瀬戸 豊|シンフォニア株式会社代表

VRやARなどのソフトウェアと、独自に製作したハードウェアを組み合わせることで、体感やリアリティを強化した「体験強化型のXR」を開発しています。 「技術」を「製品・サービス」に孵化させる「インフラカンパニー」を目指しています。

瀬戸 豊|シンフォニア株式会社代表

VRやARなどのソフトウェアと、独自に製作したハードウェアを組み合わせることで、体感やリアリティを強化した「体験強化型のXR」を開発しています。 「技術」を「製品・サービス」に孵化させる「インフラカンパニー」を目指しています。

最近の記事

なぜ「UNAGI」を作ったか? | シンフォニアの挑戦(10)

今回は今年発表した新製品、「アプリ連動感電デバイス UNAGI」について書いてみたいと思います。 「UNAGI」は、シンフォニアとして正式に販売開始した製品としては第二弾となります。 調査・研究・PoCを始めたのが2022年春、本格的に作り始めたのは、2022年10月からです。リリースまでおよそ2年かかりました。 「アプリからの制御で感電を発生させる装置を作っているんです」 この開発中、私は周囲の近しい方々に対し、よくそう説明しました。 しかし、皆さん「???」という様

    • なぜ成長したいのか | シンフォニアの挑戦(9)

      「シンフォニアを大きく成長させたい」 と私が意識し始めたのは、会社を設立してから随分経ってからでした。 実を言いますと、最初の5年間くらいは、あまり会社を大きくしたいという気持ちはありませんでした。 元々、自分自身が作る事が好きであった延長線上で会社を作った事もあり、まずは会社を継続させるための「守り」の意識を強く持っていました。そのため最初は、リスクの少ない受託の仕事に徹していました。 私はシンフォニアを設立するまでに勤務先や取引先のクローズをいくつも経験したり間近で

      • デジタル二毛作 | シンフォニアの挑戦(8)

        シンフォニアが自社製品に取り組み始めたのは2019年くらいからです。 堂々と展示会に自社製品として出せるものを作ろうと取り組み始めたことは以前に書きました。 それ以来、「小型移動式クレーンVR訓練システム」「内野守備トレーニングVR」「サッカーCognitiveTraining VR」「アプリ連動感電デバイス UNAGI」「360度VRガイドブック」と、立て続けに自社製品の開発に取り組んできました。 現時点で製品として正式に公開しているのは「クレーンVR」と「UNAGI」

        • ロゴマークの意味 | シンフォニアの挑戦(7)

          今回は少しトリビアっぽいことを書いてみたいと思います。 シンフォニアのロゴマークの由来です。 以下のマークですね。 「このマークって何か意味があるんですか?」 と、たまに聞かれるのです。 少し音楽に詳しい方ならすぐに分かるものと勝手に思っていたのですが、意外に気づかれないようで、この機会にご説明したいと思います。 余談ですが、社会人になって最初にリクルート映像に入社した時、当時のカモメのロゴマークの由来について書かれた冊子をもらいました。 江副さんと仲の良かったとあ

          時を超えたつながり | シンフォニアの挑戦(6)

          教育にお金をかける余裕はないーー 教育にお金をかける余裕はない。 クレーンVRを体験してくださったクレーン会社の社長さんから出てきたその言葉を聞いた時、私は懐かしい気持ちになりました。 ーー ああ、そうか。ここで、つながるのか・・・ 20代、営業マン時代話は30年ほどさかのぼります。(30年、、、長っ) 私は、1990年に大学を卒業して上京し、リクルートの子会社であるリクルート映像に勤務しました。 配属されたのは、ビデオ出版事業の営業職でした。リクルートと言えば、

          時を超えたつながり | シンフォニアの挑戦(6)

          踏み出した一歩 | シンフォニアの挑戦(5)

          初めての出展2019年10月、「府中市工業技術展(ふちゅうテクノフェア)」に、「小型移動式クレーンVR訓練システム」と「野球内野守備トレーニングVR」のプロトタイプを出展しました。 この展示会は府中市内の事業者だけが出展する比較的小規模な展示会でしたが、シンフォニアとしては初めての展示会出展でしたので、まずは小手調べというつもりでした。 続いて、東京ビックサイトで開催された「産業交流展」にも出展しました。 この時点の「クレーンVR」のレバー装置は脆弱な構造であり運送に不

          踏み出した一歩 | シンフォニアの挑戦(5)

          Stay hungry, stay foolish. | シンフォニアの挑戦 (4)

          こんにちは、シンフォニア株式会社の瀬戸です。 シンフォニアは、XRと強化型デバイスを組み合わせた技術「Enhanced XR」により、社会活動や生活体験を進化させる事を目指しているスタートアップです。 3月25日(月)まで、弊社の株式投資型クラウドファンディングの募集を行います。以下の募集ページにてシンフォニアが目指していることについて紹介しておりますので是非ご覧ください。 自社製のVRデモ作品を制作開始5期も期末に近づいた2019年2月頃、私はエンジニアの廣澤君にこう言

          Stay hungry, stay foolish. | シンフォニアの挑戦 (4)

          次のフェーズへ | シンフォニアの挑戦 (3)

          こんにちは、シンフォニア株式会社の瀬戸です。 シンフォニアは、XRと強化型デバイスを組み合わせた技術「Enhanced XR」により、社会活動や生活体験を進化させる事を目指しているスタートアップです。 3月25日(月)まで、弊社の株式投資型クラウドファンディングの募集を行います。以下の募集ページにてシンフォニアが目指していることについて紹介しておりますので是非ご覧ください。 足場を作った3年間3期まで過ぎていく中で、創業時から継続している仕事は「AR仮想試着システム用の3

          次のフェーズへ | シンフォニアの挑戦 (3)

          「生き残り」と「理念」 | シンフォニアの挑戦(2)

          こんにちは、シンフォニア株式会社の瀬戸です。 シンフォニアは、XRと強化型デバイスを組み合わせた技術「Enhanced XR」により、社会活動や生活体験を進化させる事を目指しているスタートアップです。 3月25日(月)まで、弊社の株式投資型クラウドファンディングの募集を行います。以下の募集ページにてシンフォニアが目指していることについて紹介しておりますので是非ご覧ください。 突然の独立2014年の7月末から、私は自宅を事務所に一人だけの会社を経営することとなりました(会社

          「生き残り」と「理念」 | シンフォニアの挑戦(2)

          設立までのストーリー | シンフォニアの挑戦(1)

          はじめまして。シンフォニア株式会社、代表の瀬戸です。 これまで、「社長ブログ」( http://blog.livedoor.jp/be_someone/ )で気ままに思うところを書いてきたのですが、元々私の個人的な日記を創業前の大昔から書き綴ってきていたものですので、シンフォニアとしての取り組みをあれこれと発信していくのには若干違和感がありました。 そこで今後は、シンフォニアの起業後からのストーリーや取り組み、構想などについて、こちらのnoteにて発信していこうと思います

          設立までのストーリー | シンフォニアの挑戦(1)