アニメ「サマータイムレンダ」を見て感じたこと
娘が「面白いよ」ってすすめてくれたアニメ「サマータイムレンダ」を全て見終わりました。
最近のアニメは、作画や音楽、物語や声優のクオリティは申し分のないほど高いため、どれも面白そうに見えてしまう。
それに加えて、作品の数は半端なく多くて、更新速度も速いから、見たいけど見られないマイリストだけがたまっていく。
たぶん、ほとんどの人が陥ってる状態だと思うけど、見るきっかけになるのは、誰かにすすめられた作品だったり、とりわけ目を引くものだったり。
とりあえず1話だけみてみると、引き込まれるものはそのまま見続けられるし、感じるものが何もなければ、他のことし始めて見なくなったりします。
ほとんどが途中でやめてしまうのですが、この「サマータイムレンダ」は引き込まれて最後までツラヌキました。
私が始めにタイトルを聞いた時は
「さまーたいむれんだ?」
「夏休みに何か連打すんの?」
「祭りで太鼓でも叩くのかな?」
とか考えてました。
れんだは「連打」ではなく、「レンダ」であって、「レンダリング」のレンダだったようです。
この作品を見ていて感じたのは、どんどん展開が変わっていって、奥深く、幅広く広がっていくストーリーで、自然と最後まで見てしまう構成になってるなって思いました。
次はどうなるの?
という展開にハラハラしながら、新たな設定の登場や、なんとか切り抜ける主人公たちに魅力されていきます。
そして、終盤に差し掛かると、もっと驚くことは、それまでに本線だったような世界観の設定や、それを使いながらピンチを切り抜けていく展開も、あまり理解する必要がなくなるほどに、「人の熱い思い」へと物語が傾いていくことです。
序盤は単なるサスペンスアクションのような伏線から始まるのですが、終盤に向かうにつれてそれらの要素は薄まっていき、熱い人間ドラマへと変貌して、最後には癒されるほっこりストーリーへ還っていく。
これが私にはたまらなく面白いところでした。
色んな場面で感動を与えてくれ、大切なことを教えてくれる一作でした。
今を全力で生きることの大切さ
どんな世界線であっても、今やれること、最善と思われる全てをやってみて、なんとか良い方向へと向かうこと。
諦めることなく、命の限り全力を出しきること。
終盤はとにかくこの熱い思いに惹かれます。
どうしても成し遂げたいこと、見たい景色があるから最後まで諦めない。
自分たちのベストエンディングのために尽くす。
後悔したくないから、もう二度とそんな思いはしたくないからこそ、今やれることを精一杯やることの大切さを教えてくれました。
物語は決して他人事には感じられず、リアルの世界で生きる私たちにも同じことが言えるよなって思いました。
どんな未来が待っているのかは、誰にもわからない。
けど、後悔だけはしたくない。
あの時もっと、あんな風にしていたら…。
そんな辛い思いだけはしたくはないから、私も今を全力で生きて、幸せな世界線を進もうって思いました。
自分を大切に扱い、体を労り、家族ともっと触れ合って、沢山話して、伝えたいことは伝え、今しかない時間をしっかりと感じてみようって思いました。
娘に次に会えた時は、沢山の思い出を作ろうと思います。