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レコード屋の店員は イケてる仕事
LPレコード
沢山置いてあるのを
テンポよく、ジャケット見て行くには、一番奥から片手で一枚持ち上げて、それを後ろに押しやりながら、別の手で次の手前のレコードを持ち上げるといい。
お気に入りのシンガーじゃなく、ジャケ買い、(ジャケットのカッコ良さで買う)
をお金に余裕があるときはやってみるんだ。みんなの知らない。イカした曲をしってるのは、みんなの尊敬を集める事だから。
レコード屋の店員さんは、流行りを作る人で、知らないシンガーのカッコいい曲を知っているから、若い奴らの憧れ。顔を覚えてもらって、ともだちとお店にいった時に、気軽に話せたら「おとな〜」のレベルが上がった。
ジャンル毎に日本人アーティストは五十音順、外国アーティストはアルファベット順に並んでいるレコード。
レッドツェッペリンは L? R?
ザ・ビートルズは T? B?
そんなも事分からず、あたふたした少年を、馬鹿にせず導いてくれたレコード屋の店員さんはカッコ良かった。
なぜか、レコード屋の店員さんはエプロンをしている。でも、休み時間に入るてきそのエプロンを取ると、カッコイイ服を着ていた。
身近な憧れは
喫茶店のマスター
レコード屋の浩二くん。
カッコ良かった。
やがて、クルマの免許をとり
セリカLBを買い、僕は自分の空間を手にいれた。
モチロン中古、今思えばメーター巻戻し放題のトンデモ物件。でもボクには自由な箱舟、時間無制限のメリーゴーランド、音量無制限のリスニングルームでご機嫌だった。
大雨の江の島にセリカを止めて、
大瀧詠一流しながら、
高3のオンナの子に、ボクは君にとって特別なんだと、思わせようと頑張ったり
首都高の飯倉を出て
六本木に乗り入れ「横浜」ナンバーを
なめるなよ。って相手の定まらないスケールのちっちゃなパレードをしてた。
每日がキラキラしてたと感じるのは、あの時から遠く離れたからだろう。
星の瞬きのように、遠く離れてキラっとするものは美しいから。
あの頃、恥ずかしくて言えなかったけど中島みゆきの歌詞を、紙に書いて苦しい時読んていた。
自分が大事な時間にいる事を、若い時にしってる奴はとても少なくて、何をするべきかなんてわかってなかった、ノストラダムスの予言の中でしか生きられないと、まだ信じていたね。
あの頃、横須賀中央の22時、本牧の24時、六本木の26時 をそこで過ごして帰る。
一日に寝る時間なんか考えてなかった、セリカをキラキラさせて、その街が一番ギラギラしてる時間にそこに行く。
キラキラした時間のギラギラした場所には、ヤバそうな男とクルマがいて、
最高にかわいい女の子もいた。
そこにいれば、何かに参加できる気がしたし、何かの目撃者になれたらそれは、自分が特別だったと言えると思っていたから。
山下達郎 Sparkle
フルボリュームで掛けながら、
誰よりも先に青山トンネル抜けようとしたセリカLBは僕です。
競いあっただれか
何処かで思い出したりしてるかな?
あの場面は過ぎ去ったことだけど
その思いでをもった僕はここにいる、
フェアレデイに乗ってた彼女や、セリカダブルXに乗って僕に怒鳴ってた奴、
全然全く接点ないけど、
会ってみたいなあ。
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