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【iRacing】カラーリングをするのに必要なものと覚えておきたいこと
どーもしーなありさです。
久しぶりの更新ですが、今回はカラーリングをするのに必要なことをまとめた記事になります!
…今更なんでそんなことを書くのかって?
一応基本への立ち返りと執筆時点の仕様をまとめておきたかったという所が大きいです。それとこれからカラーリング始めたい!って人にも参考にしてもらえばと思った所存です笑
仕様も昔からそんなに変ってはいませんので、周りの方々と内容重複するとは思いますがよろしければ見ていってください!
1.iRacingでカラーリングをするには
まずはiRacingのカラーリングはどうやってするのか。これは2つ方法があります。
1つはiRacingUI内で出来る簡易的なペイント。もう1つは画像編集ソフトなどを使用した高度なペイントの2つです。所謂カラーリングと呼ばれているものは後者の高度なペイントのことを指します。
ただし高度なペイントを行うにしてもiRacingUIでしかカスタムできない項目もあるので簡易的なペイントにも触れていきます。
iRacingUIを用いた簡易的なペイント
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iRacingUIの中にあるペイント機能は「Paint Shop」と呼称されています。
Paint Shopでは車両を始め、ドライバーのヘルメット、スーツ、ドライバーの見た目を変更することが出来ます。
Paint ShopへアクセスするにはiRacingUIの左側タブの「Paint」からアクセスが可能です。その他にもショートカットもあるので覚えておくと便利です。
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Paint Shopでカスタマイズが出来ることは
ペイントパターンの変更
ペイントパターンの色の変更
車両ペイントパターンへのスポンサーロゴの追加
車両のゼッケンナンバーの変更
車両のホイールカラーの変更
ドライバーの顔の選択
が出来ます。
簡易的なペイントと紹介したように昨今のコンシューマーレースゲームのように車両モデルに直接カラーリングをしていくものとは違いやれることは非常に少ないです。
この内高度なペイントでも必要になってくる項目は「車両のゼッケンナンバーの変更」と「車両のホイールカラーの変更」の2つです。
車両のゼッケンナンバーの変更ではゼッケンナンバーを変える以外にも文字フォントの変更やゼッケンナンバーカラーの変更が行えます。
ただしフォントとカラーに関してはその車両が参戦シリーズでナンバーフォントやカラーが指定されている場合は変更内容が適用されない場合があります。
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画像編集ソフトを用いた高度なペイント
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先ほどのPaint Shopで出来ることは非常に少なく、想像していたものとは程遠いものだったと思います。
ではiRacingであなたが想像するカラーリングを行うには何を使うのか。
それは画像編集ソフトです。PCレースシムではよくある手法ではありますが、外部ソフトを経由しての作業になるので、多くの手間と多くの事を覚えておく必要があります。
ファイル関連の説明は次の項目で書かせて頂くとして、ここでは画像編集ソフトに求められることを書き記していきます。
高度なペイントをする際に画像編集ソフトに要求されることは
PSDファイルの読み込みと書き出しが出来ること
tgaファイルの読み込みと書き出しが出来ること
この2つが出来るソフトであれば高度なペイントは可能と思われます。
ただしこれらの条件を満たしている場合でもソフトによってうまく動作しない場合もありますので、確実に出来るとは限りません。
自分の使いやすいソフトがある場合は問題はありませんが、
心配な方はGIMPやPhotoshopは間違いなく使えるソフトになりますので、このどちらかを検討した方が良いと思います。ただPhotoshopの場合は有料で高価なソフトとなりますので、最初は無料で使えるGIMPで様子を見ることをオススメします。
Trading Paints Proで使えるPaint Builderというのも存在しますが、ここでは説明を割愛させてもらいます。
2.カスタムペイントで覚えておきたいこと
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高度なペイントはiRacingでは「カスタムペイント」と呼称されており、所謂スキンやカラーリングと言われるものはこのカスタムペイントを指します。
実際に作業へ移る前に事前知識としてiRacingのペイントファイルのことを覚えておくと制作を進める際に役立つでしょう。
カスタムペイントで扱うファイルの種類
画像編集ソフトを用いて行う高度なペイントでは3種類のファイルを扱うことになります。
PSDファイル(テンプレート)
tgaファイル(カラーリング)
mipファイル(スペックマップ)
ですが、実際に画像編集ソフトで操作するのはPSDファイルとtgaファイルの2種類だけです。
PSDファイル
PSDファイルはカラーリングをする際に必要となるテンプレートが保存されているファイルです。他にもカラーリング作業を中断する際にセーブすることが出来るファイルでもあります。
tgaファイル
このファイルはカラーリングを反映させるためのものになります。完成したカラーリングはこの形式で書き出しを行います。
mipファイル
iRacing固有の形式ファイルでスペックマップを使う際にiRacing側で自動生成されるファイルです。
各ファイルの大まかな役割はこのようなものになります。
車両テンプレートのダウンロード
ペイント作業をする際に必ず使うテンプレート(PSDファイル)はiRacingUIの「My Content」→「Car Manager」→「Download Templates」からダウンロードが出来ます。
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またヘルメット、スーツはPaint Shopからダウンロード可能で
こちらからも車両テンプレートがダウンロードできます。

当たり前ですが正しいテンプレートを使わずにカラーリングを制作すると
正しくカラーリングが反映されません。
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意図していないものになるので注意が必要だ
ペイントファイルが集まる場所
iRacingのペイントファイルは「\Documents\iRacing」の中にあるpaintフォルダの中に収納されます。
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paintフォルダを開くと各車両ごとにフォルダ分けされています。
目的の車両のフォルダに各tgaファイルを追加することで自身の車両にカラーリングを反映することが出来ます。
ドライバーヘルメットやスーツのカラーリングを反映させる場合はpaintフォルダ内のhelmets、suitsフォルダは使用せずpaintフォルダ内に追加してください。
カスタマーIDを調べる
iRacingのペイントに使うtgaファイルにはiRacing特有の命名規則が存在します。この命名規則によってペイントの種類とユーザーを判別します。
ユーザーの判別には個別に割り当てられたカスタマーIDが必要となります。カスタマーIDはiRacingUIの右上ヘルメットアイコンの「Account」の上部に表示されます。
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ペイントファイルのルール
ペイントファイルの命名規則は
「ペイントをした物_ペイントの種類_カスタマーID.tga」のように指定することでiRacing側がこれを認識し、それぞれペイントを適用します。
以下は上記の命名規則で使われるものを記載します。
ペイントをした物
車両ペイントの場合「car」
ヘルメットペイントの場合「helmets」
スーツペイントの場合「suit」
ペイントの種類(車両ペイントのみ)
スペックマップを使う場合「spec」
チームにペイントを適用したい場合 「team」
iRacingデフォルトのロゴを付けたい場合「decal」
ゼッケンナンバーを無効にしたい場合「num」
ペイントのみを適用したい場合は「ペイントをした物_カスタマーID.tga」という形となり、車両の場合は「car_カスタマーID.tga」となります。
ペイントファイルの種類
ここでは上記で書いたペイントの種類を詳しく見ていきましょう。
この項目は車両ペイントにのみ適用される項目となるので、ヘルメットやスーツには適用できないので注意が必要です。
spec
ファイル形式 car_spec_カスタマーID.tga
このファイルはスペックマップファイル.mipを出力するために必要になるファイルです。.mipファイル生成後はこのspecファイルはフォルダから削除して下さい。.mipファイルはspecファイルを基に生成される性質上、specファイルがフォルダー内に存在する限り新しい.mipファイルを既存の.mipファイルに上書きしても新しいものに更新できなくなります。
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team
ファイル形式 car_team_カスタマーID.tga
このファイルでは個人の車両ではなくチーム車両へとペイントが適用されるようになります。
decal
ファイル形式 car_decal_カスタマーID.tga
機能としてはPaint Shopにて設定したスポンサーロゴを表示をペイントに反映できるようになります。
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以前は車両に掲載されているロゴを全て非表示にする機能として使われていましたが、現在ではテンプレートファイル内のレイヤーで全て制御できるようになったので使う機会がほとんど無くなりました。
num
ファイル形式 car_num_カスタマーID.tga
Paint Shopで設定したゼッケンナンバーを無効にした状態でペイントを適用したい場合はこの形式になります。自分オリジナルのナンバーデザインを使いたい場合などに使用します。
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このようにペイントファイルが存在しますが、今後ペイント作業を行う上で覚えておく必要があるのは「spec」のみです。
理由としてはこの後説明する「Trading Paints」という外部サービスの存在が大きいです。なのでここで説明したペイントファイルの種類はあくまで知識程度のものとして覚えておいてください。
3.Trading Paintsの導入とその機能

高度なペイントを行う上で画像編集ソフト以外でも必須に等しいものが存在します。それは「Trading Paints」というサービスです。
先程の項目で説明していたペイントファイルを目的の場所に保存すると自分の画面上ではカラーリングが反映されるものの、他の人から見た時にはPaint Shopで設定した簡易的なペイントの状態で映ってしまい、折角時間をかけて作ったカラーリングも誰の目にも映らないということが起きてしまいます。
なぜそうなるのかというと、そもそもiRacingにはカラーリングを自動で共有するといった機能はサポートされていません。その為上記のようなことが起こってしまうのです。レース毎に出走するユーザーからカスタマーIDを聞き出し、ペイントファイルを受け取り反映するということが出来れば解決する問題ですが、現実的とは言えません。
このTrading Paintsはそのような問題を解決するために生まれたサービスでセッション内の車両、ヘルメット、スーツの自動共有やTrading Paintsサイト内で制作したカラーリングを公開してユーザー間でのカラーリング共有をすることも出来るペイントコミュニティとしても機能しています。
Trading Paintsへのアカウント登録
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Trading Paintsのアカウント登録にはiRacingのカスタマーIDが必要となります。必要な情報を入力したらアカウントを有効にするためのURLが送られてきますが、これはEメールアドレスには送られずiRacingのプライベートメッセージに送られます。
iRacing Forumの上部タブ「Hot Links」内の一番下「Old Forum(Read-Only)」にアクセスします。Old Forum上部のMessageタブから確認してください。
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Trading Paintsからソフトウェアをダウンロード
アカウント登録が完了したら次はソフトウェアのダウンロードを行います。
TradingPaintsサイト内の右上にあるアイコンから「Install Downloader」を選択し「Trading Paints Downloader」をダウンロード、インストールを行います。

インストール後にソフトウェア内の「Advanced Options」の一番下にある「Keep my paints synced from website」のチェックをONにしておくとiRacingUI上でカラーリングを見ることが出来ます。
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Trading Paintsにペイントファイルをアップロードする
アカウントが有効になったらペイントファイルをアップロードしてみましょう。サイト内上部右上にある「UPLOAD」または「My Paints」内の「What I'm Racing」からカラーリングをアップロードします。
使い分けとしては「UPLOAD」からはコミュニティ向けに、「What I'm Racing」は自分の車両のカラーリングをアップロードするものだと思って下さい。
なおTrading Paintsでアップロードするペイントファイルの名前はペイントファイルの命名規則に従ったものである必要はありません。何故ならTrading Paintsが自動的にファイル名を命名規則に従ったものにリネームしてくれるからです。
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コミュニティに向けてなのか自分の車両に向けてなのかを目的に合わせて選択する

この欄の「Upload a Paint」は「UPLOAD」と同じページに飛ぶ

Trading Paints上でのspec team decal numの扱い
ファイル名を自動的に命名規則に従ったものにしてくれるTrading Paintsですが、正しい場所にアップロードしなければ正常に適用されません。
さらに有料版のTrading Paints Proに加入しないと利用できないものもいくつかあります。
無料でも使えるもの
spec、team
Proに加入しないと使えないもの
decal、num
specファイルを適用する
specファイルのアップロードは.mipファイルをアップロードします。
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teamを適用する
teamを適用する場合は「What I'm Racing」からのみアップロードが出来ます。目的の車両を選択し、ページを下の方までスクロールしていくと自身が所属するチーム一覧が表示されます。そこからカラーリングを適用したいチームの「OPTIONS」からペイントファイルをアップロードします。
ただしチームのカラーリングを変更できるのは自身がチーム管理権限を持つチームに限ります。
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Trading Paintsで出来ること
始めにお伝えしたようにTrading Paintsはペイントファイルを自動で共有することが出来るようになるサービスではありますが、それ以外にもいくつかの機能があります。
ユーザー間のペイントファイルの自動共有
Trading Paintsを使用するユーザーの間でペイントファイルを共有する機能です。コース上の車両、ヘルメット、スーツのカラーリングの共有、反映させることで自分のカラーリングを他のユーザーにも見せることが出来ます。

ペイントファイルの公開と適用
自分の作ったカラーリングをTrading Paintsサイト内で公開することが出来ます。また他のユーザーが公開しているカラーリングを自分の車両に適用することが出来ます。
サイト内「Showroom」の「Explpre Paints」からお気に入りのカラーリングを見つけてレースに参加してみましょう。
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出場するレースシリーズ毎にカラーリングを設定する
IMSA関係のシリーズやリーグ戦などに合わせたカラーリングをアップロードしておくことが出来ます。
IMSAイベントではデカールがIMSA仕様になったりナンバーボードが車両に追加されるので、この機能を使えばそれらに合わせて先にカラーリングを用意することが出来ます。

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Paint Builderを使ってカラーリングが出来る
Trading Paints Proに登録することでTrading Paintsサイト内でカスタムペイントが作成できるようになります。
この機能はPhotoshopやGIMPと違い、iRacingのカスタムペイントに特化したサービスになります。なのでがっぞう編集ソフトを使用するよりも手軽に作業が行えます。
iRacingでカラーリングをするのに必要なものと覚えておきたいことと題して書いてきましたが、いかがだったでしょうか?
私自身iRacingでカラーリングを始めて7~8年程になるのですが、よく知らない機能などもあり良い勉強の機会となりました。
一応執筆時点で最新の情報をまとめたつもりですが、違う所などありましたらご連絡ください💦
ただ記事内容としてはまだ準備が終わった段階までですので、次の記事ではカラーリングを始めてからのお話をまとめたいと思います!
あと私しーなありさもTrading Paintsにカラーリング公開してますのでよろしければフォローとカラーリング使って下さい!よろしくお願いします!!
https://www.tradingpaints.com/profile/208052/Yusuke-Nodake