自民党キングメーカーの歴史と未来【2024年総裁選の行方は?】
みんな、こんにちは。しんちゃんだよ。
幼稚園に行きたくないから、ドライブするよ。
今日は、自民党の「キングメーカー」のお話をするよ。
キングメーカーって聞いたことあるかな?王様を作る人って意味だけど、政治の世界では、首相を選ぶ力を持った人のことを言うんだ。自民党の中では、長年こういう人たちが裏で糸を引いて、日本の政治を動かしてきたんだよ。
でも最近、このキングメーカーたちの力が弱くなってきているんだ。なぜだと思う?それには、いろんな理由があるんだけど、一番大きいのは「政治とカネの問題」なんだ。
キングメーカーの話をする前に、まずは自民党の「派閥」っていうのを知っておく必要があるね。派閥っていうのは、自民党の中にある小さなグループのことだよ。同じ考えを持った議員さんたちが集まって作るんだ。
この派閥のリーダーが、時にキングメーカーになるんだ。昔から、大きな派閥のボスが首相を決める力を持っていたんだよ。
1970年代には、田中角栄さんっていう人が最初の大物キングメーカーとして有名になったんだ。田中さんは、自分が首相になった後も、100人以上の議員を束ねる最大派閥のボスとして、すごい力を持っていたんだよ。
田中さんは、「日本列島改造論」っていう、日本中にお金をばらまいて開発しようっていう計画を立てたんだ。これで一時はすごい人気者になったんだけど、後にロッキード事件っていう大スキャンダルで逮捕されちゃったんだ。
でもね、びっくりするかもしれないけど、田中さんは逮捕された後も、自民党の中ですごい影響力を持ち続けたんだよ。1980年代には、大平正芳さん、鈴木善幸さん、中曽根康弘さんっていう3人の首相を、田中さんが後押しして誕生させたんだ。
つまり、田中さんは表に出なくても、裏で首相を決める力を持っていたってわけ。これぞまさに「キングメーカー」だよね。
田中さんの後を継いだのは、竹下登さんっていう人だったんだ。竹下さんも、自分の派閥から首相を出したりして、キングメーカーとして活躍したんだよ。
その後も、小沢一郎さんや橋本龍太郎さんなんかが、一時期キングメーカーとして注目されたんだ。でも、2012年から安倍晋三さんが長く首相を務めたことで、キングメーカーの存在感が薄れてきちゃったんだよね。
じゃあ、話をすすめるよ。
2021年に岸田文雄さんが首相になった時、安倍晋三さんが新しいキングメーカーとして注目されたんだ。安倍さんは、岸田さんを首相にするのを手伝ったんだよ。
でもね、2023年に大きな出来事があったんだ。安倍さんの派閥が、政治とお金の問題で解散することになっちゃったんだよ。これで、自民党のキングメーカーの仕組みが大きく変わることになったんだ。
今は、麻生太郎さんや菅義偉さんっていう人たちが、新しいキングメーカーとして注目されているんだ。でも、派閥を解散する動きもあって、昔みたいにキングメーカーが強い力を持てるかどうかは、よくわからない状況なんだよね。
ここで、もう少し詳しく安倍派の解散について話すね。安倍派っていうのは、自民党の中で一番大きな派閥だったんだ。約45年もの長い歴史があって、憲法を変えたり、天皇の跡継ぎは男の人じゃないとダメだっていう考えを推し進めたりしてきたんだよ。
この安倍派が解散したことで、どんな影響があるのかな?僕なりに考えてみたよ。
まず、憲法を変えようっていう話が進まなくなるかもしれないね。安倍派には、憲法を変えたいって思っている議員さんがたくさんいたからね。
次に、自民党の中での力関係が大きく変わるかもしれないんだ。だって、党員の4分の1くらいが安倍派だったんだからね。
それから、保守的な考えを持つ人たちの結束が弱くなるかもしれないんだ。安倍派は、そういう人たちをまとめる役割も果たしていたからね。
最後に、自民党の中で物事を決める時のやり方が変わるかもしれないんだ。今までは安倍派が中心になって決めていたことが多かったからね。
でもね、安倍派が解散した後、保守的な政策がどうなるのかは、まだよくわからないんだ。安倍派にいた100人くらいの議員さんたちが、これからどうするのかが大事なんだよね。新しいグループを作るのか、他の派閥に入るのか、それとも一人で活動するのか。その動きによって、保守的な政策を進める力が変わってくるんだ。
そして、ここからが面白い話なんだ。2024年9月に、自民党の総裁選挙っていうのがあるんだけど、その前から菅義偉さんと麻生太郎さんっていう2人の元首相が、次の総裁を決めるために動き始めているんだよ。
菅さんは、今の岸田首相とは仲良くない「非主流派」っていうグループの中心人物なんだ。菅さんは、政治とお金の問題で国民の信頼を失ったのは岸田首相の責任だって批判しているんだよ。
菅さんは、次の総裁候補として、石破茂さん、加藤勝信さん、小泉進次郎さんっていう3人を考えているみたいなんだ。この3人は、岸田首相とは違う考えを持っている人たちだね。
一方、麻生さんは岸田首相の味方をしているんだ。麻生さんは、自分の派閥を持っていて、派閥をなくそうって言っている菅さんとは反対の立場なんだよ。
この2人の争いは、ただの個人的な対立じゃなくて、自民党の中での考え方の違いも表しているんだ。菅さんは派閥をなくそうって言っているけど、麻生さんはそうじゃない。
この争いは、自民党の中での力関係を大きく変える可能性があるんだ。菅さんは、麻生さんを孤立させようとしているっていう見方もあるんだよ。
2人の動きは、次の総裁を決めるのに大きな影響を与えるだけじゃなくて、自民党がこれからどんな政策を進めていくのかにも影響するかもしれないんだ。
でもね、この争いが党の中での対立を深めちゃう心配もあるんだよ。「内輪もめはやめろよ」って批判の声も上がっているんだ。党の団結を保ちながら、新しいリーダーをどうやって選ぶのか、それが大きな課題になっているんだよ。
そして、ここで、大きなニュースがあったね。2024年8月14日に、岸田文雄首相が次の自民党総裁選に出ないって発表したんだよ。これは本当に驚きの出来事だったんだ。
岸田さんは記者会見で、「自民党が変わるための最初の一歩は、私が身を引くことです」って言ったんだ。この決断の裏には、内閣の支持率が低くなっていたことや、政治とお金の問題での責任があったんじゃないかって言われているんだ。
岸田さんが出ないって言ったことで、自民党の中の力関係が大きく変わることになったんだよ。今まで岸田さんを支えていた人たちが、今度は自分が総裁選に出られるようになったんだ。
でもね、岸田さんは完全に政治の表舞台から消えるわけじゃないんだ。首相を辞めた後も、ある程度の影響力を持ち続けて、「キングメーカー」になるんじゃないかって見方もあるんだよ。
政治評論家の田村重信さんは、こんなふうに分析しているんだ。「はっきり言えば、岸田首相は自民党の総裁選に出ても勝てないことをわかっていた。それなら、かっこよく辞めて、ある程度の影響力を残すにはどうすればいいかって考えたんでしょう」って。
岸田さんが出ないって言ったことで、自民党の中では新しい総裁を選ぶ動きが活発になっているんだ。麻生さんや菅さんといったキングメーカーたちが動き出していて、岸田さんもこの流れに加わるかもしれないんだよ。
でもね、岸田さんがキングメーカーとしてどれくらい力を持てるかは、まだわからないんだ。自民党の中の力関係が変わってきている中で、昔みたいなキングメーカーの存在意義自体が問われているんだよね。
ここまで自民党の裏側で起こっていることについて、いろいろ話してきたけど、僕なりの考えを少し言わせてもらうね。
まず、キングメーカーっていう存在そのものが、本当に民主主義の国にふさわしいのかな?って疑問を感じるんだ。だって、国民が選んだ議員さんたちが、表に出ない人の言うことを聞いて動いているってことだからね。これって、本当に国民の意見を反映しているのかな?
それに、派閥政治っていうのも、本当に国民のためになっているのかな?派閥の中で決まったことが、そのまま国の政策になっちゃうこともあるんだよね。これじゃあ、多様な意見を聞いて決めるっていう民主主義の良さが失われちゃうんじゃないかな。
それから、政治とお金の問題。これは本当に深刻だと思うんだ。政治家がお金の力で動かされるようじゃ、国民のための政治なんてできないよね。安倍派の解散だって、結局はお金の問題が原因だったわけだし。
でもね、こういう問題があるからこそ、今が自民党が変わるチャンスなんじゃないかな。キングメーカーの力が弱くなって、派閥が解散したり。これを機に、もっと開かれた、国民の声をちゃんと聞く政治に変われるんじゃないかな。
岸田さんが「自民党が変わる」って言ったけど、本当に変われるのかな?それとも、また新しいキングメーカーが出てきて、同じことの繰り返しになっちゃうのかな?
これからの自民党、そして日本の政治がどう変わっていくのか。僕たちもしっかり見ていく必要があるよね。だって、政治って結局は私たちの生活に直結するものだからね。
みんなも、ニュースを見たり、新聞を読んだりして、政治のことをもっと知ってほしいな。そして、おかしいなって思ったことがあったら、声を上げることも大切だと思うんだ。
政治家は国民のために働くべきだし、国民の声をちゃんと聞くべきだよね。キングメーカーじゃなくて、国民の声こそが、本当の意味での「王様を作る力」になるべきだと僕は思うんだ。
みんなはどう思う?
みんなの意見をコメント欄で待ってるよ。
じゃあ、僕はドライブを続けるよ。
みんなは、登録してね。
さようなら。