愛とは何か、教えてくれる物語【Mr.Children 『here comes my love』】
here comes my loveは、ミスチルの隠れた名曲。
この曲を聴くたびに、愛とは何かを考えさせられる。
愛はエゴだと思う。
あの子を支えたい、幸せにしたい。
想っているからこそ、抱く気持ち。
でも、それ自体が自分の幸せだったりする。
あの子を知りたい、自分を頼ってほしい。
必死になって、気づけば独りよがり。
この曲の主人公も最初は必死だ。
荒れた海原を進むように、「君」の隣に行くために必死になっている。
そして隣にいても、不安になる。
本当にこの想いは正しいのかな、君は幸せなのかな、と。
そして、最後には気づく。
大切なのは触れ合いではない。
手を繋いでいなくても、君が道を間違えないように、
心だけでも隣にいること。
そして、独りよがりじゃない。
君と一緒にたどり着くこと。
それが愛なんだと。
here comes my loveを聴くたびに、
主人公のように人を愛せているかなって考える。
相手のことを想っているつもりでも、
それは独りよがりじゃないかな。
ちゃんと導いているのかなって。
でもね、思うんだ。
どんなに悩んでも、苦しくても。
手を繋いでいなくても、一緒にそばにいる。
この気持ちが大事なんだって。
淡い希望をたくさん詰め込んで。
導いて、導きあって、一緒に悩んで。
時には笑いあって、泣きあって。
そうすれば
いつかきっと、僕らたどり着けるよね。
こんな気持ちを感じさせてくれる。
ミスチルって本当に偉大だと思う。
ありがとう、桜井さん。
ありがとう、Mr.Children。
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