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はじめて音楽で泣いた日【Mr.Children】

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ニシエヒガシエ
LOVEはじめました
友とコーヒーと嘘と胃袋

大学時代に好きだったMr.Childrenの楽曲たち。
もちろん、今でもこの曲たちは好きだ。
ただ、1人で尖ろうと必死に聴いていた気がする。

本当にあの時は自分を肯定できず必死だった。

何かを成し遂げたいけど、過ぎていく日々。
届かない、独りよがりな片想い。
違和感があっても「仕方ないか」で終わる毎日。

誰にも言えないその気持ちを救ってくれたのが、Mr.Childrenの尖った音楽たちだった。LIVEにもたくさん行った。

でも音楽を聴いて泣くということはなかった。

月日は流れ、あるLIVEに行った。
しかも、そのLIVEで泣いた。

それがミスチルの30周年ライブ、半世紀へのエントランス。

このLIVEは特別だった。
コロナが明けるかどうかくらいの時期で、LIVEが開催されるかどうかもわからない。
ミスチルファンもソワソワしていた中で発表されたLIVE。

そんなLIVEということもあり、このLIVEは
自分にとって1番大切な人といこうと決めていた。
その夢が叶うことになる。

LIVEが始まる。
久々のLIVE、ミスチルの周年ライブ、そして大切な人が隣にいる。
これ以上に素敵な空間はあるのか、と思えるくらいだった。

そして、気づけばある曲で泣いていた。
それが、「僕らの音」だ。

僕らの音が収録されている、Mr.Children  「I love U」

この曲は昔から好きだったということではない。
むしろアルバムを聴いてても飛ばしている曲だった。

なのに、どうして。
気づけば涙が出て止まらなかった。
自分でもわからない、とにかく涙が止まらない。

久々のLIVEだからか、大切な人と聴いているからなのか、
はたまた違う理由なのか。

でも歌詞にある通り
「理論や知識にもとづいたもの」ではない何かが、
心の中の自分でもわからない、いや、隠していた感情に語りかけて来たのだと思う。

でも、あの瞬間。
確実に心を揺さぶられていた。

それから音楽で泣けるようになった。
好きな曲・大切な曲も変わってきた。

この経験から分かったことがある。
音楽は誰と聴くかで変わる。
その瞬間で変わる。

だから、その瞬間瞬間の感覚を大切にしたい。
そして、瞬間を彩ってくれる音楽は大好きだ。

これからも、もっと大切な音楽が増える人生になるといいな。

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