見出し画像

野営炊飯のすゝめ−ツーバーナーと私

世の中ある無駄な事って何だろう。

公共事業、スーパーコンピューター、面倒な申請書類、効果の無い育毛剤、、、etc 2回目の投稿となった今回だが万を期して、私の一番好きなキャンプギアであるツーバーナーに付いて書きたい!!私の全力のツーバーナーに対するポエムを読み手の心に届けたい。”←戻る”なら今だ!!


ツーバーナーは不要なのか


 さて、まず最初に言っておくと世の中に必要が無いモノなんて無い。最初に書いたものも勿論全部必要だと思う。どんなモノだって誰かの手から生まれてくる。良いモノも、悪いモノもだ。誰かが必要だから、きっとそれは生まれてきたんだろうと思う。だからこの世に存在するのは、「今必要なモノ」「今は必要が無くなったモノ」その2つだけなのである。ツーバーナーはそんな2つの概念が共存する代表的なキャンプギアであると思う。

 必要な人は必要だが、そんな人でもぶっちゃけ要らなくなる時もある。そしてファミキャンが終ったので要らなくなったと言う意見も残念ながらたまに聞くのだ。あと言いたくないが、悲しき事にそもそも全く興味ないと言う人も多い。。。あと初心者の時に買ったけどやっぱ微妙だから、もう使ってないと言う奴は地獄に落ち…じゃなくて私にください(笑)

画像2

愛用のコールマンの425F(1989製)、自粛期間中にヤフオクで購入した。


ツーバーナーの長所・短所

 さてツーバーナーに付いて、長所と短所に付いて記そう。もう改めるまでも無い紳士淑女の読者が多そうだが記そう。まずはツーバーナーに付いて簡単にまとめる。

ツーバーナーの長所:バーナーが2個並列にある

ツーバーナーの短所:デカい、デカい、デカい

 あれ書いてても自分で不安になってきたのだが、ツーバーナーってデカいだけ?!ぶっちゃけ必要な時だけ、シングルバーナーを2台出せば良くない?てか何なら、SOTOのST−310を2台並べておいたりした方が応用も効いて良いんじゃね!?と思っている人も多いだろう。と言うか俺も今書いていてそう思いました。ツーバーナーはこれだけ沢山の素晴らしいシングルバーナーが溢れる昨今。ミニマムさやサイトのカスタム性を追求すると言う意味では、もう必要がないキャンンプギアなのかもしれませんね(自信喪失)

画像3

名品:SOTOのST-310、何だか無性にホットサンドが食べたくなる

ツーバーナーは心の安定剤

 さて、段々と自分の自信が無くなってきたところで、ツーバーナーが貴方の心にもたらす作用に付いて考えて見よう。最初に結論から書くとそれは、ただならぬ安心感である。もうキャンプギアの中でもドラッグに近いと思う。いやドラッグて何だよ。えっそれだけ!?ただの気持ちの持ち様じゃん?と言う気もするが、まぁそれだけで十分なのである。何がそんなに安心感があると言うのか。思い浮かべるままに書いてみる。

※ 要するに自分が好きなだけなんだけど、その理由を無理やり考えてみます!!


・ 大抵のツーバーナーはデカい。裏を返せばゴトクが安定している。

画像4

お湯を入れたたクッカー程度では、ビクともしないゴトク

→ 殆どのモデルで10インチクラスのダッチオーブンを置いても問題ないだろう。シングルでもバーナースタンドを置けば問題が無いのだけど、私は、なるべく火元のギア数を減らしたい派(ゴトク、風防で一つのギアが好き)。キャンプやってみたーいと声を掛けてくれる初心者にも、まずは家で使っているガスコンロ持ち出すことをお薦めしてます。ちなみに私のGRIDは10.6インチの寸胴鍋で二郎スープを煮込んでた時にちょっとの間、ゴトクに置いてたら若干中心に向けて歪みました。過信は身を滅ぼすNE☆

スクリーンショット 2020-06-07 21.53.38

何故かAmazonでたまに安いGRID、ムッチャいいよこれ


・ 不意のトラブルにもう一口、バーナーがあると言う安心感

画像5

スーパーで売っているウナギはお茶で一度煮込むとふっくらする。

 例えば急な吹きこぼれでバーナーが突然消化してしまったと言う経験、皆さんあると思う(野外でも家でもね)。パスタとか、炊飯とか、うどんとかでヤリガチである。そうなったら、拭いたり乾かしたりして、バーナーを復活させねばならない。が、それにちょっと時間が掛かるのがナンセンスである。はたまたアウトドアでは燃料切れ、突風に寄る消火、謎の着火不良など予期せぬトラブルは付き物であり、家庭よりも火元はかなり安定しない。そんな時にツーバーナーなら隣のバーナーに移動すれば取り敢えず調理を短期間で止めるだけでOK!!(厳密にはパワーソース分離型に限るが)。

 まぁ普通にお湯を沸かしたりするだけなら、あんまりこんな火点のロスは気にならない。だか後述するご飯を炊く、そう炊飯という調理には安定した火加減が重要になる。野営炊飯での火力の安定性はもはやインフラレベルに重要なのだ!!


・ ツーバーナーこそが炊飯に最適なキャンプギアや!!

画像6

左側がサブで弱火~中火担当、右はほぼ強火、パワーソースは左右共通だ

 ツーバーナー最大の利点はやっぱりシームレスな火元の移動にあると思う。一番簡単なコンビネーションならパスタソースを温めながらパスタを茹でる。サトウのご飯を温めながら、ボンカレーを茹でる。そんな同時調理、家でもやっている人も多いんじゃないかね?私も最初はそんな事キャンプでしてたなぁ、何かいつの間にか炊飯ばかりする様になってしまったけど。

 そうツーバーナーがあれば野営においても同様な調理が可能なのだ。と言うかツーバーナーがキャンプで生かすには同時調理!!と言う1点に多分尽きるんだと思う。よかった自分でも見えてなかったけど答えが見えてきたぞ!!

画像9

マイフェイバレットギア、ユニフレームのキャンプ羽釜(3号と5号)

 そう私がキャンプに行ってほぼ必ずやるのが、炊飯である。簡単に手順を書くと。(無洗米の)お米を1度水に着けてさっと流し、規定の水分にて30分ほど水に浸ける→沸騰するまで強火(着火から約10分ほど)→吹き溢れそうになったら弱火で10~15分ほど炊く(標高1000m〜なら長めに)、火を切って10分そのまま待つ。基本的にはこうだと思う。沸騰するまで蓋開けておくとか、弱火は20分(ユニフレームの羽釜の取説だと20分と記載)だとか、水には一晩浸ける?(←無洗米ではダメ)とかまぁ色々と流派はあるので皆も自分流を探してほしい。お米ひたす時間も入れると1時間ルーティーンかな。

 まぁ野外で炊飯したことがある人は何となく、てかよ〜く分かってくれると思うんだけど、これが案外、いや結構手間なのである!!(逆に捉えるとハマる難しさ・楽しさがあるYo!!)。レシピ通りに作れば簡単じゃ〜んと思うかもしれないだろう。ところがいざ野外でやってみると、火が風で勝手に消えていたり。グルキャンだったら誰かに話しかけられたりして、いつの間にか焦げていたり。そもそも出向くキャンプ地によって標高(沸点が変わる)も違ければ、同じ場所でも季節によって温度も大きく変わる。それに冬のガス調理だと直ぐに火が弱くなったりもする。家の炊飯器の様に毎回同じコンディションでの炊飯にはなりません!!

 炊飯は火加減・水加減・蒸らし加減、どれか一つでも狂うと直ぐ失敗する。それをリカバリーするのはかなり難しい。本当、野外でお米を美味しく食べれるって結構難しいんだぞ!!と言うことだけは今日この記事を読んだら覚えてください。あとお米農家さんにありがとうーーーーー!!!!!


ツーバーナーは僕らのタイムマシン!!

 でも失敗したことがあるからって野外炊飯を嫌いにならないで欲しい。私だって上手くなるまでは沢山炊飯失敗しました。まぁ経験を積んだ今では、成功の打率10割だけどなHAHAHAHA。そう失敗の原因が分かれば絶対に次は成功出来るんだよ!!その原因を解るためにはどうするか?もう野外炊飯のコツはこれだけです!!じゃん結論:野外炊飯では「取り敢えず調理中は火の前にいて集中しろ」シンプルイズベスト!!シンプルイズビューティフル!!あぁそもそもツーバーナー万歳!!って話だったはず何だけど。この二つって自分の中では切り離せないみたい。野外炊飯が好きだから、ツーバーナーも好きなんですよ!!

画像7

羽釜は弱火タイム、その間にお魚を焼いちゃおう!!

 そこで、でーすよ。集中しろって言っても、バーナーの前で20分近くも、ただ火加減を我慢して見ていられる人間もそんなにいない!!てか飽きっぽい俺には無理!!そうこの時間を最大限に活用するために、ツーバーナーがあるんですよ!!この待ち時間にもう一つのバーナーで同時に調理するのだー!!イェエエエ!!!!

 …と、ここまで約3000字も掛けて出す結論がこれかよ(笑)と言う気分の悪い人も多いだろう。とんでもオチのクソ映画観覧の擬似体験に等しいと思う。正直申し訳ない。でも野外炊飯が好きだとか、好きだけど上手く行かないと言う人には、ツーバーナーが絶対向いていると思う。一回是非やってみて欲しいなぁ。間違いなく自分はツーバーナー買ったので、炊飯にハマった派です。何か卵理論みたいだぞこれ。

 本気の炊飯講座みたいなのとか、皆んなで天下一野外炊飯会?みたいな勝負してみたくない?炊飯愛好家様もし読んでらっしゃったら友達になってください!!あとねリアルで俺が炊いたお米、きっと美味しいと思うので、是非いつか食べてみてください(笑)※お米はスーパーの無洗米ですが。

 とまだまだツーバーナーについて書きたいんだけど、結局好きなキャンプギアってのに理由なんかいらないと思う。でもこうやって無理やり?とんでも理論で好きな事の理由を考えるのも面白いねと言う言葉遊びでした。てかこれで4000文字も書いたのかワロス。

 最後にこの前のキャンプでのツーバーナー達の写真を載せて終わりです。

画像8

ツーバーナーはコンパクト系が好きです。

焚火テーブルとフィールドラックに乗る大きさがイイね。

画像10

この日のバーナー集合大会、一番左のはオムニバーナー。超高火力!!

これは機嫌損ねると大炎上するけど、可愛いこ。燃料ケロシンです。


画像11

あとキャンプ羽釜(5合)は食器として使うとデカ過ぎて食べづらい(笑)

※ 良いこの皆んなは真似しない様に!!やるなら3合でやろうね!!


最後までありがとうございました。

次は、「キャンプとビールサーバー」でも書こうかな!?



いいなと思ったら応援しよう!