれぞれの意識が変わっていることでとても実感している。何が良くて何が悪いか。そんな単純なことではないんだけど考え方によって生まれる隙間。
職場内でも考え方に大きく隙間が生じている。そんな自分たちがどうやって繋がって生きていけばいいのか。
みんな間違ってもないし。それを単に批判し合うのは違うし。でも自分の考えは持ってたいし。
そんな隙間に必要なのは、愛なのかもしれない。
仕事への愛。
一緒に働く仲間への愛。
いろんなかたちの愛があるけど、その愛たちを持ち続けていたら何か見えるものがあるのかもしれないな。
この記事を書いてるうちにそんな明るい気持ちになれた。(写真はイメージです。)
Pair Dancer。これからも聴いていこう。