「朝起きたら、まず窓を開けて深呼吸する」。
「朝起きたら、まず窓を開けて深呼吸する」。これが、最近私が心がけている朝のルーティンだ。そんな大げさなことではないが、これをするだけで気分がずいぶんと変わる。窓を開けると、冷たい空気がふわっと入ってきて、寝ぼけていた頭が一気に目覚めるような気がする。夜の間に溜まっていた家の中の空気が外に逃げて、新しい空気が入ってくる。その瞬間、今日もまた新しい一日が始まるのだと感じる。
朝の空気は、昼間とは違ってまだ静かで、何かが始まる前の「予感」みたいなものが漂っている気がする。車の音も少なく、鳥の鳴き声だけが遠くから聞こえる。都会の中にいても、この時間帯だけは自然を感じられる。
毎日、同じように繰り返していることでも、こうやってちょっとした工夫をすると、何かが変わるのかもしれない。忙しい日々の中で、少しでも自分のための「はじまりの時間」を持つ。それだけで、なんとなく心が軽くなる。だから、今日もまた窓を開けて、朝の空気を吸い込んでみようと思う。