パワーアップした娘とのウルトラスーパーデートDX
先日ひさしぶりに1歳10ヶ月の娘とデートした。
とくに意図したわけではないけど、初デートと同じ場所、大阪の暮らしと科学とアイデアの殿堂《グランフロント大阪》へ赴いた。
グランフロント大阪に『キドキド』という、おもちゃやボールプールやアスレチック等、楽しい森羅万象が凝縮された亜空間めいた場所があって、そこに行った。
最初は、「ハイハイ・ヨチヨチゾーン」でしか遊べなかったのに、いまではほぼ全エリアで遊べる。すごい。
ボールプールとか滑り台も怖がらない。滑り台は滑るたびに「もっかい!」とねだるので気が済むまですべらせる。
娘が滑り台を滑る様子は動画に収め、親族にシェアした。
まだまだ素早くダッシュしたりできるわけではない小さな子どもが、高速で滑走する様子はめちゃめちゃ面白いし、それができるようになって、しかも楽しめるようになってることがむちゃんこ愛しい。
そのあとも目に付く全おもちゃで遊んだ。前は目に付くものをつかんだりたたいたり転がしたりするだけだったけど、今は、機能を理解していろいろ試そうとする。
上に乗って遊ぶ小さなバケツにヒモがついたおもちゃがあるんですけど、それを首から下げてて、間違ってるんだけど間違ってないよな、と思った。遊びに間違いなどない。
正直、今日のキドキドは年末ということもあってかめちゃめちゃ人が多く、娘も最初おそるおそるという感じで遊んでいたのだけど、時間が経つほどにどんどん笑顔が増えてキラキラした目でぼくを見てくるようになって、ぼくもうれしかった。
お昼ご飯前に行ったので、遅くなる前に出ることにしたんですが、「そろそろ行こか」といっても、「いかない」と首をふってきかなかった。
仕方がないので、だっこして辞去したけど、「あそぶ! あそぶ!」とすごい泣いた。
すごく楽しいことがあってそれが終わるのがいやで泣く、というのが眩しくて、泣き顔に申し訳なく思いながら同時に、すごいなぁ、と思った。
おなかは空いてるはずの時間なので、「ご飯食べに行こ! 食べ終わったらクッキー食べよ!」と言うと、「ほんとに!」と嬉しそうな顔。よかった。
ごはんの後、約束通りクッキーをあげた。おかあちゃん手作りの、娘お気に入りのおからクッキーだ。
「おいしーね!」と言いながらニコニコ食べる娘。
あんまり食べ過ぎると、晩ご飯食べられなくなるので、何個か食べたあと「もう1個だけやで」と言いながら1枚渡した。
だいじそうに、何口かに分けて食べ終えてから、娘は「もういっこ!」とぼくの言った言葉を真似して言った。欲しいものがあるときの学習能力すごい。
「さっきの最後! おしまい」と言うと「おしまい……」と残念そうに眉根を寄せる。
か、かか、会話ができている。
まあ、この日1日、細かい娘に関するインシデントは6万5000個くらいあるんですが、ここまで書いたような、娘がぐずったりして困るような場面も含めて全てにおいて「おお……去年ここへ来たときには無かった瞬間……!」というものであり、全部かわいかったです。
何度でも何度でも言うが、娘とデートするの最高です。