![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163289240/rectangle_large_type_2_2ca5849a44a43283b57e4a97fb0a5f7f.png?width=1200)
Photo by
m_gori
忘れ物という小さなドラマ
出かけるときに忘れ物をすることがある。鍵、財布、スマホ――どれも重要なものだけれど、ついうっかり忘れてしまう。思い返せば、忘れ物をしたときには、いつも少しだけその日の予定が変わる。
鍵を忘れた日は、家に入れずに近所を歩いた。財布を忘れた日は、持っていた小銭でなんとかやりくりした。スマホを忘れた日は、不便さを感じながらも、逆に心が軽くなった気がした。忘れ物は面倒だけれど、そのおかげで普段とは違う風景が見えることもある。
きっと、忘れ物は人生の「予期せぬ展開」の象徴なのだと思う。計画通りにはいかないけれど、だからこそ新しい何かが生まれる。日々の中で忘れ物をするたびに、少しだけそんなことを考えてしまう。
今日は忘れ物をしないように気をつけるつもりだけれど、もし何か忘れても、それはそれで悪くないのかもしれない。